テラーノベル
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「 中也、歯磨いた? 」
『 先刻手前と磨いただろうが 』
「 ふふ、そうだったね 」
「 じゃあ……今日からおやすみの儀式ときこう 」
『 ? 』
『 ……んっ、……珍しいな 』
「 何が? 」
『 額に接吻すんの 』
「 だろう? 」
「 おやすみ、君と居る夜は静かだ 」
『 ……おー 』
_______________
「 今日はよく笑っていたね 」
『 ンだよ、 』
「 ううん、こう見えて私、人の笑顔が好きだから 」
『 ……其の観察眼はもっと別に活かせよ 』
「 おやすみ、隣で眠る時間は心地いい 」
『 ……んっ、……今度は頬か 』
「 親愛の気持ちを込めてね 」
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「 中也はあったかいね 」
『 手前が冷た過ぎンだよ 』
「 じゃあ半分こだね。体温 」
『 ……云い方が気に食わねぇ 』
「 おやすみ、こんな夜が続けばいいね、 」
『 ……ん、 』
『 ……っぁ……髪にも接吻すンだな…… 』
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「 久しぶりに揃ったね 」
『 ……そうだな 』
「 儀式、楽しみにしてた? 」
『 知らね 』
「 ふふ、相変わらずだなぁ 」
「 おやすみ、……そう、願っているよ 」
『 何を? 』
「 君と同じ夢を見れるようにね 」
『 ……っ、鼻に接吻は不意打ちだろうが 』
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「 今日の御飯、特別美味しかった 」
『 手前の好物じゃなかっただろ 』
「 君と食べれば、どんな物でも美味しいよ 」
『 ……あっそ 』
『 ……此の儀式、何か意味あンのか? 』
「 急に如何したのさ 」
『 手前の事だから、絶対裏がある 』
「 ふふ、其れは自分で考えてごらん 」
「 おやすみ、…… 」
『 ? 』
「 ……本当は……ずっと云いたかった事が有るんだけど 」
『 あ?何だよ 』
「 ……否、矢っ張りいいや 」
「 手首出して 」
『 っ……、んっ、おい噛むな 』
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「 ……こんな毎日、悪くないね 」
『 当たり前だろ。同居も手前が云い出した事だろうが 』
「 ふふ、毎日すごく楽しいよ。君と一緒に過ごせて 」
『 ……寝言は寝て云え、莫迦 』
「 ……おやすみ、中也 」
『 ……今日は何も云わねぇンだな 』
「 云ってほしかったの? 」
『 自惚れんな青鯖 』
『 ……手紙になってンだろ 』
「 ん?手紙って、何が? 」
『 はっ、簡単すぎンだよこんな暗号 』
『 おやすみ、太宰 』
「 ……ふふっ、参ったなぁ 」
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「 中也、歯磨いた? 」
『 先刻、手前と磨いただろうが 』
「 酔っててもちゃんと記憶はあるか実験 」
『 今日はあんま飲んでねぇから大丈夫だ 』
『 ちゃんと明日も覚えてるから安心しろよ 』
「 ……はぁ、ほんとに君は…… 」
『 じゃ、昨日の続きだ 』
『 言いたかった事あンだろ 』
「 …… 」
「 ……中也、 」
「 愛してるよ 」
『 ……遅ぇンだよ。ばか 』
「 ふふ、私らしいだろう? 」
『 っ……!ん、ん……っ、ふぁ…… 』
『 ん、ふふ……っ 』
「 ……はい、初キス完了 」
『 てめぇ……っ、俺が返事してからにしろ…… 』
「 君があまりにも愛しいからさ 」
「 ……でも、折角なら聞いてあげよう。返事は? 」
『 ……愛してるよ、太宰 』
「 ふふ、私もだよ 」
[ 愛してるよ、おやすみ ]
コメント
5件
〜暗号のヒント〜 中也の『手紙になってんだろ』の一言に注目! タグに『#恋文』とある通り、太宰はある方法で中也にラブレターを送っていたことになります。 太宰は、『おやすみ』の一言に加え、➕何かを言うのがお馴染みでしたね。(例:君と居る夜は静かだ) では、おやすみの後の言葉を全て繋げてみると……? 答えは返信欄より⬇️
内容を読んだ自分→「まって暗号とか何もわからんかった、悔しい…でも内容良すぎやろ…暗号物語に溶け込ませるの上手すぎる!2人の関係性が微温湯みたいな温度で超絶好きだあ😭😭😭」 タグを見た自分→「“#回りくどすぎだろ”面白wwねこユーレイ節が炸裂してるぜ…‼️(喜)」 3回目を読み終えた自分→「暗号じゃなくてただただいい話と言うことしかワカラナイ…😇」 最高に貴方様と作品に振り回される幸せな30分間を有難う御座いました!!!
あのホントに 尊い がちで 大好きでふこれ 暗号解読するために 5週くらいしました あともうちょい してきます