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くろぬか
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柘榴とAI

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#没入感フィクション
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目を覚ますと、アルカ街の宿屋のベッドの上だった。
最初に映ったのは、銀色の髪、そして、同じく銀色のスパンコールのような美しい瞳。
その瞳は心配そうに私を見つめていた。
「大丈夫か?
マリス。」
「うん…
ずっと…
付いててくれたの…?」
「…あぁ。」
「スキルを使い過ぎただけだから…」
「もう、目を覚さないかと思って…」
彼は私の髪にそっと触れた。
「そんな訳無いでしょ?
眠ってただけで…」
「そう…だね…」
「ゼファー…?」
「あぁ、悪い。
もう大丈夫だ。
逆に心配させたね。」
パッと髪から手を離すと、ゼファーは窓際に歩いた。
「…どうしたの?」
「何でも無いよ。」
それ以上彼は何も言わなかった。
その時、ログが鳴った。
メッセージオンだわ。
『マリス様。
ダンジョン・風鳴きの洞窟クリアおめでとう御座います。
つきましては、レベルアップ講座のご案内を送らせていただきます。
明日、11時より、場所はアルカ街の12-66番地、ギルド・風磨にお越しください。』
とあった。
メッセージオンは、LINEのようにチャットでメッセージのやり取りが可能だ。
今回は運営とのやり取りだ。
メッセージオンのアドレスにちゃっかりESO運営委員会と入っている。
「ゼファー、これ、届いた?」
「あぁ、届いてるね…
レベルアップ講座、ねぇ?」
めんどくさそうに言うゼファー。
「行ってみましょうよ。」
「…いいよ。」
そういう訳で、その日は休み、次の日になった。
「おはよう、ゼファー。」
「おはよう…」
昨日から、ゼファーは元気が無い。
そんな彼を元気づける為にも、私は笑顔で話しかけた。
「レベルアップ講座って何するのかなぁ?
楽しみだね!」
「そうだね。」
レベルアップ講座に到着すると、席はほぼ埋まっていたが、ちょうど2席空いていた。
私達はそこに座った。
『ようこそ、皆様。
レベルアップ講座へ。
わたくし、講師のエリザベスで御座います。
ここでは、レベルアップについて。
新スキルの交付。
ギルド登録について。
そして、ランキング発表。
などを順にご案内いたしますわ。』
白い髪を夜会巻きにした美人だけど、厚化粧の女性が前に立った。
「すごいNPCだな…」
ゼファーが少しだけ頬を緩めた。
なぜか、ほっとする私。
『では、まず、レベルアップについて。
風鳴きの洞窟をクリアした後にレベルが更新されていますわ。
ログをご覧下さい。
風鳴きの洞窟は、レベル1〜8推奨ですわね。
おそらくレベルは5以上になっているはずですわ。』
私はログを確認する。
確かにレベルは6になっていた。
コメント
1件
第10話読んだよ〜!✨ ゼファーがマリスの髪に触れて「もう目を覚さないかと思って」って言うシーン、めっちゃエモかった…😭💕 でもその後すぐ手を離して窓際に行っちゃうのが気になる! 元気ないみたいだし、何か隠してるの? レベルアップ講座の案内来て、現実のゲームっぽいシステムも面白いね! 次の話も楽しみにしてるよ〜⋆♡