テラーノベル
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りょう@オムライス好きです
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#カップヘッド
芝生の反逆者
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Takamagi
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〜アトラ・ハシースの方舟・ナラム・シンの玉座〜
ガキン!ゴキン!カァン!
金属音が、刃と刃がぶつかり合う音が鳴り響く。
片やピンク色に、緑色のファンタジーっぽいとんがり帽子を被り、片や渦巻く混沌の紫に、緑色のファンタジーっぽいとんがり帽子を被った二体の一頭身…
カービィと、シャドーカービィ。その実力、互角。
シロコ*テラー「……一切の互角、流石は先生同士だね」
シロコ「ん……」
カービィ「ふっ!はっ!たぁッ!」
シャドーカービィ「…」
戦況に変化はない。シロコは加勢しようにも、動きようがなかった。なんせ、あのカービィ同士の対決。下手に介入したらやられる。そして、カービィは言った。
「…安心して。必ず勝つから、見てて」
と。しかし…
カービィ「っ!うっ…!」
シャドーカービィ「!」
カービィ「うわぁ!?」
カービィの剣の隙を突いて、シャドーカービィが峰打ちで両刃剣を弾き飛ばす。そして、そのまま回転斬りをノンチャージで放ちカービィを大きく後退させ、膝を突かせる。
カービィ「ぐっ…(なんだ、今の一撃…ノンチャージで大技を…!?)」
シャドーカービィ「…」
シロコ*テラー「……先生、先に崇高を始末しよう」
コクリとシャドーカービィが方向をシロコの方に変える。そしてコピー能力もチェンジ。探検帽を被って、ラッパ銃を構える。コピー能力『レンジャー』だった。
ラッパ銃の銃口に、エネルギーがチャージされた。
シロコ「…!!」
シャドーカービィのレンジャーのラッパ銃の銃口から『スーパーめちゃ溜めショット』が放たれる。しかしその瞬間!
カービィ
「シロコッ!危ないっっ!!」
ドゴォォォォ!
カービィ「…シロ…コ…だいじょう…ぶ…?」
シロコ「ん…!先生!!私は大丈夫…しっかりして…!」
なんと、シャドーカービィの『スーパーめちゃ溜めショット』をカービィが代わりに受けた。カービィは意識が朦朧としていた。
シャドーカービィ「…」
そして現るは……謎の白い人物。それは無名の司祭。
無名の司祭「残念だったな。お前が生徒だと思い込んでいるそれは、崇高を宿し顕現した神格だ。ただ消費され、祀り上げられ、やがて忘却される…
物語とは脆く、不完全で歪なものだ。つまりは無駄なことなのだシャーレの先生。貴様の守ろうとした生徒との青春なんてものは容易に反転する幻想に過ぎんのだ」
カービィ「っ……それはぁ…違う!!」
BGM:未完/ラストソング
カービィ「生徒が神格だとかなんだとか……そんなの関係ない!シロコも、ホシノも、アリスも、サオリも、ミヤコも…このキヴォトスで生きる誰もが!この世界の往く主役、自らの物語を歩む主人公だ!」
カービィが立ち上がって、声を上げた。まだそんな力があったのか。
その時…
バンワド「カービィ!」
セリカ「シロコ先輩!」
バンワド、デデデ大王、メタナイトの残りのシャーレの先生と、セリカ達がやって来た。
シロコ「皆…!」
カービィ「…遅いよ!ワドルディ、デデデ、メタナイト!」
デデデ大王「俺様達が遅いんじゃない、お前が早いんだ」
カービィが立ち上がる。その際、デデデ大王が「これ食って回復しろ」と言ってマキシムトマトを渡しカービィが食べ、完全回復。
カービィ「もう一人の、僕!君も僕なら知っている!シロコの笑顔は…とてつもなく最高なものだと!」
シャドーカービィの方を向いた状態から方向を変え、シロコ*テラーを指刺す。
シロコ*テラー「ホシノ先輩、ノノミ、セリカ、アヤネ…先生……」
シロコ*テラーが涙を流し始める。抑えていた感情が爆発したようだ。
瞬間、シャドーカービィのラッパ銃が降ろされる。
カービィ「…もう一人の僕…いや、シャドー!!」
無名の司祭「!?ありえん!すでに死んでいるはずの肉体が自我を取り戻すなど!理解できぬ理解できぬ理解できぬ!!!」
シャドーカービィ「…誰が、死んでるって?」
シャドーカービィの混沌とした紫色の身体が、灰色に変化。
シャドーカービィ「勝手に亡き者扱いは、困っちゃうなぁ…僕も!」
シロコ*テラー「せん…せい……!?」
無名の司祭やシロコ*テラーはカービィが死んであの姿となっていたと思っていた。しかし違った。死んだと思われた瞬間から存在が変化し、シャドーカービィになったのだ。
メタナイト「シャドー、ようやく我を取り戻したのだな」
シャドーカービィ「あったりまえだよ!そして久しぶりだね、3人とも!」
そして、シャドーカービィがシロコ*テラーに歩み寄る。
シャドーカービィ「……ごめんね、心配かけちゃって。僕は、今、生きてるから。安心して」
シロコ*テラー「…!先生…!!」
そのままシロコ*テラーはシャドーカービィを持ち上げて抱きしめた。
無名の司祭「シャーレの先生!お前は何故立ち上がれる?何故そんな奇跡を起こせる!?何故生徒のためにそこまで!貴様は一体何者だ!?」
カービィ「僕…僕は…!」
「はるかぜとともにやってきたたびびと、だ!」
その時、アトラ・ハシースの箱舟が揺れた。
デデデ大王「うおわ!?」
ホシノ「うへ、なになに!?」
メタナイト「アトラ・ハシースの箱舟が揺れている…崩壊を始めた!プレナパテスのシャドーが保っていたのだ、形が崩れていく!」
セリカ「ちょ、どうするの!?これ!?」
カービィ「えーっとえーっと…」
悩んでいた時、リンから無線機を通して声が。
リン『先生、脱出シーケンスで、生徒達を地上に!』
カービィ「脱出シーケンス…わかったよ!」
シッテムの箱を取り出す。脱出シーケンスの適応内は、生徒達と自分たちだ。しかし、回数は23回。
カービィ「……」
そして、シロコ達やナラム・シンの玉座に乗り込んでいた生徒達に脱出シーケンスを使用。残り5回。
カービィ「…デデデ、ワドルディ、メタナイト……」
デデデ大王「…わざわざ俺様達もか」
バンワド「ありがとう、カービィ!」
メタナイト「無事を祈ろう」
3人にも脱出シーケンスを使用。残り2回。
カービィ「…」
シャドーカービィ「…いいよ、僕には使わなくて」
カービィ「……いや、使う!」
シャドーカービィ「あちょまっ」
迷いも一切無く、カービィがシャドーカービィに使った。脱出シーケンス残り1回。
シロコ*テラー「………先生」
カービィ「君もだよ」
シロコ*テラー「でも、先生が…」
カービィ「大丈夫。絶対生きて地上に行くさ!」
シロコ*テラー「…わかった、信じる」
脱出シーケンスをシロコ*テラーに使った。残り回数、0回。
〜地上〜
デデデ大王「うおっと」
バンワド「わわ!?」
メタナイト「………」
シャドーカービィ「ほげっ」
地上にはそれぞれデデデ大王、バンワド、メタナイト、シャドーカービィがそれぞれ戻ってきていた。
デデデ大王「地上に戻ってきたな」
アコ「先生方、ご無事だったんですね」
デデデ大王「お、アコ」
既に地上には生徒が一通り揃っていた。
ヒマリ「…デデデ先生、カービィ先生は?」
デデデ大王「ああ、カービィか?」
デデデ大王が空を見上げた。するとそこには、なんと黄色い流れ星が…?
デデデ大王「たぶん、アレだ」
ヒマリ「たぶんって…」
メタナイト「きっとワープスターを呼んだのだ、それで帰ってくるのだろう」
ユウカ「………よかった…てっきり逃げ遅れたかと…」
そして、ワープスターが着地してきた。その時、だいぶ雑に放り出されたのでずざざざざざざと顔面スライディングして来た。そして、それはユウカで止まった。
ユウカ「っ…カービィ先生!」
カービィ「っててて…あ、ユウカ〜」
ユウカがカービィを持ち上げた。丁度いいサイズ感。
デデデ大王「薄々そんな気はするが…お前、自分に脱出シーケンス使ってねえな。知ってるけど」
カヨコ「…まあ、カービィ先生ならそうするよね」
アリス「とっても先生らしいです!」
ED:TWINKLING STAR SHOWERS
カービィが帰還。その宇宙には、りゅうせいぐんが流れていた。
コメント
16件
ゴクウブラック:……カービィ、凄いやつだよお前は。 ザマス:自分の命より生徒の命……挑戦者には到底できないであろう事だ。 挑戦者:……カービィ、お前が『ナンバーワン』だ!
メタナイト先生、第3話読了しました📖 今回のエピソード、もう本当に胸が熱くなりました…!カービィ先生が「僕ははるかぜとともにやってきたたびびとだ!」って宣言するシーン、声に出して読みたくなる名台詞でしたね。それと、シャドーカービィが実は死んでいなくて、自我を取り戻してシロコ*テラーに歩み寄る場面にはじんと来ました。最後の脱出シーケンス、自分には使わず生徒たち全員を優先するカービィ先生の姿、本当に先生らしいなって思いました…! 続きがすごく気になります!お疲れ様でした🌷