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休み時間俺は教室の中で引きこもってたにも関わらず存在感が凄かった。
クラスメイトが俺の性別転換をほかのクラスましてや学校中に広めたことによってうちのクラスに見に来る人、話しかけてくる人、ほんとに大変だった。
移動教室で歩く度に見られる。
珍しさがこれを呼んでいるのかそれとも可愛らしさがこれを呼んでいるのか分からない、だがみんな口を揃えて可愛いという。
これだけ言われてもその度反応に困る。
そもそも俺の心はまだ男だ。
春「(これが美少女(?)かぁ)」と少し感心しながらもほとぼりが冷めるのを待つ。
春「はぁ、人が減ったな、にしても沢山人が来ること」
三「そりゃそうだよwこんなに可愛い子がいたら見に来たくなるって、しかも元は男って言うね」
春「ちょ、可愛いって、、」
三「はは、見たまんまだよ、でも可愛いって言われて悪い気はしないでしょ?」
春「まぁ、確かに」
春「女の子になるんだったらこの名前でもよかったかもだし、親になんて言うかが少し面倒だろうけど」
三「せっかくの女の子なんだから好きなことしなよ〜w」
春「好きなことって、、」
少し調子に乗った古風の話に乗りながら時間が過ぎるのを待った。
学校で授業が始まる度に担当の先生に説明するのが大変だったが四校時から職員室でも噂になったのか説明する必要が無くなった。
ただ先生は俺に対する接し方が分からないようで少し戸惑っていた。
春「はぁ、接し方は変わらなくても良いんだけどなぁ。」
三「それが普通の人の感性よwそれにして私は早く慣れたでしょ?w」
春「最初俺見た時固まってたくせにw」
三「さ、最初だからしょうがないでしょ!」
意味のわからない言い訳をする古風を見ながら俺は少し微笑んだ。
春「んはぁ〜、今日はほんとに疲れた!」
三「初めての女の子での学校どうだったよ」
春「悪い気はしない、でも疲れた」
三「はは、おつかれ」
いつもの口癖ではない本当の疲れを感じ取ったのか優しい言葉を投げかけてくれる。
春「ただいま〜」
当然のように家には誰もいない。
家に着いた瞬間古風が思いもよらぬ発言をした。
三「あ、早速で悪いんだけど今日からここに住んでいい?」
春「え?」
三「いやさぁ、女の子になったから前よりは気を使わなくていいかなってwだから住まわせて〜」
春「俺はいいけど、、大丈夫なの?」
三「もう、おじいちゃん達には言ってあるし、荷物も持ってきている」
いつの間に準備していたのだろうか、最初から住まわせてもらえることが分かってたかのように自信満々に言う。
まぁ住まわせる分にはいいし孤独感も薄れるだろう。
内心少しだけワクワクしている自分がいる。
そんなことを横目に古風は引越しの準備を始めていた。
ご飯も食べま終えて一息ついていると。
三「あ、そうだ、春女の子になったんだから女の子用のシャンプーとか買いなよ今日は貸すから」
春「あ、そっか、てか風呂って昨日入らなかったから気づいてないけど体が女の子ってことでしょ?」
三「そうだねw」
春「まじか、、」
三「なんで?自分の体でしょ?」
春「いや、だとしても女の子の体を見るっていうのは少し抵抗感があるって言うか、」
三「そう?私は自分の体見ても興奮はしないよ」
春「それは生まれつき女だからだろ、、」
三「そのうち慣れるよ!」
そんな楽観的な古風と喋りながら俺は風呂の準備をしていた。
俺は古風から借りたシャンプー、リンスと自前のタオルを持って風呂へ向かった。
俺は服を脱ぎ浴室に入った。
春「(自分の体なのにこんなに目のやり場がないとは…)」
俺はとりあえず体を洗い流し風呂に入った。
春「ふぁ〜」
思わずそんな声が出た
今日の疲れが一気に取れるようだった。
春「ん〜、やっぱ身長縮んだせいか体が全部浸かるな」
この体になった利点を見出しながら真上を見上げていた。
しかし意識はしてないつもりでも体のことが気になる。
春「ま、まぁ自分の体だし見ても犯罪ではないよな」
自分にそう言い聞かせながら少しづつ視点を下にずらした。
春「こ、こんな感じなのか…」
少し関心しつつもそんなに興奮はしない。
普通なら揉みたいと思うだろうがそんな気持ちはさらさらなかった。
自分の体を揉んで何が楽しいのだろうか。
こんなことをしていたら少しのぼせてきた。
春「そろそろシャンプーするか」
しかし、この髪の量だから絶対時間がかかる。
案の定そうだった。
いつもの2倍、、いやそれ以上の時間がかかった。
だが髪の毛はサラサラで洗いやすかった。
春「(それにしてもこのシャンプーめっちゃ匂いいいな、いつも古風これ使ってんのか)」
女の子やはり大変なのだろう。そんなことを思いながらドライヤーで髪を乾かし始めた。
ドライヤーは余計時間がかかった。
その後リビングに降り。
古風に
春「女の子って大変なんだな、、」
と話しかけて見た。
古風は少しにやけた顔で
三「ふふーん、そうでしょう?」
と返事を返した。
そんなたわいのない会話をし終えて、いつもより早くベッドに着いた。