続き遅れて申し訳ないですッ…泣
これどう完結するんやって先考えたら絶望しました。
あとアカウント消えたので…
あとテスト終
わったんでこれからはバンバン更新していきたいですね︎💕
つことでどぞ。
注意事項は1話です。
無人
「鬼機関は大きく分けて戦闘部隊、偵察部隊、医療部隊となっている。
細かくはもっとあるが、大体このどこかに卒業後は入隊する。」
静寂の中に落とされたその言葉は、未来を選択させる鐘の音のようだった。
全員が一瞬だけ、自分の「その後」を想像して息を詰める。
四季
(…俺は戦闘部隊だな…
遊摺部以外戦闘向きっぽいけど帆稀とかどうすんだろ。
気になるな…大人になる前に死んだし…
…あ、そういえば遊摺部って今も洗脳受けてんだよな…?)
「…あぁ~っ、気になるっ…」
小さな独り言のつもりだった。
だが教室の静けさに飲まれ、思った以上に声は響いていた。
無人
「なんだ、四季。」
その声はすぐに飛んできた。
まるで心を見透かすような視線に、四季の背筋が一瞬凍りつく。
四季
「え、や、なんでもないっす…」
(声に出てたのか…)
誤魔化すが、心臓は妙に早く脈を打つ。
無人
「そうか。しっかり話聞けよ。」
四季
「うーっす。」
軽口の返事。
だがそれすらも、無陀野の目は見逃さないように光を宿していた。
無人
「それと矢颪を起こせ。」
四季
「…おい矢颪~。起きろ。」
碇
「あ、?うるせぇな…んだよ?」
四季
「いや、むだ先怒ってるから起きてた方がいいぞ。」
碇
「………」
眠気の残る瞳も、一瞬で鋭くなる。
無陀野の一言にはそれほどの力があった。
無人
「やる気がないなら帰っていいぞ、矢颪。」
矢颪
「…ちっ…」
その威圧は、短い言葉以上に大きな意味を持っていた。
キーンコーンカーンコーンッ…
鐘の音が響く。
ようやく緊張を解き放つように、空気が少しだけ柔らいだ。
無人
「今日の授業はここまでだ。
HRではお前らで寮の部屋決めをしてもらう。」
帆稀
「部屋決め、?」
無人
「全寮制だからな。
2人部屋だ。ぱぱっとペア作れ。」
仲間であり、同時にライバルでもある者と寝食を共にする現実が迫る。
そこに矢颪の不満が飛んだ。
碇
「人と生活とか勘弁しろよ!」
従児
「先生っ!1人余りますけど!」席立
無人
「余った1人は俺と同室だ。」
碇、従児
(え…?それってつまり、誰か1人は牢獄行きと同等ってことじゃ…)
碇
「ぉおおッ、俺はいやだぞ!」
四季
「……」
(まあこうなるよな…)
教室に小さな恐怖が走った。
無陀野と同室。
それは「試される」ということに他ならない。
ロクロ
(先生と同室ならいざって時に救助してくれそう…)
迅
「……」
それぞれの胸に、違う答えが浮かぶ。
恐怖か、期待か、あるいはただの諦めか。
四季
「よし、俺が先生となる!」
碇
「お前まじかっ!?」
四季
「つーか先生も俺と一緒なら効率いいだろ!」
無人
「…だれでもいいからさっさと作れ。」
その明るさが、沈んでいた空気を少しだけ動かす。
帆稀
「私に発言権はない…」
従児
(待てよ、?
2人部屋ってことは夜の1人遊びが出来ない…)
無人
「ちなみにだが男女は分かれてもらう。」
碇
「何あたりまえのこと言ってんだ?
男と女が同じ部屋で暮らして言い訳ないだろ!」
四季
(あぁ、こいつピュアなんだった。)
碇
「そーゆうのは20歳超えてからやんのが常識だ!糞馬鹿どもが!」
従児
「汚い言葉で常識語ってる…
絶対童貞じゃん、w」
(僕もだけど。)
四季
「まああたりまえだろ。ピュアだし。」
(俺いつまで童貞なんだ、?泣)
張り詰めた空気の中でも、こうした瞬間だけは「年相応の学生」に戻っていた。
碇
「つーか俺ら4人どうすんだよ。」
従児
「こうなればグッパーで決めますか。」
碇
「だな。」
従児
「せーのっ! グッとパーっ!」
子どもじみた決め方。
それでも、彼らにはそれが一番公平なやり方に思えた。
グー 矢颪、皇后崎
パー 遊摺部、手術岾
碇
「んだよ、皇后崎かよ。」
迅
「………」
手術岾
「よ、よろしくね、遊摺部君。」
遊摺部
「うん、よろしく、手術岾君!」
無人
「決まったな。それじゃあ今日はもう終わりだ。
各自自由に過ごせ。」
生徒
「はーい」
部屋決めが終わり、それぞれ部屋に戻る準備をし始めた。
無人
「四季。」
四季
「むだ先?なんだよ?」
無人
「授業中なにか考えていたようだが、この先のことか?」
四季
「あ~、そうそう…」
(なんで分かるんだこの人、?
真澄隊長なみにエスパーだろ。)
無陀野の目は鋭い。
生徒の小さな心の揺らぎすらも見逃さない。
無人
「何を考えていた?」
四季
「ん~…あ、チャラ先もいた方が良いかもしんねぇ。」
無人
「そうか。なら保健室だな。」
四季
「あぁ。」
軽口を叩くように見えても、その裏には本気の計算。
四季の胸中には、言葉よりもずっと複雑な思考が渦巻いていた。
四季
「そういやむだ先さ~…」
無人
「?」
四季
「なんで戦闘部隊辞めたん?
ずっと思ってたけど…普通にめっちゃ強いし頼られてるじゃん。」
唐突な問い。
しかしそれはずっと胸に抱えていた疑問でもあった。
無人
「…死者を増やさないためだ。」
四季
「あ~、なるほどな~…
むだ先って意外とツンデレだよな!」
無人
「?、ツンデレとはなんだ?」
四季
「…あぁ、もうダメだ…
天然ツンデレ系教師やばすぎる…」
思わず自分の言葉に頭を抱える四季。
だが無陀野は真顔のまま、その意味を理解しようともしない。
無人
「…まあいい。」
ガラガラッ…(扉開)
京夜
「ん?お、だのっち!!
…と、四季君?どうしたの?」
無人
「これからについてだ。
四季が京夜も聞いといた方がいいと言っていた。」
京夜
「え、なに急に何の話、?」
四季
「大活躍するかもしんねぇよ。知らねぇけど。」
京夜
「いやだから何の話?」
四季
「練馬での戦いについてだ。
まああとは…遊摺部について。」
京夜
「遊摺部君?」
四季
「そっちは後で説明するわ。
……ぁ…」
四季の顔から笑みが消える。
軽口を叩いていた彼が、現実を直視してしまった瞬間だった。
四季
(だって居眠り運転からどうやって子供救うんだ、?
これ争いになるのは不可避だろ…
血が使えないならどうやって…)
無人
「四季、どうした?」
四季
「いや、もしかしたら練馬では戦わなくて済むかと思ったんだけどよ…
よく考えたら無理だなって…」
ほんの一瞬でも「平和」を願った自分を恥じるように、四季はうつむいた。
無人
「俺たちはその流れを知らない。
簡単に説明してくれ。」
四季
「あぁ。」
説明を始める四季。
その声に迷いはなく、淡々としていた。
京夜
「なるほどね~…
…その桃巖深夜って人は早めにやっちゃった方がいいかもね…」
無人
「そうだな。人を巻き込むなら話は変わってくる。」
四季
「…まあそいつは皇后崎に任せて…
神門と練馬の桃なんだよなぁ…」
京夜
「…四季君この前も神門って言ってたよね?
その子はなにかあるの?」
四季
「あぁ。あいつなら、俺が想像してる鬼と桃が肩を組んで生きていける世界に近づけるかもしれねぇ。
ただ誤解されるとめんどくさいんだよなぁ…」
その声には切実な願いがあった。
四季は本気で、鬼と桃が共に歩む未来を信じている。
無人
「もし誤解されたら戦うしかない。
練馬の桃は俺がやる。」
四季
「あぁ…けど一人で2人の相手…
いや、心配は要らねぇよな。」
無人
「あぁ。」
四季
「じゃあまかせたぞ。」
短い言葉のやり取り。
だがそこには絶大な信頼があった。
京夜
「…本当に俺いる?」
四季
「いや、正直どうなるかは分からねぇよ。
でもいといて損は無い。」
京夜
「ふ~ん…
で、遊摺部君については?」
四季
「あぁ、それが…」
言葉に詰まる四季。
いつもの調子を崩すほど、告げねばならない真実は重い。
少し間を置いて、四季は苦しそうな顔で伝える。
いつも笑顔な四季が深刻な表情をしているのがそれほどの事なのか、花魁坂は息を飲み、無陀野は覚悟を決める。
『遊摺部は〝内通者〟なんだ。』
その一言は、重く、鋭く、場の空気を切り裂いた。
☂.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ☂.·
はいはい、やっっと新しいの出ましたね~…
てかまだ練馬行かんかったなぁ…
いつ行くんやろ、、
まあお楽しみということで…
ていうか今日のテストぜんっぜん分からんかった…
勉強しようとしたら爆睡かましちゃったよまったく。オールってするもんじゃないですね😂😂
それではまた👋✨
コメント
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わあ!凄く好きです!!(*^▽^*)めっちゃ続き気になります!楽しみに待ってます(*'▽'*)
だいすこ 🫰 興奮しすぎて今ベッドの上でゲッダン踊ってる