第1話「久しぶりの帰省」
「貴女は前世の女王様に協力を促され、時には××られる。貴女の運命は、あの子と同じような…
でも、貴女は猫のマリオネット」
私は、産まれた時から…いや、物心ついた時から魔法が使えていた。
もちろん、使えないと思っているなら疑ってくれてもいいよ
もう秋になってしまったけど、久しぶりに帰ってみようかな
まだ、午前中だから今から帰ろうかな
・・・それから数十分後・・・
家に着いた後、周りを見た。 風景が懐かしく感じた。
「あの頃と、何も変わっていないね。ここら辺の木々たちも、山も…」
それから、時間を忘れるほどにゆっくり休んでしてしまった。
私は、休んでいる時1つの思い出が浮かんできた。
この家の何処かにおじいちゃんの秘密基地があることを教えてもらっていたことを何故か浮かんで
きた
確かこの辺りにあった気がすると階段のした辺りを見ていた。
そんな感じで探していた。
その時、階段の下に触れた時、見えない壁があり波紋が揺らめいていた。
でも、今開けられない。今では開けられない。
でも、おじいちゃんはこう言い残していたはず「あの部屋は、協力してもどうしようもなかった時
にだけ開けて欲しい そしたら、闇に光があたるでしょうから。 」と
こちらに黒い何かが近づいてくるのが見えた。それは、ここで飼っている黒猫だった
この猫の名前は「ノアール・ミア」だったはず…
この黒猫は、おじいちゃんが言うには、最初からいたみたい
そういう感じで、今日は実家でゆっくりしていた
・・・翌日・・・
今日は家に帰ろうと思って準備していた。
その時、スマホがなった。
誰からの連絡か見たら、燐ちゃんからだった
久しぶりだな、誰かから連絡来るのは…
燐ちゃんからの連絡の要件は、20日に遊園地に集まろう的なことが送られてきた
久しぶりにみんなに会えるだね あの子にも…
そんな感じに私は嬉しさに飲み込まれてしまった。
そのまま私は家に帰った。
第2話「私にとっては嬉しい遊園地」
私は楽しみにしていた遊園地に行く日になった。
伝えてもらっていた待ち合わせ時間通りに遊園地に着いたら、同級生以外は誰も居ないみたい
少し待っていると、みんなが揃ってきたみたい
そこには、「あの子」はいなかった。
私は、みんなに着いていくことに集中していて全く遊具に乗っている暇なんてなかった
でも、私は最後にみんながメリーゴーランドの前を通った時、萌音ちゃんが、「誰かメリーゴーラ
ン ドに乗る人いる?」って聞いている声を聞いた。
私は、最後くらいは乗らないと、と思っていたし好きだったから「えっ、あ、私乗っていい?」
そう聞くと、「いいよ、乗っても。」と言われた。私は、気にもとめずにメリーゴーランドに乗った
それから、私の記憶は尽きた。
「謝罪だけでは意味ないよね…。全てわたしが悪いのだから…ね」
第3話「私の思い出」
私は、水の中で目を覚ました。
そこは、海か湖の底ぽいような気がした
ここから出られないかと、周りを見渡すと陸が見えた。
私は、そこまで行こうとした。たどり着いた先は行き止まりの洞窟だった。
洞窟の奥にはたくさんの光が周りを漂っていた。
その光は泡のように漂っていた。
1つ目の泡の中身は、おじいちゃんとの記憶だった。
その記憶は、小学生の頃のある日のことだ
その時、おじいちゃんから色んな話をしてくれた。
例えば、自分の家系の過去について話してくれた。
「ねぇ彩月 今から話すことを気にしなくてもいいから、少し聞いてて この家系での魔法が使える
のは、私と彩月だけなのか気にならない? それは…私にも分からないけど、でも私は、私たちは
何か使命があるではないかと思っているんだよ。 私たちの家系で自分たち以外で最後の魔女は
レイ・ソルシエールというらしい。で、その方は今で言うフランスに住んでいて、その後今の
場所に引っ越してきた、その後その方は亡くなったみたいだけどね」
「そんなことがあったんだね」
「でね、その方が引っ越してきた後風景を見て言った言葉が『ここら辺の木々や山も何も変わらな
いんだろうね』と」
「その方?って未来が見えたの?」
「詳しくは分からないけど、見えなかったんじゃないかな」
「そっか、そうだよね」
「最近、“悪魔“を見かけることがなくなったね。何処に行ったのか… どこに行ったのか分からない
けど気をつけた方がいいよ」
「でも、どうやって気を付ければ…いいの?」
「具体的には、言えないけど…今は居なくても危険な人物はすぐ近くにいるかもしれないから
そういうところかな」
「近くってどのぐらいなの?」
「まぁ、多分部屋ひとつ分の距離ぐらいかな」
「すごく近いね。忘れないように気をつけるよ…」
「最後にひとつ聞いていい?おじいちゃんは、その“悪魔”に会ったことがあるの?」
「じゃあ…」
でその後秘密基地の話になったはず…
第4話「私の力の意図」
今度は、近くに漂っている泡に触れることにした。
その記憶は、遥か昔の記憶かな。
記憶が混濁している。よく覚えていないけど、どこかで見たことがある気がする。
ここは、城のような建物の廊下のような場所だった。
目の前には、外側に鍵が付いている木のドアがあった
確認してみると、鍵は閉まっているみたいだ。誰が鍵をかけたのか…?
そんなのは、誰でもいい。
ふと下を見た…。着ている服がメイドカフェでよく見るような黒が基調のメイド服になっていた
服も気になったが、それよりも気になったのはこの辺り誰も通らないことだった
確か、この廊下は女王様の部屋の近くなのに近道であるここより、遠回りのあちらの道を通っていく人が多い
ここを通るのは…女王様の側近と王子様と…あと王女様ぐらい
私は、その後図書室に行くことにした。
静かで落ち着いた雰囲気からか、状況整理ができて思い出すことができた。
私は、あの子のことを憧れ、嫉妬心を燃やしていた。
そんな気持ちを、私は決して出すことは無かった。
あの日までは…
あの日、いつも通りに仕事をこなしていた。その近くを王女様とあの子が通った。
その様子は、学校帰りに楽しそうに話す小学生みたいな感じがした。
そんな様子をみて、私の嫉妬心はなくなってしまうほどに、燃え盛っていた。
この炎は、すべてオルタンシアに注がれた。
なんで、神様はこの力を私に渡したのですか? 自分を守るため、友達を守るため、誰かを傷つける
ため、ですか? 私は、誰の敵にもなりたくない。私は誰かのこと攻撃なんて出来ない、小心者だ
それに私は、猫さんみたいだ。
第5話「あの子の意志を継いで」
最後に浮かんでいる、光の泡に触れた。
この記憶は、わたしがまもるために消した記憶であること…
私が死んだことにより、魔法が解けていたみたい
あの子のも解けているのかな…? そんなこと言ったら、あの子が死んでしまったことを知っている
みたいになってしまう
私は、あの子が来なかった理由は前日に急用が入って来れなかっただけだって、私は信じている
私だけ…でも、、、信じている
実際どうかは、分からないんだけどね
死後の世界で、あの子と再会できると思ってないけど…
「みんな、待たせてごめん。もう本題に入らないとね。これ以上、この物語を続けないようにね
始まりは、ある春の日のことだった。
進級したあと、新しく女性の先生が担任になった。
どうやら、この先生は今年からの新任みたいだった
新任の先生が、高3のクラスの担任になることなんてありえるの?
実際、目の前で起きているから、信じるしかない…けど
私は、信じたくない気持ちもある
この日は、平然と過ぎていき、翌日となった。
今日があの娘の重要な選択の日なんだけど、選択する余地なんてない
最初から何もかもが、決められていたかのようなあの娘がそんな感じに見えた。
まぁ、そんなことはありえないんだけどね。そんなファンタジーぽいこと、現実で起きることなん
てない 普通なら
あの娘は、正解でも不正解でもない選択をした。
それにより、全てが決まった。
私にとって、あの娘の選択は間違えていると思う
あの娘は、まるで飼い主に忠実な犬のような感じに私は見えた
その飼い主は、勝手に期待して、過度なプレッシャーをかけ、やらせてはいけないことをした。
その後、飼い主は、そんなことも知らずに褒めて、また勝手に期待して、プレッシャーをかける
螺旋階段のように、無限ループする。
永久にね…
その後のことは、今思えば私が断ればよかっただけだった。
単純なことなのに、何故かそんな考えにもならなかった。
自分の思考力が、足りなかっただけなのかな?」
これ以上は、どうやら完璧に消えてしまって再生できないみたい
泡は、全て消えて洞窟内も暗くなってしまった。
それなのに、眠くなってきてしまった。眠らないように、気をつけていたけど私は眠ってしまっ た
後日談
目を覚ますと、ガラス張りの部屋の中にいた。
目線の先に、ある少女が椅子に座っているのが見えた。
起き上がって、その少女の方に向かおうとすると、彼女がこちらに気づいたようで振り向いた。
「貴女は一体誰なの? そしてここはどこなの?」
「もう忘れちゃったの?1回会ったことがあると思うけど…まぁいっか、もう1回名乗るから忘れないでよね あっ、えっと名前は、分かりにくいから「ファラシュゥーズ」って呼んでくれるといいな あと、私はこの世界の神様だよ。」
「そ、そうですか。ファラシュゥーズさん?あのひとつ聞いてもいいですか?」
「うん、何でも聞いていいよ。」
「えっと、机に置いてある蒼い宝石はなんなのですか?」
「えっと、少し下の世界を見に行った時に、拾ったものなんだよね…」
「そうだとしても、勝手に拾ってくるのはだめですよ」
「そうだよね…」
その後、ファラシュゥーズさんと話していたら、彼女が後ろにある画面を見て焦り始めた。
「あっ、ごめんね。もう次が来ちゃうから、次に行こうね。また、会えるといいね。」
「貴女は、今回の××に裏切られ あなたの運命は、黒猫に捕まった哀れなねずみさん」
「行く前に、最後にひとつだけ、あなた達の中に裏切り者がいる。裏切り者は『狼』のようなもの
という声が聞こえてから、何も聞こえなくなった。
「次は、どれを再生しようかな?」
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