ナチ日帝です
日帝は女の子だよ
私達が別れて4年後、もう20歳になった。
もう彼の顔や名前も曖昧になり
もう完全に忘れてしまった。
昔の思い出として幕を閉じた。
日帝 「ねぇ、イタ王 」
私はコソッとイタ王に話しかけた。
彼の正式名称はイタリア王国、名前が長いのでイタ王と呼ばれている。
彼の昔からの私の友達だが
今はもう親友だ。
イタ王 「なんなんね?」
日帝 「こ、この人がナチスか?」
イタ王 「そうなんね」
日帝 「ちょと怖いな」
イタ王 「大丈夫、大丈夫!ほら話しかけて」
そう言われコソコソ話を終え、ナチスという人に目を向けた。
日帝 「こんにちは、私の名((」
ナチス 「言わなくていい、もう知ってるからな」
日帝 「….す、すいません」
こ、怖…イタ王くん、よくこんな人と友達だね
ナチス 「はぁ…何故女の子を呼んだ、 イタ王」
イタ王 「えーいいじゃん!すっごく優しいんだよ?この子」
ナチス 「私が女嫌いなのはお前も知ってるじゃないか?」
イタ王 「だからだよ!ナチの女嫌いを無くす為に!」
日帝 「…….ウーン」(汗)
き、気まずい…..私、完全に空気
ナチス 「別に生きてるからいいだろ?」
イタ王 「だ〜〜〜め!」
日帝 「す、すいません…」
イタ王 「日帝ちゃんは、謝らなくていいんよ。
ナチが悪いからね!」
ナチス 「はぁ?」(怒)
日帝 「…….」
ナチス…っか…懐かしいような響だよな。
初めて会った筈なのに….
日帝 「やっぱり、置いておきますか?同盟組むの」
ナチス 「それがいい、まじで」
イタ王 「日帝ちゃんが言うなら…分かったんよ」
この気まずい空気に抜けられる!
ー日帝の家ー
日帝 「…..ふぅ…..ただいま」
言っても意味ないか、親は病気で死んじゃって…それで引っ越して一人暮らし、寂しいな
でもこんなこと言ってる場合ではない!
それに私にはぬいぐるみと言う、可愛い家族がいるのだから!
日帝 「部屋に行こう」
ー日帝のお部屋ー
日帝 「ガチャっとな 」
やっぱり自分の部屋が落ち着くな
日帝 「……. 」(ぬいぐるみを見る)
日帝 「…あれ?」
そういえば昔、お父さんやお母さんが誕生日の時に買ってくれた1つのぬいぐるみがそういえば…ない?!
日帝 「待って?!よく考えれば…思い出す…はず!」
….物置かな?
日帝 「見てみるか」
…行きたくないッ!あそこめっちゃ暗くって怖いんだよな〜懐中電灯持ってくか…
ー物置き場ー
日帝 「ゔっぅ..怖い」
暗いな、懐中電灯持ってきて良かった。
懐中電灯を付けて明るくなった、そしたらぬいぐるみを見つけた
日帝 「あ!これだ、懐かしい〜
汚れちゃってるから洗おう!」
ーお風呂場ー
日帝 「洗お..あれ?このブローチ…」
ぬいぐるみにブローチがくっついていたので取り外した。
ああ、そういえば、昔の友達とおそろにしたブローチ!
日帝 「な、懐かしい!あの子…あのお花畑に出会って、そして段々仲良くなって上げたんだった…元気にしてるかな」
久しぶりにあのお花畑に行きたい、もしかしたら彼がまた居るかもしれない
それに彼は私の初恋の人だった。
そういえばあの子が「2人だけの秘密の場所見たいだね」とか言ってたな
でも隣町なんだよな…まぁ明日は休日だし、行こう!
日帝 「〜〜〜〜♪」
ー翌日、隣町ー
日帝 「えっと…そういえば場所どこだっけ」
日帝 「…何となくで行けるかな」
それで色々歩いっていった。そこには懐かしい建物や場所だらけだった。
日帝 「な、懐かしいな..」
そう思ってたらいつの間にかあのお花畑に着いていた。
日帝 「…綺麗」
やはりここはとても綺麗だった。
昔と変わらず
日帝 「あれ、誰か人がいる」
??? 「…….」
日帝 「だ、誰..ですか?」
??? 「…….ッ?! お、お前は…」
日帝 「あ、貴方って…」
そこには昨日会った、「ナチス」だった。
ナチス 「お前、なんでここにいるんだ?!」
日帝 「そ、そっちこそ、どうしているの?」
ナチス 「…….秘密だ」
日帝 「なら私も秘密」
ナチス 「…….」
日帝 「…….」
気まずい空気が流れる
なので私は、話を続けるように
日帝 「はぁ…久しぶりにここに来たら
どうして貴方が…」
ナチス 「こっちのセリフだ。
せっかく来たのに…」
日帝 「いい思い出が蘇りそうだったのに…
貴方に汚されてしまいましたよ」
ナチス 「…….思い出?」
日帝 「いえ、ただの独り言ですよ」
ナチス 「….なら私の独り言を聞いてくれ」
日帝 「まぁいいですけど」
ナチス 「私、昔ここに女友達がいたんだ
その子とここで出会ってね
仲良くなったんだけど」
…どっかで聞いたような話だな
まぁ気のせいか
ナチス 「私がとある理由で引っ越してさ
彼女を置いたまま、この街に去ったんだ。
彼女は裏切られた気分になったかな…」
ナチス 「約束したのに…な」
そう言って彼は下を向きしゃがんで、花を1輪取った。
彼は何かを思い出すように…悲しい目をしていた。
日帝 「そうなんですね」
ナチス 「…女性を見ると、あの子の事を思い出すんだ。それで胸が苦しくなって
あの子とは一緒に遊ぶ時はここで約束していたんだ」
ナチス 「また彼女がいるんじゃないかってさ、たまにここに行くんだ。
会った時は謝るんだ。ごめんねって」
ナチス 「バカみたいだよな、もう忘れてる筈だ。もう何年も前かの事だからな」
日帝 「…悲しい思い出を持ってるんですね」
ナチス 「まぁ、そんな事になる。 私の独り言を聞いてくれてありがとうな」
ナチス 「ここで私は帰る、いい思い出を邪魔して悪かったな」
と立ち去る、 結構いい人なのかなと思った。組んでもいいかもしれない
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