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ゾルダーク領と王都の道程に邸を買った。大きくはないが高い柵と木で守られ、中を覗くことができないようにし、宿を使わずに往き来できるように事情を知る者に管理させ、俺と空色が使わない間は何者も入れないよう命じた。
向かう時は奴がいたから使えなかったが戻りは使うとゾルダーク領を出る時に報せを出しておいた。
奴が戻った日から二日はゾルダーク領の邸で過ごし、買った邸で休みをとってから王都に戻る予定をたてた。
「買ったの?」
「高くない」
小さな邸だ、高くはない。宿に泊まるとどうしても人の目がある。お前を離さなければならないだろ。
「ふふ、ありがとうハンク」
「ああ」
ゾルダーク領の邸を二人で歩いた。土を被せられた年寄の墓に添えると言って花畑で花を選んでは摘んで楽しそうに笑っていた。
「変わりないか」
「ええ」
手を繋いで邸に入り、俺達の部屋へ連れていく。
「素敵な部屋ね。浴槽も特注?」
「ああ」
嬉しそうに微笑んで部屋を見回している。
「我慢したんだ」
ゾルダーク領の邸では周りを子飼いで固めたが、他の使用人は忙しい後継が先に帰り、義父と嫁が葬儀の後始末をしていると思っていた。念のため空色を堪能するのを止めていた。
俺を見上げて微笑み腕を広げる空色を持ち上げて抱き締める。
「お前は軽すぎる」
「ハンクが力持ちなのよ」
口を合わせ寝台へと向かう。膝に乗せ座り背中の留め具を外していく。すでに陰茎は硬く熱い。服を脱がせシュミーズも剥ぎ取る。
「俺を見ろ」
俺を見る空色に食らいつき舌で小さな口をこじ開け中へと入る。俺の送り込む唾液を喉を鳴らして飲んでいく。自身の服の釦を外していると空色の指がトラウザーズの腰紐を緩め陰茎を取り出し、しごき始める。
「入れてくれ」
陰茎からは子種が出て泥濘を待ちわびている。
「我慢できん」
座る俺に跨がり陰茎を秘所にあて腰を落としていく。まだ潤みが足りないか、愛しい顔の眉間に皺を寄せている。
「大きいっ太いっ」
細い腰を持ち浅いところで抜き差しすると水音が聞こえてくる。十分濡れている。それでも奥までいかず、括れを含ませ上下に動かす。
「抜けちゃうっ」
愛らしいことを言う。抜かん、先端でお前の入り口を感じてるだけだ。お前は奥まで欲しいよな。細い腰を俺に落とし陰茎を最奥まで届かせると高い声を上げて悦び泣いてる。
「ハンクっ奥っ気持ちいいぃ」
ああ、泥濘だ。顔を掴み流れる涙を舐めていく。善くて泣いている。そのまま後ろに体を倒し、細い腰を持って上下に動かす。
「動けるか?」
俺の腰に跨がり空色は頷いて腹に手を突いて上下に動く。細く曲がった脚を掴み左右に開くと陰茎を呑み込んだ秘所が見え興奮する。赤黒い陰茎が空色の中に消えては現れ、体は快感に震えだし尻を振って中でしごく様はかなり淫靡だ。
「凄い格好だな、淫らだ」
声に出してしまったが、懸命に腰を上げて落とす度に声を上げ喘いでいる。これは見てるだけで果ててしまうな。遅い動きに腰が震え我慢がきかず細い腰を持って動かし、下からも突いて快感を追う。
「ああ!つよっいぃ」
「奥に注ぐぞ」
俺の名を呼びながら嬌声を上げ陰茎を締め付け体を強ばらせている。揺れる胸も淫らで美しい。腰を突き上げ奥へと注ぐ。悲鳴のような鳴き声で悦ぶ空色を起き上がり抱き締める。最後まで注ぎ快感で震える顔を掴み口を合わせ舌を絡める。弱い喘ぎを俺の中へと吸い、空色に上からも飲ませる。口を離すと飲み込めない唾液が首へと流れていた。
「まだ足りん」
これの中に入ったままの陰茎はすでに硬さを取り戻し泥濘を味わっている。そのまま立ち上がると悦んで鳴く。寝台横の棚まで歩き香油を取り出す。手に取り孔の周りを解し指を入れるが、長く遊んでいなかったせいで固く閉ざしてしまった。
「時はある。ここにも注ごうな」
下から突き刺さる陰茎に翻弄され喘ぎ続けて孔のことなど気づいてなさそうだ。寝台に座り体を揺らして奥を突きながら孔を解していく。三本が入る頃には空色の四肢は力を失くし、子種とこれの出す液で体も寝台もしとどに濡らして香油も混ざり淫らな音を俺に届ける。三本の指を根本まで入れ込んで己の陰茎を感じ孔の中から撫でる。
「俺を見ろ」
両手を使っているから顔を掴めない。空色が見たい。薄い茶の頭が動き顔を上げ瞳を潤ませて俺を捉える。赤い小さな口が動く。
「ハンっク…みず…」
喉が乾いたか、指を孔から抜き棚の上に置いた栓を入れていく。
「ああ!なに!?かたいぃ」
俺の指より長く硬い張り形に驚いたようだな。水差しから直接口に含み空色に流すと喉を鳴らして飲んでいく。飲み込む度に孔の中の張り形が動き、陰茎を刺激する。欲しがる口に何度も流してやる。上手く飲み込めない水で体を濡らしてしまう。濡れた頂に触れると悦びの声で鳴く。口に含んで舐めてやりたいが抜かなければならなくなる。香油を手に取り垂らして頂をこねると一段と高い嬌声を上げ陰茎を締め付ける。ぬめる液がいいらしい。こねる度に締め付ける。頂を潰して引っ張り痛みも与えると漏らしたように秘所が濡れた。
「凄いなキャスリン」
「ハンクっおかしくなるっ」
「なってるだろ」
寝台に四つん這いにして後ろから腰を叩きつけると上に逃げ出す。肩を押さえ寝台に留め、中を陰茎で擦ると頭を振って俺の名を呼ぶ。
「逃げるな」
手を離し腰を掴んで、孔に入っている栓を掴んで動かす。悲鳴のような鳴き声で喘ぎ、震える尻から栓を抜くと孔はひくつき俺を待つように広がり誘ってくる。秘所から出した陰茎を孔へと入れていく。泥濘とは違う感覚だがきつく俺を締め付けて、孔の中でも喘ぐ度に刺激を与えられ腰が震える。香油の滑りで出し入れすると音まで変わり、それを聞いた空色は恥ずかしそうに頭を振る。肩を掴んで抱き上げ香油で滑る頂を指で転がすと、いいと何度も叫び悦んでいる。腰を動かし孔の中へ注ぐ。腰を押し付ける度、空色の体は揺れて子種に悦び体を反らし俺を見つめる。顔を落として口を合わせる。陰茎を抜くと愛しい体は寝台にうつ伏せに倒れ震えている。脚を広げ上から軽く腰を押すと二つの穴から白濁が流れ出る。
「淫靡だな」
聞こえてないか。荒い呼吸しか聞こえん。絵師に描かせたいが見せられん。空色が寝息をたてるまで見入っていた。
この邸には知る者しかいない。小さな食堂で風呂上がりの体を腕に抱き食事を与える。小さな口が開くと与え、噛んでいる間に自身が食べ、果実水も喉へ流してやる。
「もういらんのか」
馬車の旅は合わないのか、増え始めた量がまた減り出した。
「すまん、我慢できなかった」
着いて早々に孔まで犯した。
「私も欲しかったの。あちらでは我慢したの」
俺の胸に額をつけ顔を隠して聞いてくる。
「ハンク…あんなものいつ用意したの」
張り形のことだろうな。
「前から欲しくてな。良いものを探して見つけたんだ」
もちろん王都の邸にもある。使おうと思った矢先に年寄が死んだからな。ソーマに持たせていたんだ。
「嫌だったか?」
「ハンクが洗って」
使用人に洗われるのは嫌か。
「ああ」
空色を抱いたまま立ち上がり、暗闇の庭へと出ていく。以前王宮の庭で見た硝子製の燭台に入った蝋燭を数多置いて狭い庭を輝かせている。
「綺麗…」
花はまだ少ないが煌めく庭に腕の中の空色は瞳を輝かせ見つめている。
「またくる」
「ええ、いつも一緒よ」