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診察室

..どうしよう、…

今私は あの人 と2人きりの空間にいる。…正直恐怖でしかない。

「…聞いているのかい?」

『え、あ….ごめんなさい、考え事してました、….』

「そうかい….で、私が聞いたのは その傷は一体何をしたらそうなったのかな?」

…っ…どうしよう。…山田兄弟から逃げてた。なんて言ったら私だってバレるかもしれない。それだけは絶対にゴメンだ。

私は逃げたから繋げられる言葉を必死に頭の中で探し ひとつの言葉にたどり着いた。それは

鬼ごっこ

だ。小さい子と鬼ごっこしてたら足を捻ってこけた…とか?

…とりあえず私だってバレなければどうだっていい。私の中にはその考えだけだった。

『えっと….近所の子と鬼ごっこしてたら捻って転けちゃって、』

「…..そうかい、それは痛かっただろう。」

寂雷さんは優しく私の足に湿布を貼ってくれた。

「…ところで….」

『はい..?』

「…いや、なんでもないよ。」

…?どうしたんだろう。

寂雷さんは明らかになにか言いたそうにしていたけど、途中で言うのを辞めてしまった。…..もしかしてバレた、?…そんな訳ないよね、?

…どうしよう。

もしバレていたら。そう考えるだけで少し過呼吸気味になった。

「..おや、どうしたんだい?大丈夫かい?」

『あ、…は..い、すいませ…』

「無理に喋らなくていいよ。ちょっと待っててね飲み物を買ってくるよ。」

『え、そ…んな、悪いです、…』

「良いんだよ。子供は大人に甘えておきなさい」

悪いな~…

..まさか、  あの人 に飲み物を奢ってもらうことになるなんて。思ってもみなかった。

..後でお金を払おう。一銭も出さないのは悪い。

『…?』

あれ?病院ってこんなうるさいっけ?

….

……!..

あの人…だ。

私が耳を澄ますと 聞き覚えのある

鼻歌

が聞こえた。…この声、間違いない、

一二三さんだ….

こっちに近ずいてきてる、どうしよう、…

…っ…もしもここでバレて捕まったら?…ゾワッ…

『…逃げよう。』

私は危機感を感じドアをそーっと開け、周りに あの人が居ないかを確認すると

走って寂雷さんのもとへ行き、治療だいの話をした。

すると 「え?治療代?ははっ..あれは私が勝手にやったことだ。いらないよ。看護師にもそれは話してあるから。安心してね。」

『!….ありがとうございます、』

私は治療代の確認をすると診察室とは真逆の方向….出口目指して早歩きをした。後ろから「(名前)さん、そっちじゃないよ!」と足音と声も聞こえるがそんなの無視して外へ出た。

周りからの視線が少々恥ずかしかったが自分の命には変えられない。

そのくらいの恥ずかしさ、命に比べれば小さいもの。

とにかく、逃げれてよかった。

私の頭の中には 安心 とゆう言葉だけが浮かんだ。

…そうえば..家、どうしよう。山田兄弟がまだ居たら….

そんなことを考えると少しこのディビジョンにいるのが嫌になって、シブヤに行くことにした。

久々に乗った電車は静かで沢山人が居て、色んな人がいる。

…あ、ほらあそこには和服の人だっている。

何故か少し、安心した。


シブヤ_

『さて…どうしようかな…』

24時間滞在できて、かつ、個室…

やっぱり…ネカフェか?…

…まぁあそこなら漫画読み放題だしビデオも見れる….

…よし、そうと決まればまずはお昼を先に食べよう!

『どこに行こうかな~..』

シブヤの街は騒がしく、カラフルだ。

ほら、あんなふうにナンパされてる人もいれば逆ナンしてる人もいる。

….あ、そうえばここら辺にカフェ..あったよね。

…1回行ってみたかったし、行こう。空いてるといいな~….

カフェ

カランコロン…

「いらっしゃいませ!何名様ですか?」

『1人です、』

「!…大変申し訳ありません、1人席が空いておらず…全席満杯でして、…少しお待ちいただいても___」

?「あの、ならここにどうぞ。…まぁ小生も座っておりますが…」

「!ありがとうございます、ではお客様、あちらの席へどうぞ」

『えっ…あ、』

私に席を譲ってくれた?..いや、同席を許可してくれた人はさっき電車で見た和服の人だった。

『あ、あの…ありがとうございます..私がここに座っても大丈夫でしたか、?』

「はい、逆に大歓迎ですね(ボソッ)」

『え、今なんて…』

「いえなんとも。」

その人と話している内に色んなことが知れた。 この人は小説家をやっていて、ラップチームを組んでいるらしい。チーム名は  FlingPosse 聞いたことないと言ったら凄い驚いた顔をしていたけどその後すぐに笑顔に戻った。

「..ところで、お名前をお聞きしても?」

『あ、すいません…なのんないで座っちゃって….私は如月(名前)って言います、』

「!…..ほう、…小生は如月 幻太郎と申します、…もしかしたら親戚かもしれませんね」

!..すごい、初めて同じ苗字の人に出会った、

私はね驚きが隠せず

『す、すご…』

と言ってしまった。あっ…と口元を抑えた時にはもう遅く 幻太郎さんは面白そうにクスクスと笑いながら

「まぁ…嘘ですけど」

と言った。

『え?!』

「小生の名前は 夢野幻太郎です」

『嘘だったんですか、?!』

しんじだ自分が恥ずかしい、…

その後話は続き、また喋りたいから連絡先を交換しよう。と言われ私も楽しかったので即了承した。

…そうえばラップチームを組んでるって言ってたけど、メンバー誰なんだろう?ラップに詳しくない私は疑問を抱きながらネカフェへと向かった。

この時知っていれば良かったのかもしれない。


幻太郎_

..まさか、ここで貴方に会えるなんて、…乱数が言っていた通り可愛らしい方だ…

何故だろう。あって数分なのに貴方を誰にも見せたくない、触れさせたくもない。…あぁ、これが独占欲。..小生はこのたった数分で貴方に惚れてしまったのかもしれない。誰にも渡したくない。

…もし貴方が小生から逃げようものなら全力で捕まえに行きますよ。

…..あと少し待っていて貰えますか?(名前)さん..?


-ヤンデレ🎤男子からは離れられない-

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