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朝早く、音が鳴る。床に染み付いた俺の血を、静かに拭く。ぐらつく頭を支えながら、インターホン越し、大好きな彼の姿を確認する。嬉しさの余り大きく足音を鳴らし豪快に玄関のドアを開けた。笑顔の俺とは反対に、鼻をすすっている君。少しの間の後、勢いよく抱き付いてきた。震えた声で、 どうしよう。どうしよう。どうにかしてよ。助けてよ。 あの時の俺みたいに、訴えかけてくる。


「大丈夫。ぅ俺が何とかする!」


言い聞かせるように。


「絶対。約束やから。」


染め上げるように。


「…本当に?」


俺のものにするために。


それからは早かった。

警察に通報して両親は罰金、そして離婚。妹さんは近所の人に支援して貰いすちくんと新たな生活をやりくりしている。そんな平和な日々が1週間経ったころ、いつも通り休み時間にすちくんの席に向かう。世間話をしていると、ねぇ。と話始める君。


「 この前のお礼がしたくって。…何かしてほしいことってある?」


してほしいこと。   いつまでも一緒にいてほしい。嫌いにならないでほしい。ずっと笑っていてほしい。構ってほしい。愛してほしい。俺のものになってほしい。色々あるけれど、そうだな…


「じゃあ…俺のこと…もう、」


「殺して…くれる?」


『幸福を』 end.

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コメント

2

ユーザー

しんどーーーーい!でも美味しい…! 物語が淡々と進んでいく感じが救いのなさに拍車を掛けているような感じがしてとても好きです。 何度もコメントしてしまって申し訳ないです💦これで最後にします!!!

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