注意事項
・この作品はwrwrd様の二次創作です
・軍パロ
・Not腐
・捏造
・本人様とは関係×
呼び方とか違ったらごめんなさい🙇
ちょい長です
なんでも大丈夫な方だけお進みください
______________
syp「っ、トントンさん!」
tn「おぉ、?そんな慌ててどうしたん、?」
syp「ゾムさんとエミさんが、喧嘩し始めてッ…」
tn「今行く。 」
zmとemが喧嘩なんてしたらemがすぐ負けて終わるだろう。
そんなに慌てるほどか?と思いながら現場に向かう。
zm「っ、!やからずっと謝っとるやん!!」
em「はぁ!?謝ったからって!、!!」
zm「__、!___!!!」
em「______!!___?!」
tn「おぉ…?」
zmとemが喧嘩をするのは珍しい。
ここ2……3?年くらい見たことがない。
小さい喧嘩などはあるけれど、どれも全て楽しそうにしている。
em「っ~、ッ!!」
zm「ッ“…」
tn「!?」
ut「ちょ、ぇ」
rb「ゾム大丈夫か、!?」
emがzmの左頬をぶっ叩いた。
他のやつも流石に手を出すとは思わなかったのだろう。
全員が吃驚していた。
em「、……」
syp「ぁ……」
zm「っ…」
zmの瞳からは涙が溜まっていた。
✱
em「、……」
syp「ぁ……」
zm「っ…」
こちらを見るzmさんは、涙を流していた。
em「…泣かんといてよ、」ボソッ
(私が悪いみたいやんか…笑
sho「…おい、流石にやり過ぎやぞ」
kn「喧嘩の理由は知らんけど、手を出すんはちゃうやろ」
shoやknはzmの味方をするかのように、emの前に立つ。
em「2人には関係無いやん…」
kn「…ぁ゙?」
em「これは”俺”と”ゾム”の話や。部外者が首突っ込んでくんな」
なぁ、
em「ゾムさん?」
zm「……」
zmは俯き、フードを深く被る。
em「はぁ…これ以上ここに居ても気分が悪くなるだけなので、私はこれで」
tn「ぇ、ちょエミさ」
emはそう言葉を置いて、どこかへ行ってしまった。
✱
医務室にはsnと、任務から帰ってきたばかりのniがいた。
zmの左頬は真っ赤に腫れている。
sn「うわぁ~、痛そ~……」
ni「結構腫れてんな…大丈夫か?」
ut「ちゃんと冷やそな…」
zm「……ぉん、…」
sn「…笑何があったの? 」
snはそう問いかける。
sn「言いにくいなら言わなくても」
zm「おれが、…俺が悪いんや…おれがっ」
zmは泣き出してしまった。
大粒の雫をぼろぼろと流していく。
ni「なるほどな…」
ut「あれ壊してしもたんかぁ…」
話を聞くと、emが大切にしていた万年筆を壊してしまったらしい。
その万年筆はemが幹部入りしたとき、俺達全員から祝いとしてプレゼントしたものだ。
しかもオーダーメイド品なので世界に1つだけ。もう二度と作れないものなのだ。
zm「そんなに大事にしてくれてんのしらんくて、あやまったんやけど、ぅ…」
先程のemを思い出してしまったのか、またzmは泣き出す。
あのemは第三者から見ても怖い。いつものあの優しいemはどこへ行ってしまったのだろうか。
tn「おん……」
zmの頭に軽く手を置き、左右に優しく振る。
zm「ぅ゙ッ、ぁ゙あっ、~…」
✱
em「……」
机に置かれた壊れた万年筆に横目をやる。
em「叩いてもうた…」
万年筆から自分の手へと視線を移す。
いくらなんでも叩くのはやりすぎただろうか。
そんなことを思っていても、まだ心の中にはどこか怒っている自分がいた。
em「……はぁ」
部屋の空気がやけに重く感じる。
苛立ちと罪悪感が胸の内側で絡み合って、どちらにも振り切れない。
em「俺、なにしてんねやろ……」
机の上の万年筆は、キャップ部分が割れ、中の金具が少し歪んでいる。
壊れた原因は確かにzmさんだ。
だけど、それでも、あんな叩き方して良かったわけがない。
(…ほんまに謝らなあかんのは
em「俺の方か……」
胸の奥のぐちゃぐちゃが、まだ収まってくれない。苦しい、辛い。
その時、扉が小さくノックされた。
kn「……エミさん、居るんやろ。入るで」
こちらが返事をする前に扉を開けて入ってくる。
em「……勝手に入らんといて」
kn「言うと思ったわ、笑」
さっきとは違う、少しだけ柔らかい表情をしている。
kn「……本気で怒っとったのは分かるけどな」
em「……」
kn「ゾム、ずっと泣いとるぞ」
em「っ……」
その言葉に、胸がズキッと痛んだ。
わかってる。
あの泣き方は、怒られたとかそういうものではない。
“大事にしとったもんを壊してしまった”という後悔。” emに嫌われてしまったかも”という不安からの涙だ。
em「……俺もう、どう顔向けしたらええか分からん」
kn「顔向けできへんのは分かる。けどな」
knは机に置かれた壊れた万年筆へちらりと視線を落とし、静かに息を吐いた。
kn「”向けなあかん顔”は、お前だけのもんちゃうやろ」
em「……どういう意味…?」
kn「ゾムの方が今、もっと顔向けできへん気持ちになっとるってことや」
その言葉に、emの肩がピクリと揺れる。
胸の奥のどろっとしたものが、さらに重く沈んだ。
kn「アイツ、自分が壊したのが悪いって、ずっと繰り返しとった。 けどな……一番怖かったん、お前に嫌われたかもしれへん、ってことやで」
em「……」
手がぎゅっと握り締められる。
あの涙の理由を思うと、呼吸が痛い。
kn「エミさんが何怒っとるかは、俺らも分かる。 大事にしとったもん壊されたら、腹立つんは当然や」
その言い方は、どこか優しく、責める響きのない声やった。
kn「ただな、手ぇ出したのは……お前の”本心”やなかったやろ」
em「……っ」
その一言は、図星すぎる。
刺さるより、抉られる。
em「…俺……ほんまに、なにしてんねやろな…… 」
kn「なら、言いに行ったらええだけや」
em「……今行っても、余計泣かせるだけやん」
kn「泣かせてもええやろ。 “理由が分かる涙”なら、あいつはちゃんと受け止める。 エミさんが向き合ったならもう逃げへんよ」
em「……ゾムさんは強ないで」
kn「せやな笑せやけど……”エーミールに嫌われた”って思わせたまま放っとくんは、一番えげつないぞ」
em「……っ……」
また胸がズキズキして、息がうまく吸えなくなる。
knは小さく笑った。
kn「行けへんのやったら、俺が無理矢理連れてくで?」
em「…行く、」
小さく、しかし確かに返す。
立ち上がった足は震えてた。
それでも扉の方へと、ゆっくり歩く。
kn「医務室におる。ゾムのこと、頼んだで」
em「……分かってる」
廊下に出ると、空気がひんやりしている。
胸の奥の重たいものを抱えたまま、一歩ずつ進む。
医務室の扉が見えてきた瞬間、心臓が嫌なほど跳ねた。
泣いてるんやろか、 俺のせいで。
それでも、扉の前まで来た時には、決意だけはちゃんと胸にあった。
em「……入るで」
扉に手をかける。
✱
tn「……ん?」
医務室の扉が、ゆっくり開く。
入ってきたこはem。
先程よりも顔色は悪く、肩は妙に力が入っている。
気まずさで空気が一瞬ぴん、と張りつめた。
utは冷やしていたタオルを持ったまま固まり、
snもniも、言葉を飲み込んだまま動かない。
(……来たんやな
ゾムはベッドに腰掛けたまま、俯いてフード深く被っとる。
その横顔は見えへんけど、指先はずっと膝をぎゅっと掴んだまま。
その姿に、emは一瞬だけ、本当に、一瞬だけ息を呑んだように見えた。
(そら、きついわな
医務室の白いライトが、2人の間の距離を余計に際立たせる。
emは数歩だけ近づいて立ち止まる。
足音は小さいのに、緊張が空気ごと震わせてるみたいや。
しばらく、何も言葉がない。
(どっちが口開くか…いや、どっちも今は開かれへんか
zmは視線を床に落としたまま、唇を噛んでる。
泣き腫らした目元が赤いのは、誰が見ても分かる。
emはポケットの中でそっと拳を握ったり開いたりしてる。
指先が微かに震えてるのも、ここにいる全員が気付いていた。
utが静かにタオルを置く。
その小さな音だけが医務室に落ちた。
(言葉がなくても、伝わるもんなんかもしれんな…笑
近づきたい気持ちと、近づいたら壊れるかもしれない怖さ。
謝りたい気持ちと、どんな顔で謝ればいいのか分からない戸惑い。
お互い真逆なのに、同じくらい重い。
2人の間には言葉がまだ一個も交わされていないのに、 情だけは、嫌なくらい溢れてるのが伝わってくる。
やがて
emが、ほんの少しだけ顔を上げた。
そして、フードの隙間から、zmもゆっくり顔を上げた。
その瞬間だけで、 この医務室におる全員が息止めたと思う。
(ここからはもう、俺らの出る幕ちゃうな…笑
そう思って、俺はそっと視線を逸らした。
2人の間に流れるものは、 言葉にしたら安っぽくなるような、そんな空気だった。
(あとは、2人でどうにかしていくんやろ
そう信じて、静かに待った。
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リクエストありがとうございます!
zmemの大喧嘩なんですけど喧嘩してるところ全然入れれませんでした……
リクくれた人すみません…🙇
それと、この作品自分で少し気に入ってるとこあってですね
em目線のときにknが「泣かせてもええやろ~~」って言ったあと、emさんは「ゾムさんは強ないで」って言ってましたよね。
knはゾムの”心の強さ”を信じてるから、そう言ったんです。
でもemさんは普段から、他の人よりもずっと一緒にいて、zmが 「打たれ強いタイプ」じゃないって知ってるんですよね。
zmは心が繊細で、本当は強い人間ではない。
だからemさんは余計に自分が叩いたことや怒った姿がzm にどれだけのダメージを与えてるか痛感してるっていうか、まぁそんな感じですわ。
少し長くなっちゃいましたね笑
ここまで読んでくださりありがとうございました!
コメント
4件
四.流大好き人間がでちゃうわ♡♡(きっっっっっs) emサンって怒ったら絶対怖いよね 元国民も現市民も絶対思ってるはず!!!!!!! zmciutらへんって精神弱そうだからそれも含めてすきすぎる emサンがzmサンのこと誰よりもわかってるのやっぱり絆だよね… 私もそんな友達っていうか親友っていうか相棒がほしい!!!!!!!!!
四流の喧嘩か…みんなの知らないゾムさんをエミさんが知ってるみたいな感じでめっちゃいいと思うじぶんがおりますね。大切な物壊されたんか…それは心にくるよな。俺も喧嘩系かきたくなってきた。ぽてさんって運動会好きですか?いつもありがとうございます