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フレデリクはなぜかジークハルトに冷たい態度を取ることが多い。
彼に非がなくても、こんなふうに責め立てているところを時間戻り前にも何度か見た。
(優しいお兄さまが、こんなひどいことを言うなんて……どう考えても、ジークハルトは悪くないのに)
「父上。このさいだからはっきりとさせましょう。不手際の責任を取って、ジークハルトを……」
「今宵はめでたい建国祭だ、処罰は追って科す」
フレデリクのそしりを遮り、確固とした口調で皇帝が場を制した。
それを受けてフレデリクは黙り込んだが、目つきだけは変わらず険しくジークハルトを睨み続けている。
「わかりました。ここは引き下がります。ですがその男をいつまでも重用すると、いつか後悔しますよ」
そういい残し、フレデリクは大広間を足早に出て行った。
皇帝は息を吐くと、呆れたように肩を竦めた。
「アンジェリカよ。急ぎ、着替え************************
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