⚠注意⚠
・BLです。
・不謹慎です。
・戦争、敗戦描写があります。
・作中の歴史表現に間違っているところがあるかもしれません。
・監禁表現あります。
・めっちゃギャグです。
・アメ日帝アメです。リバです。
・ナチス視点です。
・超やかましいです。
・↑のことがわからなかったひとはみないでください。
本編始めます。
第2次世界大戦時共に戦い、時期にずれはあれど共に散った戦友がこんな事を言ってきた。
日帝「米国に掘られてたんです。」
何を言っているのだろうか。確か私は先の大戦が終わってから今日まで姿が見えなかったから何をしていたのか聞いただけなのだが。
ああ、そうか、穴掘り作業に従事してたんだな。「掘られた」じゃなくて「掘らされた」だな。きっとそうに決まってる。見ればグラスのビールも随分減っているし、収監中私語を許されなかったのならそれも納得だ。
久しぶりに枢軸で集まれて飲めたのだ。これくらいの言い間違えをいちいち追求する前にもっとする話があるだろう。
イタ王「え…掘られたって…ケツを?」
おいイタ王、うやむやにしてほしかったところを聞くんじゃない!そして今しがた日帝が頷いたぞ!しっかりめに!こくりと!
あって欲しくなかった小さな疑惑がこの瞬間に真実へと変貌してしまったではないか!
いや事実なら最初から事実だったのだろうけども!!
イタ王「え〜っと…それは…どういうことだい?」
日帝「ああ、いきなり言われても困るよな…。」
日帝「確か敗戦してから数ヶ月後だったか…。諸々の手続きが終わり私が完全に収容された後…奴は、米国はわ、私、の」
そこまで言って日帝の両の手が震えてきた。
喉の奥で何かを押し殺すような声も聞こえる。
イタ王が「それは…。」と言葉に詰まりながらも背中を擦って慰めようとしている。
ああ。さっきまで知りたくなかったとか冗談であってほしかったとかほざいていた私が間違えていた。
敵国に彼が自ら抱かれるなどありえないとわかっていたはずなのに。敵国からの陵辱が彼にとっていかほどの苦痛かわかりきっていたはずなのに。
見れば唇もわなわなと震え目からも涙が零れそうだ。
かけなければ。「センパイ」として彼の心を少しでも軽くさせられるような言葉を。
ナチス「にって」
日帝「あの野郎!!!よくも私を!!辱めやがって!!!」
ナチス・イタ王「!!?」
日帝「絶対に許さん!!葬り去ってやるわ!!!!」
な、泣いてるのかと思ったら怒ってたのか。いや泣いてもいるんだけれど。
日帝「あいつ!!!あのクソ米帝!!!敗戦国だからって遠慮の欠片もなく逸物をねじ込んでくるなんて!!! その上「気持ちいいか?」だと!!そんなの痛いに決まってるはずだろ!!決まってるはず…なのに…っ…」
おいその言い方だとまるで
イタ王「気持ちかったんだ。」
日帝「ああそのとおりだ糞が!!何故こういうときに限り私の身体は才を発揮する!!??」
叫んで疲れたのか、目の前のビールをぐい、と一気する。落ち着け日帝、空だぞ。
そして知りたくなかったな。まぁ仕方ないだろう。日帝はたまたま前立腺が感じやすかっただけだ。性感帯を触られて気持ちよくならないやつなんてどこにいる?
な?穴だろうが棒だろうが変わりはないんだ。だから落ち着け?私よ。
イタ王「ふーん、でそれってワンナイトだけ?」
ナチス「いや何聞いて」
日帝「いや、それから結構な頻度で」
奥歯でしゃりしゃりと氷を砕きながらしれっと答える。
なんだ疲れたからなのだろうがさっきとテンションが違いすぎるくせに情報の濃さはむしろ増してるから温度差でスペイン風邪発症しそうなんだが? (スペインへの多大な風評被害)
でまたイタ王「へぇ」なんて軽い返事しやがる。元同盟国が元敵国に定期的に掘られてる情報を聞いた返事がそれか?なんだ驚きすぎて受け止められてないのか?
そもそも「ワンナイト」ってなんだよ!!
仮にも仲間がレイプされたときに適用されるべき言葉ではなかった筈だが!?
ナチス「……辛かったことを話してくれてありがたいのだが…ちょっと混乱が収まらないので一旦外の空気を吸ってくる…。」
日帝「あ、そうですねすいません、私も一緒してよろしいでしょうか?」
なんでだよ
日帝「すいませんいきなりこんなことを話してしまって…」
ナチス「ああ、いや、大丈夫だ。」
気まずい。とても気まずいぞ。
日帝「その、センパイにだけ話したいことがあったんです…。イタ王に言ったら茶化されそうで…。」
ナチス「……言ってみろ。」
日帝「…引かないでくださいね?」
ナチス「ああ。」
そんなのは今更だろう。
日帝「最近、ほんの少し、ですよ?」
日帝「彼奴の…米帝のことが好き……かもしれない…。」
はぁ!??
コメント
4件
やばい家族が雑談中端で読んでたら声出てもうた
あ、まって大好きっす。癖っす。とりま❤︎