テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



pn



はーやばいやばい。どうしよ。

いいって言うか … ? いや 、俺の彼氏だぞ?

言うわけがない。

でも無断で行ったらもっと怒られる。

言うしかないか … 、


pn「ッあの 、 らだぁ …. 、?」


rd「え、なんでそんな怖がってんの、」


rd「どうしたの?」


pn「あの、あのね … ?」


rd「うん」


pn「会社で .. 飲み会誘われちゃって 、」


rd「なーんだ、そんなことか」


pn「それで、断れなくって …. 」


rd「大丈夫だよ、行っておいで」


彼は意外とすんなり承諾してくれた。

行かないで、俺だけでしょ?とか言うもんだと思ってたし、漫画とかもいつもそういう展開ばかりだからちょっと不安だったけど …

らっだぁも俺の事よくわかってんな 、


pn「いいの … ?」


rd「うん、だって浮気なんかしないでしょ?」


pn「しない ッ !! 絶対しない !!」


rd「んふ、いいよ、行ってきても」


rd「何時頃になりそう?」


pn「11時とかかな …」


pn「でも ッ 10時には帰るから … 」


rd「ぺいんとはやさしいね」


rd「じゃあ、 不安だし10時過ぎても来なければ迎えに行くね」

pn「うん !! 帰る時連絡するからもし来なければ、」


rd「分かった、居酒屋は?」


pn「駅前の新しくできたところ」


rd「あーあそこね、分かった」


rd「行きはどうする? 」


pn「駅待ち合わせだし、電車で行くよ」


rd「分かった」


pn「じゃあ行ってきま _ 」


rd「あ、待って 」


pn「ん?」


rd「このネックレス付けてって」


pn「うん !! 分かった !!」


pn「じゃあ行ってくるね」


rd「うん、行ってらっしゃい」


らっだぁは俺の首に手を回して、さり気ない存在感を与えるネックレスを俺に着けてくれた。

意図はよく分からなかったけど、それでもいいや。




「乾杯 !!」


グラスのぶつかり合う音がしてみんな気持ちよさそうにアルコールを喉に通らせる。

俺は少しだけ飲んで、やっぱりお酒は苦手だなと思った。

らっだぁと飲むお酒はいつも美味しいのに。


mb『ぺいんとさ〜ん♡』


pn「ん、なんですか」


mb『隣座ってもいいですか〜?♡』


座ってもいいですかっていうかもう座ってんじゃん。

あんま近づかないで欲しい、香水キツいし。

シャネルのピアスをつけてる割に安っぽそうな顔した女社員。

俺はこの人が嫌い。


pn「もうちょっと離れてもらっても …」


mb『え〜ぺいんとさんひど〜い♡』


pn「ん゛ ….. 。」




rd



rd「連絡来ねェ〜〜 … 迎えいっていいかな」


彼女が会社で初めての飲み会。

緊張した様子で行っていいか聞かれてそれほど俺の事を心配してくれてるのが嬉しかった。

罪悪感を与えないように送り出すことが出来たと思うし、俺の事気にせず楽しめてるのならいい。


まぁ約束はしちゃったから迎えには行くけどね。

ぺいんとは多分ネックレスに「保護」「魔除け」「私だけを見ていてほしい」なんて意味があることも知らずに俺に付けられて、俺からの独占欲を感じなかったことに少し安心もしてると思う。

社交辞令なのは分かっていたから行って欲しいわけないけど行かせたし。それくらい許してよね。


カランカラン ヾ


rd「あっ、こんばんは〜 ヾ 」


すぐにぺいんとを見つければ、彼はまだ俺に気づいていないようだった。

後ろから首に手を回し。抱きしめる。

ぺいんとは特別びっくりする訳でもなく、俺だとすぐに分かり一気に緊張が解けた顔をしていた。


mb『え〜〜イケメンですね♡』


mb『ぺいんとさんのお友達かな?♡』


pn「いや ッ 、 ….」


rd「彼氏です。」


mb『え〜彼氏さんなの?♡』


mb『えっやばちょーイケメン♡』


ぺいんとの隣にくっついていた女が大きな声でそんなこと言うせいで女性社員が俺らの事を囲み俺を褒める。

柑橘系や甘ったるい香水の匂いが混ざり合い頭が痛くなる。

ぺいんとの職場の人だし俺のせいでぺいんとの印象まで悪くしてしまうのは絶対にしては行けないことだから無理やり作った笑顔を振りまいておく。


ぎゅヾ


rd「ん?」


俺の着ているコートの袖を掴まれた感覚がして下を向くと涙目で頬を赤らめている彼女がじっと俺を見つめていた。


pn「らぁ ッ …. ぐすヾ」


周りの人達は俺に夢中で彼女のことを何も気づいていなかった。

俺は彼女のこんな表情を見た途端、先程までの注意なんか気にもならなくなり、行動に移す。


rd「会計、いくらですか?」


mb『1人4000円です♡』


rd「じゃあこれ、ぺいんとの分置いておくので。」


着ていたコートをさっと彼女にかけて、彼女ごと俺の片腕に包み込む。

彼女は俺の嗅ぎなれた匂いに安心したのか、少しだけ安らかな表情に変わった。


rd「それでは。失礼します。」



そう言ってそのまま居酒屋から出て、車に乗せる前に近くの人目のつかないベンチに移動した。

居酒屋に行く前に買っておいた水をそっと飲ませて上げて、背もたれがないベンチだった為膝枕してあげて、コートを彼女の上にかけた。


rd「体調辛いでしょ、ゆっくり休んで」


pn「ッ 、 はぁ ッ … らだぁ 、」


rd「人多いの苦手なのにがんばったね」


pn「ッん …、」


pn「あのなかに …. 、 かわいい子いた ..?」


rd「なーに言ってんの笑ヾ」


rd「俺が可愛いと思う人はぺいんとだけだよ」


pn「ひと .. ?」


rd「動物はさすがに許して?」


pn「んふ 、 いいよ」


rd「かわいい、だいすき」


そう言って頭をやさしく撫でてあげると心地よさそうな笑みを浮かべた。

酔っていていつもよりふわふわしていて甘い彼女が可愛くて仕方なかった。

嫉妬全開だったのもね。中々嫉妬することないから可愛かったな〜 …


そのまま彼女は眠ってしまったので車まで運んで一緒のベッドで寝てやった。





リクエストありがとうございました


リクエストお待ちしております

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝  ♡1000  💬1

この作品はいかがでしたか?

1,151

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚