テラーノベル
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放課後。寮の自室に戻ると、
いふくんがベッドに寝転がってスマホを弄っていた。
青.彡「…おかえり、ほとけ。」
水.彡 「ただいま戻りました、。」
荷物を置くと、いふくんが「……おい」と、少しバツが悪そうに声をかけてきた。
水.彡「…なんですか、いふくん?」
青.彡 「…自分、アニキのこと『アニキ』って呼ぶのはええけど…。俺のことも、その…頼りにしてええんやぞ。」
いふくんはスマホから目を離さず、ぶっきらぼうに言った。
水.彡「…え?」
青.彡 「アニキだけがアニキやない。俺だって、お前より長くこの学園におるんや。
…困ったことがあったら、まろ…じゃなくて、俺に言え。」
「まろ」という愛称を自分で言いかけて、いふくんはさらに顔を赤くした。
僕は、その不器用な優しさに胸が熱くなった。
水.彡「…はい。ありがとうございます、いふくん。…いふくんは、僕にとって、最初に出会った大切な『先輩』ですから。」
青.彡 「…っ、…ふん。分かればええねん、」
いふくんは布団を頭から被ってしまったが、
その背中からは、どこか嬉しそうなオーラが漂っていた。
夜。全員が寝静まった頃、僕は一人、窓の外を見つめていた。
視界の端では、故障したチップがオレンジ色の光を放ち続けている。
『――指令。ターゲット:ifの弱点を特定せよ。……再試行中。……エラー』
アニキが壊してくれたおかげで、強制操作は行われない。
けれど、命令だけは非情に届き続ける。
(……いふくんの弱点なんて、もう知ってるよ)
それは、仲間を想う優しさだ。
そして、それはこの学園にいる全員が持っている、最高に美しくて、
スパイにとっては最高に利用しやすい「弱点」だった。
(……僕は、この人たちを裏切れない。……、この先どんな命令が来ても。)
僕は、首の後ろの微かな痛みを指で押さえた。
アニキとの秘密。 いふくんの不器用な優しさ。
初兎ちゃんの鋭い気遣い。 りうちゃんの無邪気な信頼。
ないちゃんの温かな眼差し。
それらすべてが、今の自分を支える「盾」であり、同時に、自分苦しめる「鎖」でもあった。
水.彡「……守りたいな。この場所を。」
小さく呟き、暗闇の中で静かに目を閉じた。
___明日もまた、賑やかなみんなの声が聞けることを願いながら。
最近結構伸びててテンション上がってます(
本当に感謝しかないです…😭😭😭✨️
おつてん!
コメント
11件
おつかれー めちゃ良かった✨✨