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悲報 佐藤キレる
「あー!もう!」
職員室で佐藤が叫ぶ
「今度はどうしたんですか?」
「もしかして変なもの食べましたか、、?え、大丈夫ですか?午後持ちますか?」
佐藤に迷惑をかけられている高橋、そして重度な心配性の新田が心配する。
「いや、前の授業のときに1年5組が暴走し始めて、」
〜授業にて〜
「じゃあ一回合わせて歌ってみよう!」
授業では合唱コンクールの練習をしていたところだった。1年生というのもあって普段怒らない佐藤の授業はふざけてもよいとでも思っていたのかもしれない。
「とりあえず男子3列女子2列で並んでみて」
そう言ってもずっとうるさく無駄な時間が多かった。
「適当でいいから早く並んでほしいなー」
1分後 「ちょっと静かに〜」
3分後「そろそろ並んでくんね?」
4分後「おい!いい加減にしろよ?指示をちゃんと聞いて動け、隣はどうでもいいの」
その瞬間生徒たちは、反抗でも誤りでもなく、ずっと黙り込むだけだった。
その中一人だけ「学級委員なにしてんだよ」とつぶやいた。
そのときに生徒同士で喧嘩を始めてしまったのだ。
それに対し佐藤はキレを通りこして静かに
「おい」と言い放った。
その後授業は地獄みたいな雰囲気でいつもなら雑談で授業を終わらせたり、部活の話ばっかりする佐藤が今日は無言だったのだ。
〜現在〜
「佐藤先生が怒ったところ逆に見てみたいです」
久保田先生が言う。
「でも俺ならメンタル折れちゃうかもです」
それに続けて新田がいった。
「いやさ、うるさくされたことにも怒ってたけど一番は周りは見てみぬふりをして学級委員に責任を押し付けてることが問題じゃない?」
(珍しく佐藤先生がまともなこと言ってる)
職員室で話を聞いていた先生全員が思ったであろう。
「なんか失礼なこと考えてた?まぁいいや、このクラスが心配なのよねー、あと俺嫌われてないかな 、どう思う?鈴木先生」
「嫌われるというか怖がられてんじゃないすか 」
「ええええ!次の授業のときどんな顔していけば、、」
「佐藤先生!5組の生徒が反省文と休み時間に取った合唱練習の動画を見せに来たそうです」
副担任の笹川が言う
「聴いてやろう」
班長の一人が言った。
「先生、うるさくしたことと、学級委員に責任を押し付けてしまい申し訳ございませんでした 」
「学級委員の2人に謝った?」
「はい」
「よし、許してやる、」
その後録音を聞いて、佐藤が
「君たち、すごいと思う」
と言った。
「先生の教え方、うまいですほんとに、わかりやすいし」
「あほんと!?」
それから佐藤は上機嫌になりうるさい日々が戻った。
高橋(できればあのままが良かったな)
コメント
1件
ちささん、読ませていただきました!佐藤先生がキレた理由、単にうるさいからじゃなくて「学級委員に責任を押し付ける姿勢」ってところにグッときました。先生のまともな本音が垣間見えたシーン、好きです。最後に生徒たちが謝りに来て、先生が上機嫌になる流れもほっこりしましたが、高橋先生の「できればあのままが良かったな」でちょっと切なくて、あの距離感の描き方がすごくリアルでした!