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第六話「向井リーダー、発熱中です」
※作者は発熱系が好きです※
シェアハウス六日目。
🧡「今日のスケジュール確認するでー!」
朝から元気すぎる向井。
掃除当番の調整、食材の管理、洗濯物の仕分け、撮影の段取り。
🖤「康二、ちょっと休めば?」
🧡「リーダーやからな!」
💙「昨日もほぼ寝てなかったよな?」
🧡「平気平気!」
——その夜。
🧡「……さむいっ…」
ソファで丸くなる。
💛「おい、康二…顔赤いぞ…」
❤「ちょっと失礼するよ」
向井の額に手を当てる。
❤「熱い…」
💜「体温計!!」
ピピッ。
【38.4℃】
全員「は???」
⸻
🧡「だいじょぶやって……」
声が弱い。
さっきまでの勢いはどこへ。
🩷「全然大丈夫じゃない!」
🤍「んもう!!リーダー失格!」
🧡「…えぇ!?」
❤️「無理しすぎ」
💜「張り切りすぎなんだよ」
🧡「みんなが楽しい方がええもん……」
その言葉に、一瞬全員が止まる。
💙(……そういうとこだよ)
🖤「俺、ベッドまで運びます」
⸻
ベッドに運ばれる向井。
布団にくるまって、少しだけ震えている。
🧡「……うぅ…さ、寒いぃ」
🖤「はいはい」
毛布を追加する。
🩷「冷えピタ持ってきた!!」
ペタッと向井の額に貼る。
🧡「んんっ…つめたいぃ」
💙「ほら、経口補水液も持ってきたぞ」
💛「えーーっと、くすりくすり」
💜「おい、みんな一気にやりすぎ。順番にやれ」
🖤「後は俺が見る」
💙「いや俺が見る」
🤍「ここは、俺に任せてほしい!」
❤️「こらこら、病人の前だよ?静かに…」
ベッドの周りが大渋滞。
🧡「……なんでみんなおるん」
💛「心配だから」
🧡「うぅ…ごめんなぁ…みんな」
❤「謝らないで」
静かな声。
💚「甘えていいんだよ」
🧡「……」
目が少し潤む。
⸻
数分後。
🧡「……喉乾いた」
🖤「はい」
コップを支える。
向井の指が少し触れる。
🧡「ん、ありがと……」
🖤「……///」
かすれ声。
💙「声やば」
🩷「かわい……」
💜「おい、口に出すなって」
⸻
向井が少しうなされる。
🧡「みんな……まだいてくれる?」
全員、一瞬固まる。
💛「もちろん…」
💚「ここにいるよ」
🧡「……ほんま?」
🤍「うん、安心して眠りたまえよ!!」
🧡「よかった……」
安心したようで、そっと目を閉じる。
寝顔がやけに幼い。
❤️「……守りたくなるね」
💙「普段あんなにうるさいのに」
💙「…でもかわいい」
全員『うん』
⸻
しばらくして。
🧡「……ん」
ゆっくり目を開ける。
🧡「あれ、まだみんなおるん……?」
💚「心配だからだね…」
🧡「ふふ…俺は幸せもんやな……」
少しだけ笑う。
でもすぐ力が抜ける。
阿部が布団をかけ直す。
💚「今日はリーダー禁止ね」
🧡「えー」
💚「命令だよ」
🧡「……はい」
素直に返事する。
全員 (きゅん。)
⸻
誰もその場を離れなかった。
リーダーはーー
弱った日ほど、
みんなの中心だった。
つづく。