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処刑寸前、マディが放った言葉通り、アンジェリカはワガママで脳天気だった。
しかしアンジェリカも以前のままではない。
(だって愚かで世間知らずで、ワガママで脳天気なままでいたら身の破滅を迎えてしまうでしょう?)
アンジェリカは自分を変えるため、最大限の努力をするつもりだ。
そしてマディを見極める。専属侍女としてふさわしくない言動を取れば切り捨てる。そう考えていた。
アンジェリカは自分の姿が映る鏡に視線を戻した。
父皇が毒殺され、犯人として地下牢に入れられ、その地下牢から回帰し、馬に蹴られそうになり、父皇が暗殺され、また回帰し──
ひとまず心配事がない状態で椅子に座れるのはいったいいつぶりだろうか。
大きくため息をつくとポケットに入れた魔石同士が当たってコツコツと音を立てた。
取り出して手のひらに乗せてみる。
形も色もそれぞれで、どれひと******************
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