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44 - 大晦日 (ci×syp)

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2025年01月02日

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ㅤㅤㅤ ㅤ     ㅤ ci×syp

ㅤ            大晦日

ㅤ          病み寄り?

ㅤㅤㅤㅤ  ㅤ

ㅤ          ci『』

ㅤ         syp「」

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ㅤ ㅤ ㅤ

ㅤci視点

ㅤ「ちょっと外行ってくる」

ㅤそう言って22:00に家を出ていった

ㅤ今日は12/31。大晦日。

ㅤ冬…年末は休みの人も多いのではないだろうか

ㅤ学生に限らず、社会人も。

ㅤ最近ずっと外でてなかったから、とショッピは

ㅤ言っていた

ㅤうーん。確かに外に出るのは大事よな

ㅤでも彼氏を置いていくか?普通

ㅤ僕と一緒に散歩行くのはあかんかった?

ㅤそんなことでもやもやしていると時計の長針は

ㅤ4を指していることに気がつく。

ㅤ既に20分が経過していた

ㅤ一緒に年越すって約束したやん

ㅤsyp視点

ㅤはあ〜…さむ

ㅤ薄着で出掛けるのは流石にあほやったか

ㅤ実は年越す前に死にたい…とか思っていた。

ㅤなんか、新しい年になってから死ぬのは嫌やし

ㅤどうせなら年越す前に終わらせたかった

ㅤ一緒に年越す約束してごめん…

ㅤその気持ちでいっぱいだった。

ㅤその反面、対岸が見えない海辺に立てば

ㅤ少し心が満たされる。何故か明るい気がした

ㅤと同時に心も少し明るくなる

ㅤ帰ろうかな。どこかで死のうかな。

ㅤこのふたつが俺の中で揺らぎ足の動きを再開

ㅤさせない、させてくれない

ㅤ時刻を確認すると23:28。

ㅤ『ショッピ〜探したで?』

ㅤ顔を上げると最愛の彼がいた

ㅤ「え、なんで、」

ㅤ『位置情報!繋がったやんか前』

ㅤそういえばそんなこともあったな…と思い出す

ㅤ一応記憶上にはあった。

ㅤ『はよ帰ろ?

ㅤㅤショッピ薄着やし風邪引くで…』

ㅤそう言うと俺に彼の上着を掛けてくれる

ㅤこんなにもいい人がいるのに、俺ときたら

ㅤ死のうとしてたなんて…。胸が苦しくなった

ㅤci視点

ㅤんふふ〜ショッピ俺の服着てる♡

ㅤやっぱ可愛ええなあ…

ㅤ隣をチラチラ見る度に、やめろと言わんばかり

ㅤの顔をしてくる。可愛ええ…

ㅤ「ねえチーノ」

ㅤ『ん〜?どしたの』

ㅤ「なんで冬って明るいん」

ㅤ冬…?明るい…?

ㅤ意味がわからず首を傾げていると

ㅤ空のこと、と付け加えされた

ㅤ『あー、雪が反射してるとか

ㅤㅤそんなんじゃなかったっけ?』

ㅤ「ふーん…?」

ㅤ「でも俺らのとこ雪ないよ」

ㅤ『遠く、すんごく遠くても 雪が

ㅤㅤ降ってればこっちまで明るくなるんだよ』

ㅤ「そっか、?」

ㅤ不思議そうな顔をしながらも納得した様子の

ㅤショッピ。そんな顔も好き

ㅤゴーーン…

ㅤ『明けたか〜あけおめ』

ㅤ「ん、あけおめ」

ㅤ『え、その続きないの?』

ㅤ「…ない」

ㅤ『えー!じゃあ僕もない』

ㅤ「嘘、今年もよろしく…/」

ㅤ『えへへ、こちらこそよろしくー!』

ㅤ勢いよく抱きつくと優しく抱き返してくれた

ㅤ                 終

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