テラーノベル
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⚠口調間違い(有かも)⚠
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読書をしていたら結構な時間帯になってしまっていた。
「…そろそろ寝ないとですね。」
隣で明るく光っていたライトを暗くし、ベッドの毛布に潜り込んだ。
季節は12月。
毎日寒さに凍えそうになっている。
目を瞑り、意識が消えかけていた瞬間。
廊下の方から微かに足音が聞こえた。
その音の犯人は鳴らさないよう気をつけているようだけれど…
生物上、音を出さずに歩くのなど不可能。
小さくぺた…ぺた…と聞こえる
「…誰でしょうか…」
こんな夜に。何の用で。
そして誰が。
気になった僕はジリジリと警戒しながらドアへと向かう。
音がドアの目の前でスッと消える。
ゆっくりとドアノブが捻られ、そこにいたのは__
「……」
「…いない、?って!うわぁぁぁぁぁッ?!?」
静かな部屋に響く大きな声に若干耳がやられてしまった。
「……なんの用ですか。」
「エスさん」
ジトリとした目で見つめると、エスさんは、あはは…と頬をポリポリ掻いた。
「いやぁ…!起きてるとは予想外…!」
「はぁ…今日はたまたまです。いつもは早めに寝てます。」
本当に…この人は何をしに来たのでしょうか。
僕は溜息をつき、ドアノブに手をかけた
「…僕はもう寝るので。早く自室に戻って下さい。」
「えぇ?!まだ話が、って!ちょっと閉めないでもらっていいですかぁぁぁぁ?!」
ほんとに、近所迷惑な人だ…
これで僕が怒られたらどうするんですか、
「…要件は。」
「…へ、?」
流石の僕も少し苛立ち、強調しながら再度言い放った。
「”要件は何ですか?”と聞いているんです。」
「ひぇ…」
一瞬体を縮ませたが、これで黙り込む人ではない。
「えぇっとですね…」
「ちょっと見てほしいものがありましてぇ…」
「…」
「……そこまで、一緒に行きません?「行きません」
まさかの即答ですか?!とまたつんざくような大きな声を出された。
そろそろガムテープで口を固定しましょうか…
「ほんとに!!ここからちょっっっっっと歩くだけだから…!!」
「行きません。僕は寝ます。」
「お願いですよぉぉぉ!神様仏様カンナ様ぁぁぁぁぁ!!」
苛立ちがもう呆れに変わってきた。
このまま放置していても、この人はずっとここで駄々をこねるでしょう。
「…本当に。すぐ帰ってこれるんですか?」
シュンッと凄く早いスピードで正座の体制になり、うんうんと必死に頷くエスさんを見て、僕は再度溜息をつく。
「…わかりました。」
「…!よっしゃッんぐ…?!」
エスさんの口を手で覆い、叫べないようにした僕は、指を3つ立てた。
「条件は3つあります。」
ゴクリ…と唾を飲み込み真剣な様子でエスさんは聞き始めた。
「1つ目は騒がないこと。」
「2つ目は終わったらすぐに帰ること。」
「3つ目は…」
…僕がいうのに詰まっていると、エスさんは頭をこてんと傾げ、不思議そうに見つめている。
「……絶対に…」
「?」
「…僕から、離れないで下さい…。」
「…ぁ、え…?」
凄く困惑している様子だったので、僕は少し焦りながら弁解した。
「いや…先程まで少し本を読んでいたのですが…」
「予想以上に……こわくて…ですね、」
そう気まずそうにいえば、エスさんは口をもごもごとさせ、ぎゅっと抱きついてきた。
「もちろん!!一生離しませんよぉぉぉぉ!!」
「一生は困ります。」
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初めてだからちょっと変なとこあるかも…!!
ごめんよ…
コメント
9件
ふたりともてぇてぇすぎる😭😭😭😭💖💖 せゆちゃんの語彙力やばすぎるしめっちゃよみやすい!!すきです!!!(は
怖がってる!!かわいい!! てか語彙力ほんとにすごすぎません?ちょっと分けてください…
ぅぐははぁああッッッッ!!!!!!! やべぇ、本でこわがるかんなかわええぇえ………!!!!