pixivに載せてたものを移動しました。
見覚えがありましても、無断転載ではないです。
若干嘔吐・吐血のような表現があります
話の文脈ごちゃごちゃ
解釈違いがあるかもしれません
なんでも大丈夫な方のみどうぞ
rd side
朝。
口に、違和感を覚えた。
口の周りが、濡れているような感覚。
鏡を見ると、目を疑う光景。
口の周りに、黒の液体がついていた。
rd:「え」
困惑で、固まる。
喉の辺りが急に苦しくなり、ごほ、っと咳き込む。
rd:「ぇ゙、」
黒のどろっとした液体が口から垂れてくる。
吐血のような感覚に近い。
だが、苦しくも痛くもない。
病気……?歪み……?
その時丁度、ツイックスが鳴った。
見てみると、市長の投稿。
…………なる程、。
長ったらし過ぎて途中で読むのをやめたが、最初の方にはこう書いてあった。
大規模な歪みが発生していて、歪みの内容ば抑えていた感情が口から液体となって吐き出される゙というもの。その抑えていた感情によって、液体の色は異なるらしく、笑いを抑えていたのなら、橙色。泣くことを抑えていたのなら、水色。怒ることを抑えていたのなら、赤。などなど。もちろん、他の感情、色もあるらしい。
現時点ではまだ調査中で、直る目処はまだ。
ということ。
下の方には市長からの謝罪的なメッセージっぽかったので、飛ばした。
ただ、黒色の説明は無かった。
自分が何を抑えているかなんて見当もつかないため、諦めた。
体に害は無いらしいので、出勤はできそうだ。
まぁ、なんでもいいか。
歪みなら数日で直るだろうし。
rd:『らだお、出勤します』
無線に挨拶を入れると、すぐに返事が来る。
『おはよー』『おはよーございますー!』
『らだおくん!署長室前来てくれる!!?』『らだお!署長室前!』
署長室前?
『はーい?』
とりあえず向かうと、何人かが固まっていた。
rd:「おはよーございまーす、?なんすか?」
人だかりを見ると、真ん中には皇帝とぺいん、つぼ浦、ネル先が座っている。
周りには心配そうな顔をした署員が数名と、それをまとめる署長。
pin:「あ、らだお!らだおは歪み、大丈夫か?」
rd:「……ぺいん達は?」
ner:「ボクと皇帝は紫の液体で、ぺいんくんが赤色で、つぼ浦くん、が……」
tb:「俺は、ッごほ、っ、」
ぽた、とつぼ浦の手から垂れるのは、青緑の、透明感のある液体だった。
rd:「大丈夫?つぼ浦?なんか、純色ってより、透明だね」
tb:「あ゙ー……不快っすけどまぁ、平気っす。色はほんとに知らねーす」
nar:「今んとこの見立てだと、紫がストレスか疲れとかかってなってんだよな」
kou:「まだ確証はないがな?」
pin:「俺は赤だから怒りだってわかってるけど」
mnd:「ぺいんくん優しいから人に怒れないんだよねー、なんか納得だもん」
pin:「最初吐いた時血だと勘違いしてめちゃくちゃ焦ったけど……w」
ork:「匠と同じ色の人、まだいないからわかってないんだよ」
nek:「で、らだオは平気なノ?歪み」
rd:「あー……俺、は……、ッ、!ッごぽッ、」
喉の圧迫感で、座り込む。
鬼のヘルメットの下から、真っ黒な液体が服に垂れる。
水色のシャツの一部が、真っ黒に染まる。
さっきのつぼ浦が片手から垂れるくらい。
だが、俺は両手使っても零れるくらい、黒の液体が口から溢れ出した。
量の違いは、何なのか。
rd:「ッは、ッ、はぁッ、ッごほ、、ぁ゙ー……よごれた、服」
チラッとみんなの顔を見ると、ぽかん、としている。
が、すぐに叫んだ。
「「「「「「え゙ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!????」」」」」」
pin:「だッ大丈夫か!!??」
rd:「へーきへーき、ぺいん、そこのタオル取ってくんない?、床に垂れそ」
pin,:「え、!?あ、え、こ、これ、?」
rd:「そー」
動揺しすぎじゃね?
タオルを受け取り、軽く拭き、更衣室へ向かおうと、立つ。
「ちょ、ッッッッ!?!?!?」
rd:「何?」
まぁ、当たり前のように呼び止められる。
nar:「な、なんでお前そんなケロッとしてる、!?そんな真っ黒なもん吐いといて、!?」
rd:「?なんで、って……別に、そんな騒ぐこと?」
nek:「大丈夫ナの、!?らダお!?」
rd:「へーきだよ、そんな心配しなくても」
ちょっと苦しいくらいだし、誰かにうつったり、迷惑をかけないならそれでいい。
rd:「よごれたし、着替えてくるねー、すぐ事件対応行くから」
bua:「な!?、流石に歪みが起きている署員は仕事は休みにッ」
tb:「……アオセン、今日一緒に行きません?」
rd:「ん、いーよ?珍しい」
bua:「無視をするな2人とも!!?はぁ……じゃあぺいん、皇帝、ネルは……」
ner:「休みが嫌で逃げたーー……w」
bua:「休みが嫌!?!?じゃ、じゃあせめてネルは」
ner:「ボクも仕事行ってきまーす……w」
bua:「あぁもう誰もダメだ、……仕方ない、『えー歪みが起きている署員!歪みが起きている署員は休みは強制しない!だがしんどかったら個人個人早めに退勤可能だからな!無理はするな、!?』」
『りょーかーい』『了解』『了解ー』『了解!』
『いやしょちょー!?強制的に休ませないと、!?』
『署長諦めてんじゃ……www』
『仕事馬鹿すぎる……!!?休むって選択肢ないのか、!?』
rd:「じゃ、行くかー」
タオルを何枚か持ち、青鬼のヘルメットは置いておく。流石にさっきみたいに液体だらけになったら面倒くさいし。てか普通に溺れそう。
rd:「ぁ、でも今は特に事件無いか……じゃあ、パトロールでも行くか、ついでにおんなじ色の住民探そー、みんなが普段何抑えてんのか気になるし?w」
tb:「ライオットで行きます??」
rd:「ジャグラーで」(即答)
tb:「チクショウ、ほらよ」
rd:「わーい、あ、その前に服屋行ってくんね?」
tb:「青鬼ヘルメットを外したはいいもののなんか素顔のままは嫌だから代わりのもん探しに行きたいんすね」
rd:「え怖、正解!?!?さっすがつぼ浦ー」
tb:「アオセンの考えることなんかお見通しっすよ」
服屋で目元だけが隠れる仮面を適当に買い、パトロールに出発した。
ATMや銀行、コンビニをまわる。
白市民は何人かいるが、やっぱり自粛してるのか、犯罪者は見当たらない。
あぁ、あと行ってないところは………
rd:「お花摘みんとこ誰もいないかぁ」
車から降り、辺りを少し見回す。人の気配は感じない。
rd:「じゃー次はどこに……、」
tb:「アオセン」
不意に、名前を呼ばれる。
rd:「ん?何?」
tb:「……自分で、わかってるっすよね」
rd:「え?何が?」
tb:「感情が、黒色の意味」
心臓が、ドク、と鳴った。
rd:「、黒の意味?わかんないけど」
tb:「……俺が、青緑。この歪みの感情の色は、混ざるってことなんすよね」
rd:「、」
tb:「水色が、泣くのを抑えている色なら、青は悲しみ、とかだと思うんすよ。……緑は、黄色と青色。そーやって、今わかってる色をもとに因数分解みてーなことしてくと、俺は、多分、悲しみと、ほんの少しの喜びを、抑えてたんだと思います。」
rd:「すご、どしたの急に~?、w判明した?」
tb:「……じゃあ、黒は」
rd:「、…………」
tb:「全部の感情の、色だよな。アオセン」
rd:「……………ん」
tb:「喜びも、悲しみも、怒りも、疲れも、笑うのも、泣くのも、苦しむことも、辛いって思うことも、。全部、抑えて、全部、我慢して。……そーやって、黒は出来るんじゃないんすか」
rd:「、……、……そーいえば、つぼ浦って頭良いんだよね、意外と……、、」
rd:「……はぁ………、、」
ひとつ、呼吸をする。
rd:「……ん、自分で、なんとなーく、わかってた、かも」
自分の感情を、殺してるの。
rd:「……感情なんて、持ったら駄目なんだよ」
tb:「…」
rd:「俺は、上官だから」
rd:「俺は、空の悪魔だから」
rd:「俺は、……青井らだお、だから」
rd:「たくさん頑張るためには、感情なんて殺さないと、壊れちゃうでしょ?」
tb:「…………あんたはもう、……壊れてる」
壊れて、なんか、
tb:「だからなぁ、!……俺が、アオセンを救ってやるよ、絶対!任せておけ!!」
太陽みたいにきらきらで、すごく眩しい彼は、あったかい手で、俺の手を引く。
rd:「、……ん、。ねぇ…、つぼ浦、、」
暖かい風が、頬を撫でた。
「俺を、救って、」
「お願い」
青鬼は、一粒の涙を零した。
tb:「アオセーン」
rd:「んー?何つぼ浦ー?」
tb:「明日休暇取れってよ」
rd:「えー…………ん、わかった」
nar:「あ、明日は俺もマンゴーも休みだ」
rd:「え!マジ、!じゃあ、どっか遊び行かん!?」
nar:「仕方ねーなーwつぼ浦先輩も一緒に行きません?」
tb:「どこにだ?」
nar:「んーそれはらだおとマンゴー次第っすね?とりあえず行きましょーよw」
rd:「つぼ浦もいーじゃん!一緒に行こーって!絶対面白いから!」
tb:「そこまで言われちゃ仕方ねえな、俺も休むかw」
rd「やった~」
nek:「エ、つぼ浦先輩、明日休ミ?」
nar:「らだおもな」
nek:「マジ!!アツい!!」
nar:「だから4人でどっか行くかーって話してた」
nek:「行コーー!」
rd:「いったぁ!?なんでスライディングするんだよ!!?w」
tb:「猫だからな」
nar:「そうだ、猫だからしょーがない、それをとやかく言うのはらだおが悪い」
nek:「そーだそーダ!」
rd:「はぁー!?w」
tb:「なんだァ?やるか?」
nek:「殴り合い?ヘリ?銃?サバゲー?」
rd:「どーせなら練習かwサバゲー行こーぜw」
rd:「wwwww待ってえぐ、www」
tb:「ッ……wwwwwちょ、ッwww待てぇ、!!w」
nar:「死ぬッッッwww待て、!!wwマンゴー待て、ッww」
nek:「オラーかかってコーい!ww」
rd:「なんでマンゴーと3対1になってんのww」
nar:「マンゴー強過ぎるからだよっ!!ww」
nek:「オレが最強ダー!」
もう零れることない感情を、抑えることなく。
感情を救ってくれてありがとう。
俺だけのヒーロー
結構殴り書きのものです。
零した感情の量が違ったのは、抑えていた感情の量の違いです。
一部、pixivの方の文章から改変があります。
物語のストーリー中身自体は変更ありません。
pixiv投稿のものを一部、またこっちに投稿するかもです。
pixivアカウントはもう投稿停止しているので、テラーノベルアカウントの方でpixivアカウントを教えることはしません。
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