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それから1週間後の休日
俺は圭ちゃんのことが気がかりで、訳あってショッピングモールに足を運んでいた。
人混みの喧騒の中にいても、胸を占めるのはあの冷ややかな圭ちゃんの眼差しばかりだ。
というのも、数日前から樹くんのことで圭ちゃんが素っ気なくなっているような気がしたのだ。
あの夜に交わした言葉や激しい身体の熱も、どこか遠くに行ってしまったかのように圭ちゃんとの距離を感じる。
圭ちゃんはああ見えても嫉妬深い。深すぎる。
俺が圭ちゃんの友達とゼロ距離で話してるだけで〝俺のもんに触んな〟とでも言いたげに眉を顰めることもあったし
無防備だとか注意されて、反論しようとしてもすぐにキスで口塞いできたりする。
圭ちゃんに独占されるのは悪い気はしない、むしろ嬉しすぎる。
だけど、圭ちゃんがこんなに嫉妬深いとは思わず、付き合って3ヶ月も経つというのに心はまだ追いついていない。二重の意味でドキドキが止まらない。
言ってしまえば、圭ちゃんは全く理想の彼氏とは言えないだろう。
言葉は雑だしガサツだし、毒舌で下ネタ好き、キレると誰よりも怖いし、強引だし。
優男には到底見えない。
でも、根っこの部分は優しくて、ただ不器用なだけで、いつも俺のことを心配してくれて
甘い物嫌いなのに、俺が食べたいって言うと「行きたいんだろ?」ってダルそうにしながらも一緒に行ってくれたり
HSP気質で泣き虫な俺が泣くと、焦ったり困ったり色んな表情を見せてくれるし、喧嘩で泣くと「悪い、言いすぎた」って謝ってくれて
いつも俺の異変にいち早く気づいてくれて、樹くんみたいに甘い言葉をかけてくれなくても、行動で愛を示してくれる。
人の価値観や恋愛観を否定することもなくて。
正直、えっちやキスするときはドSが垣間見えるし、デート中にすごく意地悪なときもあるけど
そういう圭ちゃんだから好きになったんだよなぁって改めて思う。
だから、圭ちゃんから樹くんに心変わりするなんてことないのになって。
でもそれと同時に…圭ちゃんの気持ちを考えたら、不安になっても仕方ないのかなって思って
モールで、付き合って3ヶ月記念も込めて、お詫びになにかプレゼントしたいと考えたのだ。
(にしても、圭ちゃんへの贈り物なんて何をあげたらいいのか…っ)
頭を悩ませながら通路を歩いていたときだった。
(ん?あれって…)
ふと、視界に入ったのは、メンズ向けのシルバーアクセサリーやレザー小物がディスプレイされたセレクトショップだった。
ガラスケース越しに輝くシンプルなチェーンネックレスや、ゴツめなシルバーリング。
黒を基調としたシックな店内の雰囲気に、俺は少し気後れしながらも足をとめる。
記念日とかお詫びとしてゲームをプレゼントするのは違う気がするし
お互い社会人じゃないから、オシャレなネクタイや時計をプレゼントするのも違うだろう。
#先輩後輩
雪チョコ
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ありあ
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コメント
1件
読んだよ〜!!😭💕 第39話、めっちゃ切なくて胸きゅんだった…! 圭ちゃんの嫉妬深さとか強引なとこ、理想の彼氏とは言えないって思ってるけど「そういう圭ちゃんだから好き」って言える主人公の気持ち、めっちゃわかるよ…!! 不器用だけど行動で愛を示すタイプ、尊すぎて叫びたくなるレベルだわ…🥺✨ プレゼント探しのシーン、2人の距離感がリアルでドキドキした!次どうなるのか気になりすぎるよ〜! 猫塚ルイさん、素敵な作品ありがとうございます!📚💖