テラーノベル
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「じゃあ…すみません、upさん抑えておいてください」
「はいは〜い」
目の前で暴れているmtwがupさんに無理やり抑えられる。心の中ではすごく止めたいのに上手く手が、体が動かない。
助けてくれという目で見てくるmtw、だけど何も知らない俺がupさんたちのやろうとしていることを邪魔なんてしていいのだろうか
俺が何も出来ずに突っ立っていると、upさんに抑えられたmtwにrimrさんがヘッドフォンのようなものをつける
そしてそのまま
『€°○:÷=¥・・☆€>^〆~÷#¥・』
そのまま天使の声が流れ始める。俺達には特に影響はなくそのままmtwの様子を眺めるだけなわけだが…
天使の声が流れ始めるとギュッと目を閉じ、息が段々荒くなっていくmtw。少し経つと手足も震え始める
「ぁ…ぅ….やめ…止め..て」
明らかに辛そうな顔にさすがに罪悪感を覚え、顔を背ける。手を必死に音楽プレイヤーに伸ばそうとするが、何をするのが正解か分からずその電源を切ることが出来ない
『♪×°=×*」々|→€#・÷>:〆\☆¥%○+<』
俺が何も出来ない間にも、天使の声は流れ続ける。しばらくすると、あの時みたいに変化が起こり始める
天使の輪が神々しく輝き、目が赤くなっていく
「ぁ”ッ…ぎィッ…..おねがっ…..助け…」
さらに抵抗する力が強くなったようでupさんも必死で抑えている。…わけだが、こんな様子を見せられてこんな素人な俺が、なにもせずに立っていられるわけがない。
「助けて」と言われたなら、助けて悪いことはない。それに俺は彼に助けられたこともあるわけだし。
まだ流され始めてから数秒しかたっていない。きっとそれでもmtwにとっては凄まじい効果をはっきしてしまうものなのだろう。
俺はその瞬間、rimrさんを押しのけ、音楽プレイヤーの電源に触れ、OFFにする。
聞こえていたであろう天使の声は止まり、mtwの全身から力が抜ける。
「ちょっ…iemn…」
驚いて振り返ったupさん。怒られることを覚悟していたのだが、upさんも少しマズイと思っていたらしく特にお咎めはなかった。
rimrさんもそれは同じようで特になにも言ってこなかった。
「…大丈夫か!?」
mtwに駆け寄り、肩を軽く揺する。一瞬ビクンとはねたかと思うと、ゆっくりこちらを向き、「ありがとう」と言うようにへにゃりと笑う。
その顔は真っ青で汗が滲んでおり、ヤバいということが一目でわかる。それに見てみれば、mtwの右目が赤色から変わっていない…最初天使の声を聞かされていた時は黄色の瞳に戻っていたのに。これは本当にマズイかもしれない。
「…ごめ….mtwちょっと寝たい」
そう言うとそのままフラフラとこの部屋を出ていくmtw。呆気にとられてその場に立ち尽くす俺たち…あのままにしておいたらどうなるかわからないのでupさんが急いで追いかけていく。
「あれ、mtwさんとupさんはどうしたんですか?」
ガチャリ、と扉が開いたかと思ったらそこからmmさんの声。多分upさんたちと入れ違いで入ってきたのだろう。
mmさんはさっきまでの惨状を見ていないのでキョトンと首を傾げ、俺たちのことを見つめているが、俺たちの表情を見て何かを察したようだ。さすが長。
「あー、今日はもう部屋に行って休んでください。夕食は後で持っていきます 」
rimrさんにそう言われ、俺も部屋を出て歩き始める。rimrさんはここでは雑用らしく、後片付けをしてから夕食を持ってきてくれるらしい。本当に感謝だ。
コツ…コツ…と静かな廊下に俺一人だけの足音が響く。遠くまで響いて、そのままうっすら消えていく。そんなのをくりかえしながらただただ目的地へと歩く。
俺がもっと早いうちに…そもそもupさんたちが天使の声を流し始める前から止めていればあんなことにならなかったかもしれないと思うと、本当に悪い気がしてならない
こんな俺を、あいつは許してくれるだろうか
────────────ガチャ
自分たちの部屋なのに緊張しながら入る。そこにはぐっすりと、いびきまでかきながら寝ているmtwがいたわけで…俺は正直ちょっと安心した。
mtwを起こさないように自分のベッドへ飛び込むとわしゃわしゃと暴れる。なんとなくだったがだんだん楽しくなってきてしまい、最終的にはドサッとベッドから落ちる。
「いてて…」
そのままゴロンと体を横に向け、ベッドの外に腕だけ出すと、その腕を上に向ける。2段ベッドの上から垂れている黄色の髪をくるりくるりと指の間で遊ばせる。
ぼーっとしながらそのまましばらく指を回し続ける。夕食が運ばれてくるのを待っているのか、それともこいつが起きるのを待っているのか…
そんなことをしているとrimrさんがドアからひょっこりと顔を出し、「あのー、夕食持ってきました〜!」なんて言いながら、そのまま部屋に入ってくる。
「あ、rimrさん〜、ありがとうございます」
そう言い、体を起こす。rimrさんはそのままその料理を机の上に置くと、「じゃあごゆっくり〜」なんて言って出ていってしまう。さすが雑用…忙しいようで…
その運ばれてきた料理を覗き込むと、野菜やら肉やらいろいろあったが…なんか全部美味そう!さっきでぐったりしていた思考もなんだか冴えてきた!(気がする)
さて、じゃあ窓の外の夜景でも眺めながらディナーといこうかな
コメント
8件
天使の声怖すぎるやろ!?!?mtwさん…ほんとに大丈夫なのか????
来て(大泣き)
mtwが無事でよかったよぉ~~!!