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#ご本人様とは一切関係ありません
ゆの
156
数日後。
再び病院を訪れたいるま。
診察室には、らんも一緒にいた。
医師「検査結果について説明しますね」
「……はい」
医師「現在、片耳の聴力低下が確認されています。ストレスからくる突発性難聴です。」
「……治るんですか?」
医師「回復する可能性はあります。ただ、経過には個人差があります。今は無理をせず、ストレスを少なくすることが大切です」
「……分かりました」
診察室を出る。
「……らん」
らん「ん?」
「俺、頑張る」
らん「うん」
「またステージに立てるように」
らん「……うん。でも」
「?」
らん「ステージに戻ることより、いるまが元気になることが先な」
「……分かってる」
少しだけ笑う。
その日の帰り道。
いるまのスマホに、メンバー全員からメッセージが届いた。
『おかえりって言える日まで、待ってる』
いるまは画面を見つめて――
「……絶対、戻る」
そう小さく呟いた。
コメント
3件
はい、第13話読みました。 ストレス性の突発性難聴という現実的な診断結果に、胸がぎゅっとなりました。でも、らんが「ステージに戻ることより、いるまが元気になることが先」って言ったのがすごく沁みましたね。プロとしての目標を尊重しつつも、まずはいるま自身の回復を願う距離感。そしてメンバー全員からの「おかえり」のメッセージ…あれは泣けます。いるまの「絶対、戻る」という小さな決意に、私も静かに拍手を送りたい気持ちになりました。