TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する


会社へ戻ると言う矢代チーフと駅のホームで別れ、家に帰って来ると、改めてキーホルダーを眺めた。


(買ってもらったのは嬉しいけど、さてどこに付けようかな?)


「会社で使うようなものには、やっぱりNGだろうし……」


ひとり呟いて、どうしようかと考える。カバンも会社に持っていくからダメだし……と考えあぐねて、家のカギに付けようかと思い立った。


(自宅のカギだったら、会社で出したりすることもないし、問題ないかも)と、カギに取り付けることに決めた。


(チーフは、どこに付けたのかな?)と、ペアの片割れなリコのキーホルダーに、ぼんやりと目を落とす。


きっと目立たないところだよね……。いやその前に、そもそも使わないのかもしれないし……。かわいいもの好きなことも秘密にって言ってたぐらいだから、もしかしたら家に置いておくのかも……。


「だけど、ペアで持っているっていうだけでも、幸せなんだから!」


ともすればネガティブになりそうな気分を追い払うように、買ってもらった時に思っていたことをわざともう一度声に出して、私は自分にそう言い聞かせた──。

クールな上司の秘密の顔は、甘々溺愛彼氏⁉

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

37

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚