可愛い

長いてw

読むの疲れてない？大丈夫？

休みながらちょっとずつ読むんだよ？

引き続き佐野さん視点です。

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今日はM!Xのライブだ。楽屋には仁人以外はもう揃っていた。撮可もあるし、仁人の可愛いwanが出回るだろうなぁと思いながら、み!るきーずが作った仁人のチラチLoveの動画を見て到着を待つ。

仁人がなかなか来ない。一応まだ遅刻じゃないけど結構ギリギリで少し心配になる。ライブの日に最後とか珍しいな。…あれ？前にもこんな事あったような。

あ、仁人がふわふわの金髪になったときも最後に来たんだっけ？ちょっと照れてて可愛かったんだよなぁ。

とあの時のことを思い返していると、

「お疲れ様です。すみません遅くなりました！」

と仁人が入ってきた。

え？ボブになってる。まぁるいボブ。なにあれ、かわいっ。

仁人が入ってくるなり、舜太が

「え、仁ちゃん髪切ったん？ええやん！めっちゃ可愛い！！」

と絶賛している。

舜太に続いて柔太朗と太智も

「へぇ〜いいじゃん。太ちゃん、よっしー髪切って良かったね笑」

「ほんまにな！ええやんええやん笑

吉田さんまんまる可愛いぃ〜笑笑」

と仁人の頭をぐしゃぐしゃ撫で回し、やわしゅんは爆笑してるし、仁人はキレるしで、わちゃわちゃ。

しばらくして、仁人はやっと解放されたらしく、もぉと溜息をついて髪を直しながらこっちに歩いてくる。

俺の横に来て荷物を整理している仁人に、

「髪いいじゃん。似合ってんよ。」

と褒めたのに、小さな声でうん。と返すだけで、何か言いたげに上目遣いにあの口でじーーーっとこっちを見てくる。あんまり見つめられるので、思わず

「ちょっ、なに笑」

と言うと、一度視線を下に落とし意を決したように俺の目を見て

「………他には…？」

「………………………………っえ！？」

予想外すぎるひと言に一瞬思考が停止してしまった。だってまさか仁人がそんなこと言うとは…。驚きすぎて唖然としていると、仁人の眉が悲しげに下がっていくのが見えて咄嗟に彼の求めているであろう言葉を口にした。

「めっちゃ可愛い。」

「…そう///」

仁人は照れながらも満足気な顔でそう答え、また自分の荷物へと意識を戻す。

えぇ、、、 育った。

可愛いが育ってしまった。

なにこの生き物、めっっっっっっちゃ可愛い。

言い続けるのは、育ったって実感できるまでとか思ってたけど、よく考えたら育った時点で可愛いって言うの止められないでしょ。

現にそうだし。

髪型変わるまでってのも変わった結果可愛いなら意味無いし。

もしかして、俺もかなり重症？

いや、可愛いのは事実だから。俺はおかしくない。…よね？

あのサイトに書いてたことホントだったわ。

疑ってごめん。

脳内がプチパニック状態で慌ただしい。破壊力えぐすぎるって。

いつも通りを演じたいのに、仁人から目が離せないでいると

「…ふわふわじゃなくなった俺は嫌い？」

と恐る恐る聞かれる。

自分から聞いたくせに、俺の答えを怖がっているような、そんな顔されたら正直に言うしかないじゃん。

「…大好きです。」

「ふーん///」

…はぁぁあ？？？なんそれ。もう勘弁してくれ、、、。

仁人の変化に頭を抱えていると、マネージャーが入ってきて

「吉田さんちょっといいですか？」

と仁人を呼んだので、仁人も

「今行きます」

と応え、身の回りの物をさっと片付ける。

マネージャーのもとへ歩き始めるかと思ったら、くるっと振り返り俺にしか聞こえないくらいの小さな声で

「…俺も！」

とだけ言って走って行った。

仁人がマネージャーと楽屋を出ていった瞬間、はぁぁぁぁぁぁぁぁ？と声を出しながら思わずへなへなとしゃがみ込んでしまう。

俺の声に驚いたのか3人がビクッとして一斉に俺の方を見る。

「どしたの、？佐野さん」

「……育てすぎた。」

「「「は？」」」

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妄想にお付き合い頂きありがとうございました。:( ;´꒳`;)

実際、佐野さんに可愛いって言われ始めてから吉田さんの可愛い度が急速に上がってません？元々可愛いけど、なんていうかな、可愛いを恥ずかしがらなくなった？隠さなくなった？って感じがします。

私の勝手な解釈かもw