だるまさんが転んだの時、怯えてたのでヤクをキメる前はミンスとかみたいに弱々なのかなと思った結果です。解釈違いは右回れ。
最初の語り手はサノスで、途中から最後までナムギュです。自己満で書いてたので設定が可笑しい部分があります。全て受け止める心の広い方は見てください!英語の部分はなんとなくで読んでもらって結構です!
まずいな。何故かクスリが効かない、このままだとヤクが切れちゃうな…
ラフだと楽しく無くなるから定期的に飲んでたはずなのに、飲みすぎて効果が無くなったのか?今はご飯の時間だからアイツラがいる。キメるまであと少し。
「大丈夫っすか?」
頭が朦朧としてきた、頭痛もする気がする。身体が震えてうまく動かない…まるで重い風邪にかかったようなダルさがある。
「…?大丈夫ですか!」
「っ…あぁ、No need to worry」
「I’m fine.めちゃくちゃ元気だ。」
咄嗟に嘘ついてしまったが、弱さを見せるのは俺じゃない。ちょっと反応は遅くなったが、怪しまれてはないだろう。
なんでこんな時に限って順番が遅いんだ…いつもなら、ちょっと頼んで順番を抜かすんだが、今はそんな気力、とてもじゃないが沸くわけない。そもそもなんでこんなにヤクが効かないんだ。オレが行くクラブで一番強めだった筈なのに…そろそろ場所変えるべきかな。
「……早く受け取ってください。」
そろそろ余裕が無くなってきた…早くヤクキメたい。ヤク、ヤク…そもそもなんでオレはマルを押したんだ。こんなとこで命賭けてまで金が欲しい理由はなんだっけ。ヤクだわ、何いってんだオレ。こんな不安丸出しの思想するとオレらしくない。本格的にヤバくなってきた。
「早く受け取らないならどいてもらえますか」
「おい!後ろがつっかえてんだよ!早く行ってくれ!」(肩を押す)
「…!」ビクッ
「あぁ…すまねぇな」(受け取る)
「…?ほんとに大丈夫っすか?」
「…no problem」(弱々しく答え歩き出す)
ガッ(足が引っかかる)
「っ…!」
ぁ…ヤバい。足を前に出さないと。踏ん張らなければ。
頭では理解しているのに、身体が重くて動かない。受け身を取るのも怠い。あぁ…もう頭が痛くて、どうでも良くなって来た。このまま倒れて寝てしまおうかな。でも倒れるのは痛そうで嫌だなぁ。
バタン
先程から様子が可笑しいのは分かってた。反応が少し遅れたり、冷や汗、顔色、もしやヤク切れなのかと思ったが、ヤクは定期的に飲んでいたはずだ。しかし、目の前で倒れたのが事実なのだ。もしかして死んだのか?あちこちから悲鳴のような声や息を呑む声が聞こえる。
「…?!大丈夫すか!!」
急いで駆け寄り脈を測る。息はしているし、脈もある。寝ている、気絶?したようだ。
「その男は息があるのか?」
ピンクマンが声を掛けてくる。俺は真実を言い、顔を覗き込む。顔色は治らないが、死ぬわけでもなさそうだ。
周りの奴らは揃いも揃って馬鹿みたいな顔をしてこちらをみている。見世物じゃないと言いたいが、俺のことをこき使ったコイツはこのまま弱って死んでしまった方が都合がいい。
でも、もし意識が戻って元通りになってしまったら…考えれば考えるほど後々面倒くさい。
どうしようかと考えていると、
「あの、手伝いましょうか?」
お婆ちゃんが話しかけて来た。コイツは確か、息子と一緒に居たやつだったか。息子の借金を返す為に来るなんて泣けるとかサノスと話してたっけ。
「お母さん…!構ったら駄目だって!」
息子の方は反対しているみたいだな。
「何言ってるんだい!急に人が倒れたのに、あのピンクの人達ったら看病も何もしないのよ?失礼だわ!」
とお婆ちゃんが息子の手を振り払って、サノスの前へ座り顔を覗き込む。お婆ちゃんも顔色の悪さに驚いたようだ。
「まぁ、すごく顔色が悪いじゃないの…布団を持ってきて上げて!身体を冷やしちゃいけないわ!」
「だから…あぁもう!持ってくればいいんでしょ!」
別に風邪ではないと思うが、なんて思っていると布団を被せる。そのまま数分話していると、サノスがピクリと動いた。
「お母さん!その人今動いたよ、!」
「まぁ!本当?大丈夫ですか?」(顔を覗き込む)
「……」
サノスはゆっくり身体を起き上がらせるが、何も答えない。先程まで騒がしかった周りも起き上がった事に気づくと、会話を辞めてこちらを心配そうに見る奴らが数人。俺は少し苛立ちながらも無視しているとサノスがビクビクとしながらオレを見てきた。
「お、おい…お、オレの…アレは、?」ビクビク
「は?」
その場にいる俺と誰かの声は確実に被った気がする。
そんなことはどうでもいい。何故あのサノスがこんな事を言ってきたんだ?アレとか言って胸元を探し始めた。多分ヤクのことだと思うが、脈を確認した時にバレたくないから取ったんだよな。
ヤクを渡したほうが良さそうだが、今は周りに人が居て注目を浴びやすい。それに何だか反応が可笑しい。少し幼いような、自信が無いような、態度も声色も違った。何があったんだ?
「…?、……???」
「す、すまんが…、オレ、何かしたか…?」ビクビク
「…!いいえ、違うわ。貴方が倒れたから、看病してたのよ。」(優しく言う)
「ぁ…へ?ご、ごめんな…オレ、」オドオド
「おい!何してるんだよ!」
333番が話しかけて来た。コイツは仮想通貨でオレやサノスに借金させたクソ野郎だ。なんでコイツが話しかけてくるんだ。
「演技か何かをしているのか?弱々しくなりやがって!見ていてイライラするんだよ!」
(胸ぐらを掴み、怒鳴り上げる)
たったそれだけを言うために来たのか?なんてことは次の瞬間消え去った。
「ひっ…ご、ごめん、ごめんなさい…許してください…殴らないで…」(顔を手で隠し泣き始める)
「は…何泣いてるんだよ、演技が過ぎるぞ…」
パッ(手を離す)
「……!お前アニキに何してんだよ!」バッ(掴みかかろうとする)
一瞬泣いたことに驚きすぎて固まってしまった。それはアイツも同じだった様で困惑しながら手を離した。俺は我に返りアイツに掴みかかろうとしたのだが。
「…!ご、ごめんなさい!お、オレが悪いんだ…け、ケンカすんな…」
喧嘩が始まりそうなシーンとした空気の時に弱々しく声が上がった。声の方向を見るとサノスが飯の時間にアイツラが渡してきた瓶を振り上げ、勢いよく割る。
それは静かな空間によく響き、皆の視線がサノスへ向く。サノスは割れた破片を手に取り、
「お、オレが悪いんだ…オレが、」
等と喋りながら首に当て始めた。本格的にマズいか?と俺は思ったので、サノスを無理矢理トイレに連れて行った。連中の視線が痛くて仕方なかったが、緊急事態なので仕方ない。
トイレの個室に着くとサノスは怯えたような声で話しかけてきた。
「お、おい…なんで助けたんだよ、?」
「…アニキ」
「おう…」
「俺の事分かります?」
「…?あぁ、分かるぞ。」
何が起こってたのか分からないが、取り敢えずヤクを何粒か無理矢理食わせる。数分するといつもの調子を取り戻したようだ。
「…あ−、Sorry.caused trouble.」
「あ、いえ。」
「「……」」
ヤクを入れて気分は良さそうだが、お互いに少し気まずい。
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