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青ーside
彼の病室に来てから一週間が経った。そう言ってもすることがなく暇を持て余している。ふと、同じ病室の彼に声を掛けられる。
桃「まろ、ちょっとさ、」
桃「一緒に外行かない?」
青「そと?」
突然の質問で頭が混乱する。確かに、最近動いてないし、また外を感じたい。との思いで返信する。
青「えーで」
桃「やったぁ!」
子犬のように笑顔を輝かせて喜び溢れる彼につられて苦笑する。許可はもともと下りているので点滴をキャスターに移して移動する。
桃「楽しみだねぇ!」
青「そーやな」
何気ない日常の会話を続けて屋上に着く。来るまではずっとないこに階段伝いだったのですこし申し訳なさが勝っていた。
桃「まろ、涼しいね」
俺を配慮して五感で楽しめるように頑張ってくれる無邪気な彼に心が弾んでくる。
青「なぁ、ないこ」
青「今、空はどうなってるの?」
久しぶりの外に出て少しでも頭に、心の中に空を描きたいと内心的に思ってしまった。
桃「えっとね、」
ゆっくり聞き取れるように話してくれる。
桃「雲いっぱいだよ!」
青「形とかどんな感じなん?」
嬉しそうに話してくれる彼に少し乗り気になって質問を続ける。
桃「ペンギンみたいな雲とかある!」
面白い例えに苦笑がこぼれる。きっとこれも彼の取り柄なんだろうな。少しの間空白が出来たが、彼が焦ったように口を開いた。
桃「やば!俺今日みんながお見舞いくるんだった!」
焦ってるけど嬉しそうに報告してくれる。彼の居場所を奪う理由はさらさらないので答える。
青「そっか、楽しんでおいでな!」
お見舞いの間はバレたくないの一心で隠れることに決まった。
桃「そっか!まろは来ないんだね」
少し声色を暗くして寂しそうに言ってくる。
青「ごめんな、後でいっぱい遊ぼうな!」
質問に変わらない答えで返す。
青「俺、ここまでの道分かるからさきいっときな」
少しの配慮と遠慮、事実を混ぜて話す。そうすると思っていたより早く、ないこは言ってしまった。自分で言ってはみたものの少し寂しくあった時間だった。ふと前の自分を振り返る。
青「れぐか、しよかな」
無意識に病院服をめくって太ももを撫でる。まだ痛々しい傷が触ってでも分かるほどあり、一瞬躊躇ったがやっぱり体は止まらず気づいたらカッターを所持している担当医の場所まで来た。いつでもいいと言われていたので勢いで扉に手を掛ける。もし患者さんがいた時の申し訳なさとともに勇気を出して静かにドアを開けた。
医者「いふさん、どうかしましたか?」
青「せんせ、かったーちょーだい」
??「ッッッ」
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おう、駄作だね
まぁここらへんで切りたい気分だったんです(泣)
コメント
20件
青くぅぅぅぅぅん! 続きが楽しみすぎるよぉぉぉ、!
うわぁぁぁぁ 最後誰だっっっっっ!! 続きが楽しみだわ🥹 てか普通に泣きそう_(_×-×)_