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ある日ツンデレな恋人のホンネを聞いてみたら、デレどころではなくでろでろ♡だった件について。
第2話 - ある日ツンデレな恋人のホンネを聞いてみたら、デレどころではなくでろでろ♡だった件について。
217
6,189文字
2026年06月20日
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「あ゛ぁー疲れた!」
明日は久しぶりの休み。
このところ色々と忙しく、1日フリーという日が全くといって良いほどなかった。
まぁ、忙しいのは大変嬉しいことなのだが。
「おつかれ〜」
目の前でさっさと帰ろうとする仁人に気づき、捕まえる。
「仁人何1人で帰ろうとしてんの〜?」
肩に腕を回された仁人は、ギクリとした様子だった。
「だって、疲れたし…」
「仁ちゃーん。久しぶりにゆっくりできる日なんだからさぁ。イチャイチャしようよ〜」
――俺たち、恋人デショ?
耳元で囁くと、肩を跳ねさせる。その反応かわい〜♡とにやけていると、次の瞬間両手で身体を押される。
「やっめろ!まだみんないるだろっ!」
別に俺はみんなに俺たちのことバレても全然いいけどねー。むしろ、バラしたい。でも仁ちゃんが嫌がることはしない。絶対。
「いやいや、年下3人組はもう出てったよ。
……ね、いいじゃん。一緒にゆっくりしようよ。ね?」
あっ、映画見よ!映画!ほらあれ、こないだ仁ちゃん見たいって言ってたやつ!
そう話題を振り、なんとかその気にさせる。
「映画見るだけ……?」
「うん」
「本当に…?」
「そうだよ。何か美味しいの頼んでさ、まったり映画鑑賞しようよ」
嘘。本当は映画を見るだけで終わらせたくない。
仁人を、抱きたい。
ここ最近、セックスどころか仁人と触れ合うことさえできないほど多忙だった。忙殺される毎日にそういった欲望も薄れてはいたが、ソウイウコトができる状況である今は…正直もう我慢の限界だ。
仁人は元々性欲があまりない方なのか、いつも自分から誘ってる気がする。
一応気持ちよさそうにはしているが、本当のところどうなのかが知りたくもあり、怖いからやっぱ知りたくない!というのが本音だ。
「じゃあ…行こうかな」
っしゃ!
俺は心の中でガッツポーズをした。
絶対ソウイウ雰囲気に持ち込んでやる!
***
「久々だな、勇人ん家」
「だよな〜。何ヶ月ぶり?…あ、何か届いてる」
郵便受けを確認すると、宅配便が入っていた。薄く、小さな箱。
「なんか頼んだの?」
「何だっけなー。何頼んだか忘れたわ」
そういえば…、先ほどスマホを開いたときに『お届けの商品が到着しました』的なメールがきてたことを思い出した。
何かを頼んだ覚えがなかったため詐欺メールかと思っていたが、これのことだったのか。
それにしても、なんだろう。
「あー…あっつ。先シャワー浴びて来ていい?」
「あ、せっかくなら湯船浸かろうぜ。入浴剤色々買っといたから、好きなの選んで」
「お、サンキュ」
湯張りのスイッチを押し、鼻歌を歌いながら脱衣所に向かう仁人を見送り、俺は先ほど郵便受けに入っていた荷物を開封してみた。
中から出てきたのは、小瓶に入ったどピンクの液体。
「『ホンネシレール』?……何だコレ」
…あ!思い出した。
それはだいぶ前のこと。寝る間際のネットショッピングの際、『何だコレ、ふざけてんだろwwまぁいいや、買ってみよw』という軽いノリでポチったやつだった。
『恋人の本音、あなたは知りたくないですか?』
こんな怪しいキャッチフレーズに一瞬だけ惹かれてしまったのだろう。
確かに、仁人の本音は気になる。
グループ内でも世間からもツンデレという認識がなされているが、俺と2人きりのときは殊更ツンが優勢である。
だから、恋人同士になりソウイウ行為をするようになって、これは本気で嫌がってるのか、ツンなのか、どっちなんだ!?と悩むようになった。
「うっわ、すっげぇ色だな…」
毒々しいピンク色の液体を眺めていると、浴室のドアが閉まる音が聞こえ、少ししてシャワーの音が聞こえてきた。
「今度いつ休み取れるかわからんし、飲んじゃえっ」
きっとただの色のついた砂糖水だと思いつつ、淡い期待を抱きながら思い切って一気に口に流し込む。
うっわ!甘っ!
まるで砂糖の塊が口に入ったかのような甘さに、顔を顰めた。
すぐにコップ一杯の水で口の中の甘ったるさを打ち消す。
本音とは、心の声が聞こえるということだろうか…。
どうせ偽物だろうと思うのだが、期待を胸に浴室に向かって耳をそば立てる。
……
何も聞こえない。
まぁ、そりゃそっか。と思うも少し残念さが感じられる。
それよりも…
仁人がシャワーを浴びている音を聞いていたら、何だかムラムラしてきてしまった。
俺も一緒に入ろうかな。
仁人絶対嫌がるだろうな…
でも、
バタンッ
「俺も一緒にはーいろっ♪」
「はっ、え、え、ちょっと待って!!?」
『は?え?え!?待って待って待って!!』
…ん?なんか声がダブって聞こえたような。
まぁいいか。
気持ちが抑えられず、俺はシャワーを浴びる仁人を突撃した。
「何で勇人も入って来てんの!?」
『やだ…なんで!!?』
目の前には生まれたままの姿の仁人。視界に飛び込んでくる真っ白な柔肌。その滑らかな肌と身体の曲線美に眩暈がする。
仁人は両腕で自身の身体を隠すと、眉間に思い切り皺を寄せて出ていけと言ってきた。
が、やはり声が二重に聞こえる。
というより、いつも通り耳から入ってくる声と、頭に直接入ってくる声がある。
これってもしや…?
段々と期待が胸の中で膨らんでいく。
「はやく出てけって!マジで!」
『…久しぶりだし、今日ヤルかなって思って後ろ準備しようと思ってたのに…!』
いつもの仁人からは想像できない爆弾発言が聞こえ、耳を疑う。コレって俺の願望とかじゃないよな!?
にやりと口角が上がるのが、自分でもよくわかった。
「なぁに、じんと♡もしかしてココ、準備してくれようとしてたの?」
意地悪く谷間に手を滑らせると、わかりやすく身体が跳ねた。
「やっ!何すんだよ!ち、違うし!」
『ぁ、はやとのて、久しぶり…てか、なんでわかったの?』
やっぱりそうだ。この、頭に直接流れてくる方が仁人の本音だ。多分。
とろんとした仁人の声が、可愛すぎる。
仁人が持ち込んだのだろう、置いてあったローションを手にぶち撒けると、滑りを利用し指を中へ挿れる。
「やぁ、だめ、だっ…て……あんっ、」
「俺が手伝って、あげるね…!」
指を増やして出し挿れすると、仁人の身体から力が抜けて凭れ掛かってきた。口ではやだと言って抵抗しようとしているが…
『あぁっ、や、ダメ、きもち、ぃ///』
脳内に流れ込んでくるのは仁人の気持ち良さそうな甘い喘ぎ声であった。
「ダメ、だめ……」
「もぅっ、うるさいお口は塞いどこうねぇ〜」
「ンむっ!んん゛〜〜!!」
拒絶の言葉しか吐かないお口につい苛立ち、自分の口でそれを塞ぐ。
抗議しようとして開いた歯の間に舌を滑り込ませ、仁人の可愛い舌を絡め取り強く吸い上げた。
浴室内では、下を解す音とお互いの舌を絡め合う2種類の水音が響いていた。
『んっ、はやととのきす、しゅき…♡あっ、指はやっ、い!もぉいくっ、イッちゃうぅ♡』
仁人のイイトコロを指で思い切り擦り上げると、一際身体を大きく震わせ先端から白濁を飛ばした。
完全に力が抜けふにゃりとその場にしゃがみ込む。
はぁーっはぁーっと大きく肩で息をして、やや落ち着いた頃、俺を見上げて小さく睨んできた。
「…バカ。いきなり何すんだよ」
『ん…きもちよかった…』
ダメだ。本音が聞こえてくると思わずニヤけそうになってしまう。
その後ヘタってしまった仁人の髪と身体を洗い、お湯で流す。
普段白い肌が蒸気でピンクに色づいている姿が堪らなくそそられる。正直先ほどから下半身が限界だ。
今すぐにでも挿入れたい。
けど、もうちょっと可愛い仁人を見たい!
嫌がる仁人を抱き抱え、一緒に湯船に浸かる。仁人は俺から距離を取ると、目を閉じてはぁーっと息を吐きリラックス状態に入った。
連日の仕事で疲れているのだろう、縁に腕をだらんと置いて今にも寝てしまいそうだ。
「寝るんだったら危ないから、俺によし掛かりなよ」
ほっぺをほんのりピンク色にさせて気持ち良さそうに目を瞑っていた仁人の身体を引き寄せ、自分の腕の中に閉じ込める。眼前の後頭部がかわいい。
「もう!くっつくなよ!…ってか、何か当たってるし!!」
『勇人のスケベ!!!』
俺はバタバタとする両手を押さえつけ、一層強く抱きしめて頸に唇を寄せた。ちゅ、と軽くキスを落とすと身体はビクリと跳ねる。
左手で仁人の両手を拘束すると、俺は右手を下の方へ這わせていき…仁人のモノを抜き始めた。
「ちょ、勇人!イッたばっか、だから…」
『勇人の手、きもち……ヤバいまたすぐイッちゃう』
手を上下するたびに身体をビクンビクンと震わせ、太腿に力を入れて足を閉じようと奮闘する。だがそれはふにふにの太腿で俺の手を挟んでいるだけだし、…は?煽ってんの?っていう感じ。
快楽から逃れようと俺の腕に縋り付いてくるのも興奮材料。
仁人が俺の腕を掴んでいるのをいいことに、自由になった左手を胸の飾りに伸ばす。
アッ!と一層高い喘ぎが上がった。
ふるふると震えながら顔をこちらに向けて、怖くもない睨みを効かせてくる。
「マジで、いいかげんにしろ……!!」
『・・・きすしたい。もっとはやととちゅーしたい!はやと、きすしてくれないかな・・・?』
それを聞いた瞬間、俺は仁人のぽってりとした唇にむしゃぶりついていた。さっきよりもずっと激しく舌を絡ませる。
ふーっ、ふーっ、と鼻でする洗い呼吸に、んぅ、と感じ入っているような甘い吐息が混ざる。
ヤバい、俺ももう限界かも。
仁人の身体をこちらに向けてさらに深く口内を貪る。
より密着した身体の間で仁人と俺のを合わせて激しく抜くと、2人同時に絶頂を迎えた。
くたりと身体を預けてくる仁人の首筋に顔を埋め、軽く吸ったり噛みついたりしていると、弱々しくやめろ、と言われる。
「まじで…つかれた…」
『もうムリ…ねたい…』
これで終わる訳ないだろ…!と、仁人の心の声を聞いてツッコむ俺。
こんなとろとろで可愛いくて、しかもいつもと違って本音が聞こえるオイシイ状況を逃すはすがない。
のぼせかけていた仁人を湯船から出し、身体をタオルで拭いてバスローブを着せ…
そして今、俺に髪を乾かされている。
されるがままの仁人だったが、髪を乾かし終わり俺が後ろからハグをすると、すぐさま俺の腕の中から逃げ出しベッドへダイブした。
何々!?すぐにでもヤりたいってこと!?
時々仁人の行動がわからない。こういうときに心の声を聞けたらいいのだが、どうやら本音は仁人が喋るときにしか聞けないらしい。
「何々仁ちゃーん。ヤル気満々?」
横向きになって両手で顔を隠している仁人に近づき、上に乗っかる。
「もう寝る…つかれた!ねむい!」
『何俺自分からベッド上がってんだろ…恥ずすぎ///さっきからずっとムラムラしてるなんて、絶対言えない!』
マジかー…。
よし、いただきます♪
「じーんちゃん、お顔みせて?…俺、もう限界なんだけど。えっろい仁人くんのせい。だからさ、責任とって?」
指をずらしてチラッとこちらを見た仁人の目は、もうすでに蕩けていた。
「…しょうがないな」
『うわっ…勇人の顔エロ…。ダメ。この顔で見られるだけで俺・・・』
自分でもわかる。今絶対野獣みたいになっているだろう俺を見上げて仁人はごくんと唾を飲んだ。
「仁人、挿入れるね…」
「うん…」
『はやく…きて……』
ゆっくりと仁人の中に挿入る。かなり久しぶりだったため少しキツく、挿入れるだけでもっていかれそうになってしまった。
キツそうにシーツを掴む仁人の頬を撫でると、気持ち良さそうに目元を緩める。
奥まで入ると、ああ、仁人に包まれてるなという充足感で満たされた。
動くよ、と囁き抽挿を始める。
口を手で抑えながら上下に揺すられる姿が健気というか、いじらしいというか…
「んっ、ん、んぁ、あ、あーー」
ふいに漏れ出る、鼻にかかった喘ぎ声が下半身をさらに刺激してくる。それに何より、
『こえっ、がまんしなきゃ、なの、にっ、でちゃっ…あっ!』
仁人のホンネがめちゃめちゃかわいい!!
愛おしすぎて、その身体を抱き締める。より身体が密着したことで奥まで届き、仁人から嬌声が上がった。
「やだ、やだやだやだ…も、いっちゃうーーも、やぁーー」
『もぉイク!イッちゃう!はやと…すき♡はやととっ、いっしょにイキたいー…』
口ではヤダヤダ言ってるのに俺に抱きついてるし、内心では俺と一緒にイキたいって言ってるし!!
俺の恋人、かわいすぎだろ!!!
もはや余裕もなく、動きは激しくなっていく。
部屋にはベッドが壊れそうになるほど軋む音と、2人の洗い呼吸音だけだった。
俺ももぉ、イキそ――…!
「出すよ、仁人のナカにっ」
「うん、うんっ!キテ…!」
『ちょーだい、はやとの、せーし♡』
最後の最後でダブルパンチを喰らい、俺は絶頂した。ほぼ同時に仁人もイッたようで、ビクビクとナカが収縮する。
っはぁー…
2人して余韻を感じるように大きく息を吐く。俺がペタリと仁人の上に倒れると、少し掠れた声で重い、と言われた。
***
風呂+激しい運動(セックス)により脱水状態になっていた俺は、キッチンに行き水で喉を潤す。
「ね、仁人……」
「なに?」
呼びかけると怠そうに返事をする仁人。心の声は、もう聞こえない。どうやら効果が切れたらしい。
「映画、みる?」
「もぉねる」
聞こえてこない本音に、少しだけ残念な気持ちになった。
普段ツンが多めのツンデレちゃんだがら、拒否られるのには慣れっこなのだが、気持ち良いのとか、してほしいこととかに素直になってた今日の仁ちゃんがものすっごく可愛かったから…。
でも、と思う。
あんな本音を隠している仁人の方が、かわいい♡
えっちのときの「イヤ」がツンデレのツンなのか、本当に嫌なのかがわからないときもあるけれど、それは2人でいるうちにわかっていくのだろう。それを見極めて駆け引きするのも楽しみの一つだ。
「ね、仁人、……もう一回シない?」
「ふざけんな!」
枕が顔面に飛んでくる。
あれれ、本当に怒らせちゃった?
「マジでバカか!俺、明日足腰立たなくなるわっ!」
受け止めた枕を持ってベットに上がり、寝そべる仁人に近寄る。
「大丈夫。俺が介護してあげるから笑」
ヤダし!
ピシャッと言い放ちプイと体を俺と反対方向に向けてしまった。
「仁人……
俺のこと、キライ?」
怒っちゃったかもしれない仁人に、冗談ぽく問いかける。ウルウル感を演出し悲壮感を出してみた。
くるりと顔をこちらへ向けた仁人の大きな目は、いかにも怒ってます!という形をしていた。
が…
「キライなわけないじゃん。……スキだし。
けど!それとこれとは話が別!!」
前言撤回。
やっぱり薬なんかない方が良い。ふいに見える本音にも萌えるし、何より言葉だけじゃなく、目線や仕草、それら全部から俺へのスキ♡の気持ちが伝わってくる。
心から愛おしい。
結局折れた仁人を組み敷き第二ラウンド。
でも3回目を申し出た俺にさすがの仁人もブチキレ、その後1週間仕事以外で口を聞いてくれなくなったのはまた別の話。
【読まなくて良い一言あとがき・・・】
あまりでろでろ♡ではないなと書いていて思いました(涙)
コメント
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はー…もう、推せますね、仁人くん。口では「やだ」「違う」って言いながら、心の声では「すき」「きもちいい」って…そのギャップ、反則級にかわいいです😭💕 私、バスルームで仁人の本音がダブって聞こえ始めたところからもう胸がきゅんきゅんしっぱなしでした。それに、勇人が「やっぱりきもちを隠してる仁人のほうが好きだ」って気づく最後のシーン、すごく好きです。素直じゃないからこそ言葉にできない分、仕草や目線に愛情が滲む…そういう距離感の描き方が本当にお上手ですね。連載これからも楽しみにしてますね、星月。さん🌷
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