コメント
1件
ー仙蔵ー
仙蔵「はぁ。なぜ急に校庭に集まらなければならんのだ。」
文次郎「また学園長の思いつきだろう。」
学園長「そのとーり!」
いつの間にか学園長が台の上に立っていた。
学園長「今から5,6年生対一覇の試合を行う!」
生徒達『はぁ!?』
学園長「お前達、出てきなさい。」
?「学園長。僕は5,6年生を集めてほしいと言ったはずですが、何故1〜4年生がいるのですか?」
急に後ろから少し怒りの含んだ声が聞こえ振り返ると、真っ黒な装束に黒い半狐面をした忍びが十数名いた。
真ん中で腕組をしているものがおそらく先程の声の主だろう。
学園長「良いではないか。下級生にも良い勉強になるだろう。」
?「はぁ。まぁ良いのですが。」
留三郎「がっ学園長!この者たちはいったい、」
学園長「それはこの試合が終わったら教えよう。ではルールを説明する。土井先生。」
土井「あぁ、また授業が‥‥‥。はぁ。ルールは簡単だ。一,殺してはいけない。二,「止め。」と言われたら双方攻撃をやめ、武器を下ろすこと。三,対戦相手は一覇のものが決める。以上だが、お前たち油断するなよ。相手はプロだからな。」
土井先生はそう言い終わると、お腹をおさえながら観戦席へと戻っていった。
文次郎「なるほどな。つまりプロの忍び直々に指名していただけるということか。」
留三郎「楽しみだ。」
学園長「ちなみに小奴らはお主らと同じ15歳じゃ。」
5〜6年生「‥‥‥はぁ!?」
三郎「ひとつ上‥‥。」
小平太「同い年でプロ‥‥。しかし負けんぞ!」
仙蔵「私達の強さが試されるな。」
5〜6年生は目の前の敵にやる気満々に燃えるのだった。