テラーノベル
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後日談とか、吸血鬼と発覚した際の話などが入ってます!
御本人様には一切関係ございません!
発覚したあの日
izwさんside
……まずいな…集中できない…最近輸血パック切らしちゃって、届くのも少し遅いことを知ってたのに何やってんだよ俺は…
iz「…ヤバい…血が飲みたい…」
輸血パックの血は味があまり美味しくなくて、正直新鮮な人間の血を飲みたいけど、そんなことしたら俺は捕まる。それに、人間を傷つけてまで飲みたくない…けど…
iz「……飲みたい……」
そんな時だった。
sg「izwさん、いる?」
ま、まずい…よりにもよって、主要メンバーで唯一人間のsgiさんだ…襲わないようにしないと…
iz「…いますよ。」
sg「入っていい?」
iz「はい。」
sg「失礼しまーす。」
iz「…ど、どうしました?」
sg「…いや、あの…izwの方がどうしたん?」
iz「えっ?」
sg「めっちゃ顔色悪いで…熱ある?」
そう言って、机をまわりこんで近づいてsgiさんは手を俺のおでこに当てた。座ってる俺に目線を合わせるためにしゃがんだ際、シャツから見える首筋を見て、俺は思ってしまった。
iz「(…血……飲みたい…)」
sg「うーん…熱じゃなさそう…吐き気とかする?」
俺は血を飲みたいという思いが強くなって、駄目だと思いつつも次第に感情を制御出来なくなっていた。
sg「…izw?大丈夫?」
俺は、近距離で首筋を見てしまって…もう耐えられなかった。
ドサッ!
sg「!?izw、どうしたん!?」
俺は無意識のうちにsgiさんを押し倒していた。でも、もう止まれない…
sg「ちょ、何してるん!?服引っ張らんといてや!」
首筋がはっきり見える位置まで服をずらして、俺は牙を見せた。
sg「!?な、なに…その牙…」
俺の肩を掴み、押し返そうとしていたsgiさんは、そこに驚いて気を取られたのか、押す力が弱くなっていた。
iz「…いただきます。」
力が弱まったその瞬間、俺はsgiさんの首筋…頸動脈近くに牙を立てた。
sg「あがっ!?」
ゴキュッ…ゴクッ…
iz「!(お、美味しい…甘くて濃ゆくて最高の味…♡)」
sg「izwっ、な、なにしてっ…や、やめろっ!!」
ドサッ!
iz「!」
押し返された…どこにそんな力があるんだか…
sg「な、なぁ…どういうことや?」
iz「…分かるでしょ?」
そう言って、牙を見せ、目を赤く光らせた。
sg「…!」
珍しく怖がって、一歩後退りしてそのまま後ろを振り返り、部屋を出ようとした。普通なら、謝らないといけない…でも、今の俺にはそんな考えはなかった。だって、あんな極上の味がする血…
iz「逃すわけないじゃん♡」
ガシッ!!
sg「っ!」
思わず後ろから腕ごと抱きしめる形でsgiさんを閉じ込めた。
sg「離せっ!や、やだっ!」
iz「ごめんね、もっとその血飲ませて♡」
ガブッ!
sg「あぁぁっ!!?」
ゴキュッ…ジュルルルルル…
sg「あっ…あぁぁぁ……!は、なしてぇ…」
そんな言葉も無視して、俺は飲み続けた。
sg「やっ、うぅ…」
そのうち、抵抗する力も弱くなって最終的にはただ、俺が抱きしめながら無抵抗のsgiさんの血を飲み続けた。
sg「あ………っ…」
梓夢硫黄
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ジュルルルルル…ジュルルルルルルルル…
iz「…ご馳走様♡」
久しぶりに…いや、こんな甘くて濃ゆい血、初めて飲んだなぁ…♡美味しかった♡
sg「……っ…」
バタンッ
iz「!?sgiさん…?sgiさん!!」
血を飲みすぎて貧血になってるのかもしれない…てかまず血を止めないと!
ペロッ…ペロッ…
二箇所噛んだから、そこを舐めると、傷はすぐ治った。とはいえ貧血状態が治る訳じゃない。
iz「どうしよう、まずは休憩室に…!」
牙をしまって、sgiさんを抱えながら休憩室へ急ぐ。
fk「…izw?sgiさん抱えてどうしたの?」
iz「あ、後で説明します!」
fk「…今、sgiさんから血の匂いがしたような……まさか…」
休憩室にて
iz「えっと…足を高く…」
ベッドへ寝かせたあと、ソファの近くにあるクッションを置いて、足を高くさせた。他にはベルトを緩めたり、ココアを淹れておかないと…
fk「さてはやらかしたね、izw。」
iz「!fkrさん…」
どうして分かったんだろう…
fk「微かにsgiさんから血の匂いがしたの。さっきまでそんな匂いしなかったのに。」
…同じ吸血鬼だから嗅覚はすごいよね…まぁ、廊下で会ったらどうしようもないとは思ってたけど…
fk「それで…話すの?」
iz「…うん。俺のせいで…もしかしたらsgiさんが辞めちゃうかも…」
fk「…やっぱり無理やりなんだね。」
iz「…あっ。」
fk「なんとなくそうだろうなって思ってたよ。…辞めちゃうかもしれないけど、もうそれは引き留める権利なんてないからね。」
そりゃそうだ…今まで俺が…俺らが吸血鬼だってことを黙っていて、長年嘘をついていた…怒ったって不思議じゃない…
fk「…この際、みんな言おうか。ずっと隠し通すのも無理だっただろうし。」
iz「…ごめん。」
fk「謝るのは俺らじゃなくてsgiさんでしょ。じゃ、みんないるし呼んでくる。」
iz「…うん。」
ハァ…本当に何やってんだよ俺は…
自責の念に駆られながら、あつあつのココアを淹れてベッド近くの机に置いておいた。
(みんな揃って…)
ym「izwさん…言うんですか?」
iz「…うん。俺のせいで…ごめん。」
kw「反省はしてるみたいだけど、許すかはsgiさんが決めることだからね。」
mn「…。」
sg「……ん…」
iz「!」
sg「……!」
目を開けて、視線をこっちへ向けると、何があったのか思い出したのか、勢いよく起き上がって俺から離れようとした。
それが良くなかったのか、うぅ…と言いながら頭を抑え、ベッドで蹲っていた。
iz「…あ、あの……sgiさん…」
sg「……izw…さっきのは…?」
iz「…ごめんなさい。俺、ずっと黙ってた。」
sg「…。」
iz「…実は……俺…吸血鬼なんだ。」
sg「!」
fk「…そして、ここにいるみんなも、吸血鬼。ずっと黙っていてすみません。」
kw「言ったら、怖がられるんじゃないかって、ずっと言えなくて…。」
sg「…。吸血鬼なんて、この世に本当にいるんやな。」
ym「…?」
sg「…なぁ、血って毎日いるん?」
mn「僕たちはちょっと変わってて、1、2週間に一度飲めれば基本的に元気です。」
sg「…血はいつもどうやって飲むの…?」
gn「輸血パックとかですね。」
sg「…ならなんで、俺の血を飲んだの…?」
iz「…すみません。」
sg「…俺は何で飲んだか聞いたんやけど。」
iz「…俺は、輸血パックの血ってあんまり美味しくなくて生きるために飲むって感じで結構その辺大雑把にしてて…そのせいで輸血パック切らしちゃって…それで、ここ最近イライラしちゃって…その時、sgiさんの首筋が見えて、”飲みたい”って思うと止まらなくて…本当にすみません!」
言い終わると同時に頭を下げた。何の説明もなく、承諾もなく襲ったんだ。嫌われたっておかしくない。俺のせいで…今までみんなで築き上げてきた大切なものが崩れ去ってしまうかもしれない。そう思った。
sg「…………izw、頭を上げて。」
iz「…。」
sg「……説明なく俺を襲ったのは怒ってるけど…反省してるんやろ?」
iz「…はい。」
sg「…それに、このココア…俺の?」
iz「はい、貧血に良いから…」
sg「…ならええよ。これで反省もなしならどうしようかと思ったけど。」
iz「…えっ?ゆ、許してくれるんですか?」
sg「うん。ちゃんと俺をここまで運んだり、足を高くするためにクッション置いてたり、ココア置いてたり…ちゃんとしてくれたから。」
tr「で、でも…僕たち、吸血鬼なんだよ?吸血鬼怖くないの?」
sg「怖いとは思わんな。いるんやってびっくりしたけど。」
ym「…騙してたのに、許してくれるの?」
sg「…そもそもカミングアウトするのさえ勇気がいるのに幽霊とか信じてない俺に”吸血鬼なんだ”って言うのはより勇気がいるやろ。そう思うと、別に許すとか、許さないとか俺が言うことやないから。」
fk「…俺ら、危険分子なんだよ?」
sg「ほんとに危険分子なら、俺もう死んでるやろ。この長い年月俺が無事だったのは、お前らがちゃんと自制してたからやろ?人間を襲ってはいけないって。」
ココアを飲みながら、落ち着いた声で質問に答えていく。
iz「……じゃあ、この会社に、いてくれますか…?」
sg「当たり前やろ?俺はみんなにいつもお世話になってるし、この会社で働くの、すごく楽しいんよ?」
iz「!」
sg「あ、そうだ。みんなも、輸血パックの血って美味しくないと思っとる?」
そう聞くと、みんな同じなようで、曖昧ながらも肯定の返事をした。
sg「……血を飲むのが1週間に1、2回なら…俺から飲んでもええよ。」
他「!!」
kw「で、でも…また倒れちゃうんじゃ…」
sg「kwmrさんとかたまに顔色悪かったけど、あれって輸血パックが美味しくないからあんまり飲めなくてきついんちゃう?」
kw「う…そう、ですけど…」
sg「まぁ、俺の血が不味いと思うかもしれんけど…」
iz「いや、すっごい美味しかったです!!」
sg「なんかそれ嬉しないな。」
他「wwww」
これが、1人の人間がさらに愛されるようになったキッカケだった。
発覚したあの日 終わり
長くて草。
次はめっちゃ短いです!
「なんでもええから…」
mn「ちょっと!gnは2日前に飲んだでしょ!」
gn「だって、あの時sgiさん忙しくて結局あんまり飲めなかったんだもん!」
言い合いすること数分…
sg「……なんでもええからはよして…?」
2人「!じゃ、いただきまーす♡」
sg「えっ。うわっ、2人してやめろ!」
ガブッ!
sg「あがっ…!」
数分後……
sg「…う……」
2人「…あっ、やべ。」
この後、起きたsgiさんに2人は少し叱られたらしい。
「なんでもええから…」 終わり
閲覧ありがとうございました!
コメント
9件
え、最高です… 須貝さん優しい…!!
いやー、izwが我慢できずに襲っちゃうシーン、めっちゃ緊迫しててドキドキしたわ…!でもsgiさんの「ちゃんと反省してるなら許す」って対応が優しすぎて泣いた。吸血鬼だってカミングアウトした後の、みんなの安心した空気感がすごく伝わってきたよ。あと短い方の話でgnとmnが我先に吸血してsgiさんに怒られるの、ギャップ萌えで笑った(笑)