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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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「それじゃあ、出発しましょうか!」


俺達3人が服に着替えてる間にめめさんはすでに出発する準備ができていた。心なしか楽しそうに見える。


「師匠、楽しみなんですか?」


そういうレイラーさんはめめさんが嬉しそうで嬉しそうに口がゆるんでいる。


「そりゃそうですよ!めめ村メンバーがその国にいるかもしれないですし!」

「別に行くのはいいんですが、人間の国はちょっとだけ大変なことがありますよね…」


みぞれさんは少しだけ眉をさげそう呟いた。

その瞬間俺以外の村民が顔をしかめる


「なにかあるんですか?」


俺はさすがにこの光景は異常なため、気になり聞く。めめさんがさっきの笑顔を消し、明らかに面倒くさそうな顔をしている。


「王への謁見があるんですよ。私達旅人なので」

「そうなんだもん…いや、です…しかも私は精霊なので崇められるんですよね…簡単に言うと目立ちます」

「私は逆ですね。基本的魔女は人間の敵なので敵視や、石を投げられます。最悪の時はナイフで刺されましたね〜」

「…」


みぞれさんは鬱陶しそうに、レイラーさんは焦りつつ笑い、めめさんは無言で嫌な顔をする。


「そんなに面倒臭いんですか?」

「はい、簡単に言うなら勧誘だも…です」

「勧…誘……?」

「いえもんさんって案外無知なのだ…ですね」


俺はみぞれさんの言葉や言葉遣いにムッとしたがそれどころでは無い、勧誘って…?


「簡単に言うなら国を守ってくれとか、崇めさせてくれとか、あとは…」

「…無理やり奴隷にされかけたことはありましたね。」

「まあ、その国はもう滅びましたけどね」

「私達めめ村の村民たちでね〜」


明るく話していたが俺はゾッとした。人族が異種族を『手駒』としようとしているのか…と、

俺は最初は異種族が怖いから近づかないようにしていた。人って自分より強い人に逆らうっていう無謀なことするのか…いや、力の差が分からない愚か者かもしれない

ただ、俺は正直人間を毛嫌いしてるからやっぱりとしか思わなかった。


「それと、謁見の間、いえもんさんは単独行動です」

「え!?」


俺も謁見に参加すると思っていた

謁見は大変そうだしやりたくない。ただ、1人は尚更嫌だ。


「なんでですか!?」

「…私は今回不法侵入という形ではいることにしたの」

「え!?」


俺はめめさんの言葉を脳内でリピートする。不法侵入…あまり良い言葉では無いはずだ


「私はめめ村の村民達の魂の形を覚えています。変わってる可能性はほぼゼロです。なら、私はいち早く見つけなければならないので、速攻探しに行きます」

「それに俺がついて行っちゃ行けないんですか…?」

「単独の方が早いです」


ばっさりと言葉を切られ、反論のしようがない。俺はめめ村の顔や名前すら知らない。そんな俺が探すのははっきりいって無謀だ。

理解はできるが納得できない


「みぞれさんは謁見して王のことを調べ、正式に正門から入ってもらって、レイラーさんはその国から一時的に出れなくできるように準備しといてください。私はめめ村のメンバー探し、いえもんさんは裏の市民調査をお願いします」

「具体的に俺は何をすれば…?」


裏の市民調査なんて、殺し屋をやってた時ですら聞いてことがない。いや、今も一応殺し屋と言えるか


「うーん…この国の人間がクズかまともか、それを判断してもらおうかと

…それだけですよ笑?簡単なお仕事です」


めめさんは笑っているが俺には笑っているように見えなかった。今回、俺はひとつの国の命運を握っているのだ…その緊張は俺の体を蝕む。冷や汗がとまらない。


「そんな緊張しなくていいですよ!気楽に行きましょ?」

「無茶言わないでくださいよ…数千人?くらいの命を握ってるんですよ?」

「数千人じゃないですよ〜数十万人です。別名、『人間の楽園』。それくらい人が多いんです。命日になるとも知らずにね…」

「まだ殺すって決まったわけじゃぁ」

「まあ、いいじゃないですか♪」


めめさんがいつもの微笑に戻る。


「それじゃあ行きましょうか」




ここで切らせていただきます!テスト勉強しないとなんで…💦それでは!おつはる〜

一明日を見るためにー

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