蘭君にあげたもの全部全部忘れないよ。あの頃だって、いつのことだって全部忘れない。
でも、
もしものために…
どこに行っちゃうの?
誰?その綺麗な人は
蘭君はオレのものだって
オレも蘭君のものだって
あぁ、こうしてしまえば蘭君の心も身体もオレのものになる?
「武道、もう別れねぇ?」
「え?」
「俺さもう他のやついんだよね」
「ャ…や、だ、え?嫌、だよ?蘭君?」
やっぱり ……………………………………しまおう
終わらせようこんな偽物の日々
「蘭君、オレ蘭君のこと愛してるよ?愛してるんだよ?」
「うん、知ってる」
「嘘ついたの?オレのこと一生大事にするって…」
「でも、大将やマイキーは俺のことやめとけって言ってたよな?それを無視して俺と付き合ったのはオマエだよ
こうなる覚悟もあったはずだよね」
「ッ……でも!」
蘭君の綺麗な髪
唯一の弟の竜胆くんとお揃いのかっこよくて綺麗な入れ墨
たまにオレの前で見せてくれる優しい顔
全部全部オレのもの
だから誰にも取られないようにしまってしまおう
らんくん、らんくん
もうらんくんはオレのもの
ずっーと
‐パクッ
‐ゴックン
はぁ〜♡ご馳走様でした
命に感謝を
なんてね?
最ッ高!!
武道が俺だけを!!
あんなぬるいやつらじゃなくて俺だけを!!
食べられちゃった
これで一つになれたな?
骨の髄まで残さず食えよ