テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
同時刻、🍍視点
🍍「、、、」
何度も見た大量の手紙の封筒
出しては戻して、眺めて考えて、また机に押し込む
手紙を見るのが怖い
どんなことを、暇已(ひまい)🍍は書き残したかったのか
何を今の俺に伝えたいのか
知りたいけど、知りたくない
だってすげぇ怖いじゃん
“暇已🍍”はきっと、今の俺に全てを託す思いで書いたのだろう
俺はそれを受け止められる自信がない
過去を知って、思いを知ってしまったら
偽りの今の俺はどうしたらいい、、?
過去を知って、仕草も、考え方も何もかも知ったふりをしてみる?
でもそれは「ふり」でしかなくて
そいつにはなれない、
📢さんは何も気にしていない素振りだ
俺が何もできなくても
優しく頭をなでてくれる
そーやって、📢さんに触れられて、笑顔を向けられていつも思う
「アイツならどんな反応をするんだろうか」
嬉しそうに笑うのかな
それとも照れて手を払いのけたりするのかな
そんなことばかり考えるせいで、ろくに📢さんの気持ちに応えることもできない
笑顔を向けられてもかえせない、
ただいまって言われても、返答に時間がかかる
暇已🍍なら、、、
それが思考を埋め尽くすから
🍍「、、やめよ、」
結局手紙を見る勇気と出ないから
また机に押し込む
ふと自分の部屋のカレンダーをみる
4月20日 大学
4月の予定はそれしか書かれていない
そっか、俺大学生なんだ
、、、
友達とかって、こいつにはいたのかな…
もう、いっそのこと
姿をくらましてしまいたい
俺ごと、なかったことにしてしまいたい
📢さんが、このままじゃあまりにも報われないじゃないか
捨ててほしい
どうか、あの写真のような笑顔で誰かを幸せにしてあげてほしい
きっと、今の俺では満たしてあげられない
📢さんの隣は、俺じゃ不釣り合い
、、、
ピコンッ♪
🍍「、?」
LINE….?
誰だろう
『今すぐ家でて!!!!!』
え、なになに
誰、?
?「🍍くーーーん!!!!!!」
「お話ししよ!!お願い!出てきて!!!!!」
高い声が部屋に響き渡る
友達….とか、なのかな
🍍「ぇ、、っと、?」
?「っ!よかった!!出てきてくれて(ニコッ」
?「久しぶりやね〜🍍っちゃん!」
1人かと思ったけど、もう1人、家の前で立っていた
俺と同じぐらいの背丈、同い年なのかな
てか、今の声男なんだ、、
🦈「、、、雨海(あまうみ)🦈!🍍くんの大学の親友だよ!」
👑「えぇと、黄純(きすみ)👑!🦈ちゃんに同じく!」
?????
ぇ、何こいつら
親友、?
🍍「、、ぉれ、お前らに記憶無くす前に連絡でも…してた?」
LINEの履歴を見る限り
誰にも連絡していないようにみえたけど…..
口で説明でもしたのかな
🦈「ちがu」
👑「うぇぇっと!!そうそう!だから俺らもう一回自己紹介しにきてん!(笑)」
「ちょっと、、本当のこと言っちゃダメだってば(コソッ」
🦈「ごめんごめん笑(コソッ」
🍍「、?」
ずいぶんと騒がしい
でも
どこか安心する
👑「気晴らしにさ〜?ちょっと遊びにいかん?」
🦈「🦈買いたいものあるからショッピング行こーー!!(グイッ」
🍍「ぉわっ!?今からかよ、、」
👑「いいからいいから!(笑)」
でも今は、その強引さが少し
居心地がいいのかも
🍍「えーっと、、」
🦈「🦈って呼んでくれたらいいよ?」
👑「俺も👑って呼んでな!」
🍍「わかった、、🦈は何買いたいん?」
🦈「ふっふっふっ〜、、ズバリ彼氏の誕生日プレゼントである!!」
👑「え、、まだ買ってなかったん!?」
こいつ彼氏いんのか、
🦈「なにが良いか分かんないから、🍍くんのセンスにお任せしようと思って?」
👑「🍍っちゃんセンスいいからな〜(笑」
🍍「俺任せかよ、(笑」
なんでこいつら、こんな普通に接してくれるんだろう
数分前
🍵「、、、」
ポチポチポチ
『ということだから、🍍ちゃんの家に行ってきてあげて欲しい』
『こじつけでもなんでも良いから、外に連れ出して気分転換させてあげて!』
『あと、俺が伝えたって言ったら📢ちゃんが🍍ちゃんのこと心配してることバレちゃうし、内緒で!!』
『わかった!!!🦈ちゃんも連れてすぐ家向かうね!』
🌸「、、、いけた、?」
🍵「いけたいけた」
📢「スーッ、、スーッ、、」
🍵「めっちゃ寝るじゃん(笑」
🌸「こういう時の📢は無防備でちょっと幼いよな、(笑」