ALMA(霣斑 遙真)…「」
キフラ…『』
※CPのような表現、匂わせがあります
「ねぇ、キフラ」
「良かったら、なんだけど。僕のマジック練習さ、少し見てかない?」
少し視線を逸らし、ソワソワしながら此方を 振り向く彼女にそう問いかける
『うんっ、良いよ〜!!寧ろ大歓迎!』
「……!ぁはっ、ありがとう」
パァっ、と向日葵のような笑顔をする
彼女の顔はとても美しくて輝かしかった
他愛もない会話をしながら、練習場へと足を進めた
さりげなく手を繋ごうと思ったが、小心者の僕にはそんなこと、とてもじゃないが出来なかった
「じゃあ、今日はそうだなぁ……。またトランプにしようかな。ぁ、スコッチとのマジックもしようかな」
『わっ、ほんと!?楽しみ〜っ!!』
パチパチと小さく綺麗な手で拍手をする彼女
発言も行動も全てが輝いて見える
誇張しすぎだと思われるだろう、けど僕には本当にそう見え、聞こえていた
「僕の手を見ててね。手を開いた状態は何もありません、けど手を閉じて開くと〜……?」
[ピィ〜〜っ!!!]
「ふふっ、なんとスコッチが出てきましたぁ〜!!」
『わぁ〜!!凄い……!私、やっぱりALMAのマジック好きだなぁ〜……っ』
そう楽しそうな反面、少し寂しげに言う彼女
そんな彼女を慰めるかのように、スコッチは彼女の頬にスリスリと頭を擦り始めた
『ゎっ、スコッチ?んはっwくすぐつたいよ〜っ!!』
[ぴぃ〜!!!]
その光景は微笑ましくて、どこか羨ましかった
「……ね、キフラ」
『ん、どうしたの?』
僕は彼女の名前を呼ぶと、此方に目線をあわせようとするキフラに
ギュッ……
「……キフラも、居なくならないでね…ッ」
強く、包み込むようにハグをした
コメント
2件
わ〜〜〜〜〜っっっ…!!!ALMAくん…マジックする前はおてて繋ぐのも出来なかったのにハグ出来たんやね…それほど離れたくない思いが強いということか キフラちゃ離れないで居てくれるかなどうかな〜〜〜