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もう朝か。
今日も今日がやってきたことに感謝して、朝ごはんを作るために階段を降りる。
橙「ふぁ…」
橙「冷蔵庫何入っとたかな…」
橙「ん〜…」
橙「今日は和食御膳にでもしよかな!」
橙「朝からは重いんかな…」
今日もみんなが生きてることを信じて、ちゃんと6人分作る。
今までも、これからも余ることはない。そう思いたい。
橙「よし!盛り付けも完璧や!」
テーブルに5人分を並べてみんなを起こしに行く。
コンコン
橙「はいるで?」
<…..
橙「しゃる?朝やで?起きれそう?」
青「….ぅえ?….」
橙「朝!起きれる?」
青「うん…」
青「起こしてくれてありがと」
しゃるは自然病を患っている。
最終的には肺が腐ってしまうから、部屋には観葉植物やら花やら色んなものが置いてある
たびたび頭痛やら体のかゆみやらがあるみたい。
橙「今日の体調は?」
青「大丈夫だよ」
青「体も頭も異変なし!」
橙「うるみやとしゃるは大丈夫そうやな!」
コンコン
橙「れむ〜朝やで〜」
ガチャ
桃「うるおはよ!」
橙「おはようさん!」
橙「昨日羽大きくなっとったけど体調大丈夫か?」
桃「大丈夫だよ〜」
桃「ちょっと背中が痛いぐらい」
橙「そか!」
橙「ほんならしゃるが下に居ると思うから行ったってや!」
桃「またあとでね!」
橙「ほんならな!」
れむは天使病。
羽が大きくなった後は体調が悪くなるみたいやから気を使わないといけない。
コンコン
橙「しの〜?朝やで〜」
ヒラン
『おはよう。起きてます。』
橙「今日は?体調大丈夫?」
ヒラン
『大丈夫!気持ちも落ち着いてるよ!』
橙「ほなご飯あとでもってくるな!」
しのは悪魔病。
仲間を裏切るようなことしてしまうんやって。
しのが悪魔病にかかってから一回しか顔見れとらん。
いっつもこんな感じで文通ばっかり。
コンコン
橙「アルケ?朝やで!はいるな?」
橙「アルケー?」
赤「おはよう。」
橙「なんや起きとったんか」
赤「あぁ、起きてたが….なにかあったのか?」
橙「起きてるんなら声かけたときに返事せなあかんで?」
赤「そうだったのか」
赤「すまない。忘れてしまっていて…」
橙「大丈夫やで!気にすんなって!」
ARKHEはウサギ病
今はそんなに物忘れはひどくないけど
寂しさを感じると時間と比例していろんなことを忘れていってしまう。
コンコン
橙「かなめ?起きとるか?」
<…….
橙「すまん。はいるな?」
緑「おはよう」
緑「えっと…うるみやくん?…」
橙「覚えてくれとんのな!ありがとう!」
かなめは不死病。
少し前に自殺して、そのときに発症した。
どうにも自殺前の記憶がないらしく、起きたら知らないところで知らない人に囲まれていたとのことだった。
橙「今からな、朝ごはんみんなで食べんのやけど一緒に食う?」
緑「一緒に食べてもいいかい?」
緑「昨日まではああ言ったけど早くみんなのこと覚えて仲良くなりたいんだ」
橙「そか!それみんなに言ってやってな!w」
橙「絶対喜ぶで!w」
緑「ふははっw」
緑「そうなんだ。こんなことでも喜んでくれる優しい人達なんだね。」
緑「そんな人達に好かれていた前のかなめが羨ましいよw」
橙「今のかなめも十分好かれるから安心しぃ」
橙「はよ行かな朝ごはん冷めてまうよw」
橙「今日はかなめの好きな鮭ハラスや」
緑「先に行ってていいよ」
緑「今すぐ準備するから」
橙「鮭ハラスは逃げんから死なんようになw」
緑「わかってるよw」
今日はみんな調子が良さそうで良かった。
調子が悪くても、生きてるだけで俺らにとっては上々。
桃「うる来たよ〜!」
青「早くいただきますしよう!」
橙「まてまてw」
橙「まだしのに飯持ってってへんわw」
橙「これからかなめも来るんやからw」
赤「病気の治療法が見つかるといいんだけどな」
赤「俺は昔のクロノヴァのようにみんなで食卓を囲んで笑い合いたい。」
桃「大丈夫だよ。」
桃「れむたちでなんとしてでも治療法を見つけようね。」
橙「さ、ご飯冷める前にしのに届けてくるな!」