ネカフェにつき、部屋にパソコンがあったのでとりあえず見ることにした。
そうえば店員さんが言ってたけど今日はお客さんが少ないらしい。なので両サイド誰もいない。
…ちょっと壁に背中かけてもいいかな、
『よいしょ….』
ふぅ…
初めてネカフェに来たけど 私が来たネカフェはちょっと広くて足を伸ばせる。
….これからどうしようかな。
そんなことを考えながらイヤホン付きでアニメを見る。
『..ふふ、』
やっぱりアニメは面白い。…そうえばこのアニメこの前グッズ出てたな…
『…買いたい。』
そう独り言で呟いた。
するとそれを見計らったように通知が来た。
『?』
スマホの画面を見るとそこには
【夢野幻太郎】
とかいてあった。
『夢野さん、?』
どうしたんだろう。
そう思い通知をタップし内容を見る
そこには【またおあい出来ますか?】
と書かれていた。嬉しかったので
【はい!】と返事をしたするとすぐ
【良かったです。ならいつ空いていますかね?小生はいつでも大丈夫ですよ】
と帰って来た。
【私もいつでも大丈夫です】
【なら明日はどうですか?時間は8時頃から…】
【わかりました!楽しみです】
【小生も楽しみです。嘘ではありませんよ。】
話がまとまったのでスマホノ画面を閉じ、再びパソコンを見る。…
あ、そうだ..
と私はあることを思い出した。
『明日の服どうしよう、』
お金とスマホだけ持って逃げてきたから、衣服はない。
買いに行く?…でも..
….どうしよう。
お気に入りの服は家にある…でもまだあの3人がいるかも、
…どうしよう。
ドンッ
ビクッ…
『え、?』
私がいる部屋のドアが思いっきり叩かれた音がした。
いきなりのことで困惑しているとドアの上から 見覚えのあるバックが降ってきた。
『え、?なんで..ここに、』
家に置いてあるはずのバック。何故ここに?そう疑問が頭を通過する。
するとまた再び扉が ドンッと叩かれた。
何度も 何度も
ドンッ ドンッ ドンッ
と扉が叩かれた。声は聞こえないけど、男の人だってことはわかる、
私はただ怯えているしかできなかった。
するとスマホに ピロンッ と通知が来た。
震える手で通知を開くと
【(名前)さん、明日のことなんですが集合場所は何処にしますか?】
夢野さんからだ…
何故か少し安心した。でも未だに音は鳴り止まない。なんなら音が強くなってきている。このままでは扉が壊れるんじゃないか。
そう身の危険を感じた私は夢野さんに
【助けてください】
と送った。突然の事で引かれるかもしれない。でも命には変えられない。
音はスピードをまし、扉もギシッ
と壊れかけてきている。本来なら店員が来るはずが一向に来ない。何故、?
私は怖くて部屋の椅子をドアの前に置いた。
無意味だと思うが、とりあえず置いた。
数秒後にまたピロンッピロンッと通知が来た。
【どうしました?】【どこに居ますか?】と夢野さんからたくさんメッセージが来ていた。
【○○のネカフェの○○○室です】
そう送るとすぐに
【今向かいます。】
とメッセージが帰ってきた。
すると数分後、扉の音が収まり、夢野さんの声が聞こえた。
「(名前)さん!小生です」
『っ!夢野さん、!』
私は扉を開けた。するとそこには
きっと扉を叩いていたであろう男は居らず夢野さんしかいなかった。
夢野さんは
「このままここに居させる訳にはいきません。小生の家に是非。」
と言ってくれた。
『でも、..悪いです』
「……」
『行きます。』
夢野さんは私が行く。と言うと微笑んで
「手続きは出来てるのであとは荷物をまとめるだけでいいですよ。」
『え、あ、ありがとうございます!』
「いえ、…小生が持ちますよ(名前)さんの細い腕じゃ折れてしまいます」
『え』
「冗談ですよ。…でも荷物を持つのはほんとです」
夢野さんは人を騙すのが得意なのかな…
そんなことを思いながらネカフェを出る。ネカフェから夢野さんの家はそれほど遠くないということで歩くことになったが
私が素足なのに気づき何故か抱っこ状態になっている。
『あ、あの..夢野さん、私歩けま「素足の人を歩かせるとでも????」』
圧がすごい….
そのまま夢野さんの家まで抱っこされることになった。
ありがたい..けどなんか恥ずかしいな..
…あれ、…なんか安心したら眠くなってきた…..
私はそのまま瞼を閉じた。
_幻太郎_
「おや…寝てしまいましたか」
小生の腕の中ですやすやと眠る(名前)
ふふ、可愛いですね。
…さっき小生がネカフェに来た時の顔を写真に収めたいくらいです。
..それにしても、(名前)..結構鈍感なのでしょうか。
扉を叩いていたのは
小生だ。とも気づかず小生が来た瞬間安心したような笑顔…ふふ。
..少々脅かしすぎましたかね..
「..すいません」
眠る(名前)に微笑みながら謝った。
幸せそうな顔で眠る(名前)
嗚呼..早く(名前)を…
いや、..いけません。
他の奴ら
とは違く 優しい人
でいなければ…全ては(名前)を小生だけのものにするため…
ふふ、すぐ惚れさせてあげますよ
(名前)♪
コメント
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待って…ストーリー好き過ぎて 鼻血出た…_:(´།། `」∠):_