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あぁー、お腹すいた。
ガラガラ
医者 「ご飯の時間だ。チューブを使って食べる。」
チューブ?まあいい、早く済ませて。
医者が細いチューブの先端に何かを塗り、僕に近づいてくる。
正直怖かった、僕は目を瞑った
医者は僕の鼻の奥までチューブを入れ、何かを流し込んだ。栄養剤だろうか、わからない。
鼻の奥がツーンとし、嫌な感覚だ。痛い。
終わると、医者は急いで片付け、1回病室を出る。すぐに戻ってきた。
医者 「気づいたか分からないが、君は1人でトイレができない。
だから目覚める前にオムツを履かせておいた。定期的に看護師が来るから
変えてもらってくれ。便秘にならないよう気をつけてはいるが、なってしまった時は
対応するから安心していい。」
なんだよそれ。惨めじゃないか。オムツ?もう高校生になるんだぞ。ふざけるな
僕はイライラが止まらなかった。頭の中がぐちゃぐちゃになる。
その時病室のドアが開いた。
慶太 《けいた》「おい!お前何やってんだよ!!学校来ないからサボったかと思ったら
こんなことになりやがって!お前ならできるだろ!直してくれよ!!」
朝LINEを送ってきた友達の慶太だ。
僕は返事をしたかった。でもできない
医者 「少し話をしようか。」
慶太と医者が何か話している。僕のことだろう。
話し終えたと思ったら医者は出ていき、慶太が泣きながら僕の手を握る。
慶太 「優希、俺お前が居ないとつまんないんだ。待つから、いつかまた、、
遊んでくれよ、、前みたいに、、」
慶太はしばらく泣き止まなかった。
僕の心も痛かった。