フェリ菊
─── とある日の事、快晴で時刻は AM 11 : 00 で、とある家では家主と紅茶色の髪色をした異国の少年が畳で寝転がっていた。 ───
< フェリ視点 >
Ciao ~ ‼︎ 俺、俺 ! フェリシアーノだよ ~ ♪
みんな聞いて聞いて ‼︎ 俺、好きな子がいてね !!
その子の名前は “本田 菊” って言う完全な日本男児なの !! それでね ! 今ね、菊が俺の隣で寝てるの ~ ‼︎
「 ヴェ ~ 菊の家、暖かくてシエスタしそうだよ ~ って … 聞いてないか ~ … 」
菊がシエスタしてたから、俺の返事を返してくれなくて少し悲しかったよ … !
フェリシアーノは何かを思いつき、隣で寝ていた菊の頬にキスをして、上機嫌で台所へと向かっていった。
< 菊視点 >
初めまして、本田菊と申します。早速ですが私、家に友人のフェリシアーノ君が来て居られるというのにうっかり昼寝をしてしまいました … orz
自分が眠っていた事に気づいて、急いで時刻を確認すると AM 12 : 00 ピッタリでした … しかも最初、隣に居たはずのフェリ君は消えていたので更に焦りました …
ですが、さっきからずっと美味しそうなパスタの匂いが台所からするので、きっとフェリ君が作ってくださっているのでしょう。台所を覗くとフェリ君がパスタを作り終わっていたので声をかけようとしたのですが、最初に気付いたのはフェリ君でした。
「 あ ~ !! 菊、おはよ ~ ♪ ヴェ ♪ ヴェ ♪ 」
「 お、おはようございます … ! すみません、パスタ持っていきますね。 」
「 も ~ ! 大丈夫だよ !! 俺一人で持っていけるから ! 菊はゆっくり休んでてよね !! 」
「 では、お言葉に甘えて … 恐れ入ります。 」
fin .
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