「やっぱりオーブはドラゴンの所有物じゃなかったんだよ」
「ドラゴンを見たけど石のように動かなかった。もしかしたら死んでるのかも」
広場が盛り上がっている。
輪の中心にいるのは永瀬だ。
ドラゴンのオーブを手に入れた立役者。
これで四つのうち一つが手に入ったことになる。
だが本当に帰還までの距離が近づいたのか?
「まだ待てって言っただろ。なんで足並みをそろえなかった?」
巻木は思わず永瀬に詰め寄ったが、逆に周囲から批判を受ける。
「危険を冒してやってくれたのにその言い方はないだろ」
……こいつらは覚えてないのか?
「マッキーはちょっと魔法水飲みすぎちゃったの」
フォローしてくれたのは梵エリカだ。
この日、迷宮探索をともにした彼女は味方をしてくれている。
「ナガ君、とり******
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