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jkside
テヒョニヒョンとそんな話をした次の日、幸運と言うべきか不運と言うべきか、
その日は僕とジミニヒョンだけがオフの日だった
テヒョニヒョンが家を出る前に、どうにかしろよ、と囁いていったけれど、まだ結論が出ない
部屋を出ようにも出られず、困りきっていたら
🐣「ね、、グク?起きてる?」
急に扉をノックされて、大好きな声が聞こえて、ビクッと飛び上がる
🐰「は、はい、、」
ドアを開けるとそこには、マグカップを片手に、まだパジャマのヒョンが困ったような笑顔で立っていた
🐣「よかった、、」
🐣「なんか、気使ってる、よね?僕、、今から部屋入るから、、好きにしてていからね?」
そう俯き気味に、途切れ途切れ言うヒョンを見ながら
ちがうちがうそれじゃダメ、、と思いつつ僕も思っても無い言葉が飛び出す
🐰「は、はい、ありがとうございます」
🐣「うん、、それじゃ、」
パタンと扉が閉まり、また僕はしゃがんで頭を抱える
そんな、、どうすればいいんだ、、
jmside
止めて欲しかった、、な、、
部屋に戻りながらしょぼくれる
久しぶりに話した会話があれだけだなんて
余計気まづくなっちゃった
ああ、、どしたらいいの?
また笑いかけて欲しいだけなのに、、
グクが部屋から出て動き回る音がした
僕の部屋の前を通る時、ノックしてくれることを期待したけど、
そのまま通り過ぎてしまって、またいじけた
そんなこんなでもう昼過ぎ。
なにか食べようかと外に出た時、
🐰「あ、、」
グクがリビングから戻ってきたところに鉢合わせしてしまった
🐰「ご飯ですか?」
🐣「そ、そうだよ」
🐰「ん、僕もう部屋行きますね」
🐣「うん、、」
そう言って僕の横をすり抜けようとした瞬間、
思わずその手を握ってしまった
🐰「?!」
驚いたのかグガは立ち止まり僕を見る
🐣「ま、待って、、」
🐰「どうしましたか?」
ガチャッ🚪
タイミング悪く、誰かが帰ってきたのか、玄関が開く音がして慌てて手を離し、離れてしまう
🐣「や、やっぱなんでもない、」
🐰「わかりました、、」
逃げるようにリビングに行くと、
🐻「ただいまー
あれ、どしたそんな顔真っ赤で」
🐣「ちがっ」
🐻「仲直りできた?グクと」
やっぱりこの親友はちゃんと気づいているじゃないか、と思いまじまじと見つめる
🐻「まだできてないの?」
呆れたように言うテヒョンに
🐣「だって、、、」
お前が入ってきたからだよ!と言いたくなる気持ちは理不尽だと思い口をつぐむ。
🐻「ジミナがヒョンなんだから、リードしてやれよ」
と、昨日のホソギヒョンみたいなことを重ねて言う
🐣「分かってるけど、なんで怒ってるのか分からないんだよ、、」
テヒョンがあっ、と言う顔をする
🐻「それ、聞いてあげた方がいいかもよ?」
🐣「やっぱなんか知ってるの?ねぇ!知ってるなら教えてよ!」
思わず服を掴んだ手を優しく解きながらテヒョナが言う
🐻「聞いてあげた方がいい、俺が言うと余計に、、」
🐣「もういいよ!」
自分だけ知らないもどかしさと、テヒョナがなにかグクと分かりあっている感がムカついて、
不機嫌になりながら僕は部屋に戻った
jkside
さっきヒョンに手を掴まれてドキドキした心が少し落ち着いたあと、
部屋から出てジミニヒョンの部屋の前に立った
テヒョニヒョンは部屋で寝てしまったみたいだし、ほかのヒョンたちはまだ帰ってきていない
次は僕から行かなきゃいけないかな、と思い部屋をノックする
🐣「はい、。」
🐰「っ、、」
ぶすっと拗ねたような、明らかに不機嫌な声が聞こえた
🐰「ヒョン、、開けてくれませんか?」
🐣「今むり、、ほっといてよ
テヒョナと仲良くしてればいいじゃん。」
あれ、、完全に膨れてしまっている
🐰「ヒョン、、怒らないで、」
🐣「先に怒ってたのそっちじゃん」
こちらに来たのか、ドアのすぐ向こうで声がする
🐰「ちがっ、、ヒョン聞いて?」
そんな会話をしていたら、寝ぼけた顔をしたテヒョニヒョンが通りかかった
🐻「なに?入れてもらえないの?」
🐰「い、いや、、」
テヒョニヒョンの声が聞こえたからか、ジミニヒョンが口をつぐんで静かになってしまう
🐻「おいージミナー入れてやれよ〜大人気ないぞ〜」
ああ、そんなこと言ったらまたヒョンが、、
と思った瞬間、
鍵が回り、扉がバンッとひらく
泣いていたような顔のヒョンが、しかめっ面でこちらを睨んでいて、思わずテヒョニヒョンと後ずさる
🐣「テヒョナ!お前もお前だよ!俺とグクのことなのにややこしくするなっ!」
ヒョンが自分を俺と呼ぶ時はかなり興奮してる時だけだ
やばい、と思った途端、ヒョンが僕に近づいてきて手を掴まれる
🐰「ひょ、ヒョン?」
怒った声とは裏腹に、拍子抜けするような優しい力で掴まれたから、思わず見つめると
🐣「僕らのことはほっとけよ!」
そうテヒョニヒョン言い捨てて、僕はヒョンにぐいっと引っ張られる
🐰「わわっ待ってっ、」
🐻「おーよかったよかった、ちゃんと話せよー」
ジミニヒョンに怒られるのは慣れてるのか、
平気な顔で眠そうな目を擦りながら、満足気に言ってるヒョン、、
テヒョニヒョン、、寝ぼけてんのか知らんがまあ、なんか、、ありがとう、、
そのまま僕はヒョンの部屋に引き込まれて、扉がしめられた