テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
リリィside
アルエの言った言葉が理解出来なかった、任期が終わった?どういう事?なんでなの、今じゃない。
リリィ 『嘘よね?』
アルエ 「…本当のこと」
私は今までに無いくらいに大泣きした、自分でも驚くほどに。
アルエ 「ごめん、ごめん… 」
アルエはそれしか言わなかった、違う。悪いのはアルエじゃない、こんな運命にした人が悪いんだよ。
リリィ 『アルエ…』
私はアルエの事を抱きしめた、アルエも辛いはずなのに。
アルエ 「まだ歌、完成してない…」
リリィ 『それはもう良いの、今はただアルエと一緒にいたい…』
私達は抱き合ったまま夜明けを迎えた、今日がアルエと一緒にいれる最後の日だ。
アルエ 「ごめんね、リリィ。 」
アルエは謝った、何も悪く無いのに。
リリィ 『アルエは悪くないわ、私達の運命をこんなんにした人が悪いの。』
アルエ 「リリィ、これ渡しておくね。」
アルエは私に箱を渡した。
リリィ 『何?これ?』
アルエ 「指輪、本当は歌が完成してから渡したかった。」
リリィ 『ありがとう、アルエ大好きよ。』
アルエ 「僕もリリィの事が世界で1番好きだよ、リリィに出会えて本当に良かった。」
リリィ 『私も。』
アルエは指輪を私の左手の薬指につけた、私もアルエの左手の薬指に指輪をつけた。
アルエ 「大好きだよ、ずっと。」
リリィ 『私も、ずっと大好き。』
コメント
3件
詩杏さん、第5話読みました……切なくて胸がぎゅっとなりました。アルエが「任期が終わった」と告げたときのリリィの動揺、そして二人で夜明けまで抱き合う場面、もう涙が止まらなかったです。指輪を交換して「大好きだよ、ずっと」って言い合うところ、すごく美しかった。運命に抗えないもどかしさの中に、確かな愛がある。この先どうなってしまうんだろう、続きが気になります🍀
18
てぃあら(久々ですね)
10,059