テラーノベル
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『 ねぇ、もしも、私が居なくなったら?。
悲しむ人って居るのかな。
私の為に、。 』
夏から秋に変わる頃、夕暮れの帰路でお嬢様が仰った。
黙る事しか出来ない俺に、お嬢様は笑う。
『あっはは、答えに困るよね〜、もしもだよ!。』
もしもでも笑う事は出来ない。
どんな人よりも大切で、自分の遥か上の存在。
そんな人にも、自分よりも先に亡くなられる可能性がある事が怖い。
「 お母様やお父様、弟様などは、悲しんで当然の存在では?
私も、お嬢様がお亡くなられましたら悲しいですね。、 」
『 、、akは置いといてさ、お母様やお父様は身分と言うか、、私の為ではないと思う、。
親を信用できないって言うのはおかしな事だけれど、あまり一緒に過ごした思い出も無いもの。
悲しいことに、大事にされているのは弟って言う事実があるから、 、。 』
どこか遠くを見たような、近くを見たような、そんな悲しげな表情、
無理やり作ったような笑顔、
少し震えた声、不安そうな声色。
そのどれもが、俺の心に突き刺さる。
『 ねぇ、もし、私が死にでもでもしたら、みんなに言って、!!。 』
「、、物によりますが、。」
中々言葉が出てこないと言った様子で、口を開いたり閉じたり、、
やっと決心が着いたように言葉を放った。
『 私は誰かの言いなりはもう嫌になった!!、 、ってさ、。 』
気持ちが軽くなったのか、お嬢様は柔らかく笑って見せた。
「 、、こんな事を言うのは何なのですが、もし自殺などをお考えでも、止めはしません。 」
俺の言葉に足を止めたお嬢様。
「 ですが、その前に私に貴方を下さい。
お嬢様、私は貴方を愛しています。 」
『 、、、んふ、面白いこと言うね〜ぇ、良いよ?、私をあげる。
けど、、、そう言う関係、身体の関係を持つ気は無いから。 』
くるっと振り返ったかと思えば、大人な雰囲気を纏ったお嬢様に言われた。
『後は適度に構う事!』、と可愛く笑うものだから、俺は言ってしまった。
「 どこまで俺を惚れさせる気だ、。
俺の女にならないかなぁ、。 」
心で呟いたはずの言葉が声に出ていて、その場には数秒、少し怖い沈黙が流れた。
「申し訳ございません。、 」
『、、、好きだよ、そう言うprちゃ、、。』
「 、、お嬢様、いやtg。
二人の時は、__な?。 」
『強引だね。、、良いよ?、私の事__として愛してよ?。』
そう言い、俺の首元へキスをしたおじょu 、、tg。
俺はtgの頬に手を当てキスをした。
『私が死ぬまでだけだけど、、それまでに気持ちの整理しといてね。』
そんな事、誰が出来るとお思いで?、
「離してあげないけど、分かった。」
『死ぬ時くらいは離してよ〜?、』
とてつもなく暗い内容を話している自覚が無いかのように笑うtgを見て、
俺は少し、心配になった。
「死ぬ事に対して、恐怖心が芽生えましたら、私の所へ帰って来てくださいね?。」
『うん。』
そこからは、他愛の無い話をしながら帰る、いつもの帰路が待って居ました。
いち に さん よん ご
久しぶりにノベルを書きましたね。
深夜テンションなので、色々と見逃して下さい。よく分からんけど。
多分、読み切りだけど、続きを書くかも、しれない。
1000⁄0.1くらいの確率で。
私はもう寝ます。おやすみなさい。
コメント
1件
お嬢様=tg (♀) 執事=pr (♂) 弟様=ak (♂) お父様/お母様=mob(名無し) と言う感じです。見返しててよく分からないかもと思ったので一応、。