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「んッ…」
今まで感じたこたことの無い柔らかさに反応し
朝という訳でもないのに起きてしまった。
「ここ…どこ…?」
起き上がってみると
全く知らない場所だった
窓が1つ
ベッドが1つだけのシンプルな部屋
でもこんな所に見覚えはなかった
「、!お金ッ…」
まず最初にお金はどうなったかと心配した
怪我をしていてもお金さえあればいいんだ。
が
「!」
「無い…」
どこにもお金は無かった
多分これは誘拐になるのだろう
その際に奪われたのか…?
なんならここは独房なのかもしれない…
「ッ…」
「逃げないとッッ」
無くなったならしょうがないと思い
この見ず知らずの場所から逃げることを選択した
ガチャッ
部屋に鍵は掛かっていなく
すんなり廊下に出られた
周りは見ていなかった
早く家に帰りたいと必死だった
ここでちゃんと周りを見ていたらどうなっていたんだろうか…
「楓?」
「何してるん?」
背後からそう問われた
見つかってしまった
もう逃げれない
名前を知られている
何故?
「ビクッ」
「誰ッッ…」
?「ぇ…覚えて…へんのッ…?」
「え,?」
覚えてない…,?
どういう事だ?
初対面じゃない,?
今まで夜に相手にしていた人だろうか…
「ごめんなさッ」
「分からなッッ…」
?「俺…」
そう聞こえ一瞬混乱した
シャオロンさんは昔夜の相手をした後
路上に放置され気絶していた時見つけてくれ
看病をしてくれた人だ
「シャオロンさんッッ…??」
sya「おん、思い出してくれた,?」
「ッッ!!」
「シャオロンさんッッ!!」
ギュッッ
sya「うぉッ」
俺は思わず抱きついてしまった
そりゃこうなる
だって恩人に会えたんだから
でもこの時俺は自分の現状を忘れていた
俺は今誘拐されているんだ
そんな場所で会った人に抱きついているなんて
sya「久しぶりやな!」
「シャオロンさんッ…!」ギュ…
sya「安心せぇwもう楓から離れんから」
「シャオロンあんなッ」
「俺今誘拐されとんのッ!」
「助けてくれ…へん…」
「…?????」
ここでやっと気づいた
でももう遅かった
sya「お!ちゃんと俺って言っとるな!」
sya「偉い」
「シャオロンさッ…待ってッ…」
「シャオロンさんがッ…なんでここにッッ…?」
sya「…w」
sya「そりゃあ楓のためやからやん」
「ぇ…?」
俺のため…,?
意味がわからへん
混乱しすぎて一人称も戻っとるし
口癖も出てもうてる
「どういうッ…こと,?」
「シャオロンさんがッ…」
「俺の事攫ったんッッ??」
sya「攫ったってなんか嫌やな〜」
sya「楓は俺のもんなんやから」
sya「連れて帰って来ただけやろ?」
俺はシャオロンさんのもの,?
違う
俺は親の物だ
何を言ってるんだこの人は
「ちゃうッ…俺は親のもんやッッ」
sya「…」
sya「なんで分かってくれへんの…」
sya「喜んでくれる思たのに…」
sya「なぁ…楓は俺のもんやろ??」
sya「俺が拾ったあの日から」
sya「ずっと楓は俺のもんやろ????」
「ビクッ」
目が怖い
光がない
なんでや
なんでそうなるん,?
シャオロンさんおかしいで
あの時助けてくれたシャオロンさんはどこに行ったん,?
「俺の事誘拐したんはお前なんやなッ,?」
sya「お前なんて言わんといてや」
sya「さっきみたいにシャオロンさんって呼んでや」
「黙れッ」
「お前はシャオロンさんやないッッ」
「お前なんか嫌いやッッ」
「俺の事唯一愛してくれる親のところに帰らさせてやッ」
「あの人居らんと俺生きてけへんッッ」
sya「…」
sya「俺が本当の愛教えたる」
sya「やから、」
sya「俺を求めてや」
sya「俺が居らんと生きてけへん体になってや♡」
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「誘拐犯」
コメント
1件
好きぃぃぃぃ!!!!!!! 悶えながら読みました、、、 楓君に本当の愛を教えてやって、、シャオロンさん、、 ぁ、でもセッ○スはだめだよ? 楓くんが良いなら良いけど激しすぎたらだめ、おっけー?