コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
武装探偵社__
コンコン
控えめなノックの音がした
「はい。依頼された方でしょうか?」
「いえ、今日は少し報せを伝えに参りました。」
「報せ…?」
少年はやや怪訝な顔をした
「紗雪…月守紗雪は、月守神社の神として今世より解き放たれました。」
「紗雪が…?」
「おや、確か貴方は…紗雪のお兄様であられた…確か、太宰様ですね。えぇ、言葉の通り、紗雪は神となりました。
報せは以上です。さようなら。」
少女は霧のように去って行った
その表情には、悲しみとも諦めとも取れる表情が浮かんでいた
長い髪が風になびく
空は、青く澄んでいた