TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

短編集

一覧ページ

「短編集」のメインビジュアル

短編集

3 - 【🤪×💎♀】二人だけの秘密の季節

♥

147

2025年08月15日

シェアするシェアする
報告する

1回データ消えたんで諦めモード入ってます 😸💭

あ、バレンタインです ‼️ ここの世界線(

それではどうぞ ‼️









ガラガラと音を立てて開かれる扉。

すっかり暗くなってしまった教室。

外の景色も真っ黒で、暖房を消してしまったこの教室はひんやりとしている。

そして先程扉を開けた先には藍色の髪色をした高身長。


水♀「…? なにしてんの?早く帰りなー。」


時間は18時半頃だろうか。

部活が終わりはじめ、生徒が続々と帰りはじめる時間帯。

しかもこの教室は部活で使われるわけでもない教室なわけで放課後になったら僕以外誰も立ち入ることのないはずだ。

この時間帯に教室に戻ってくるなんて普通に教師としても見逃すわけには行かないのだ。


青「…せんせ、」

水♀「先生だよ、早く帰りな?」


なんて言ってやっても聞くような素振りもなく自席に付きふぅと一息をつく。

そのまま机に顔を伏せちゃうとしばらく動かなくなっちゃう。

マジか…。って思いながらも重なりに重なった最優先タスクが僕のpcの画面に積み重ねられてて、逃げ出したくなってしまう。

とりあえずは放置したままでそのままタスクを終わらせてしまおう。




数時間経った辺り、21時ぐらいかな。

それくらいまで猫宮くんはずっそこに座ってた。

たまに聞こえてくる寝息が生きてるってことを主張してきた。

…やらなきゃいけないことは終わったわけだしって、一息をついて、猫宮くんを起こしに行こうと、立ち上がる。


水♀「猫宮くーん?  おうち、帰らないとお家の人が心配しちゃうよ?」

青「…………」

水「おーい?」


どれだけ声をかけたとしても起きそうにない。

仕方なく…、と少しだけ触れて体をゆさゆさと揺らす。

中々起きないな、なんて猫宮くんの顔を覗こうとした時、思いっきり猫宮くんの体が起き上がる。


青「ばぁ♪」

水♀「……びっくりしたぁ…」


胸のあたりに手をおいて深呼吸をする。

ほんと後数ミリ顔を近づけていたらキスしていた。

それに対して少しだけ強めに叱る。


水♀「もう…!起きてたなら早く帰りなさいよ!!」

青「んー、先生が終わるまでは嫌だったんよ」


にひっ、って小悪魔みたいに笑ってみせる。

もう…イケメンがそんな顔したらだめでしょう。

なんて思いながら「立って!」って声を掛ける。

今日の戸締まりは僕が任されてたわけだし、みんな帰ってるだろうし…

本当、猫宮くんよかったね、って感じだよ…


水♀「…もう、赤ちゃんじゃないんだからさ…」

青「…ねぇ、先生?」


ついてきてると思って進んでたから、次にかけられた声が遠くて思わず目を丸くしてしまうのが自分でもわかる。

振り返ると真剣にこちらを見てきている様子。

…なにか悩み事か?……今はごめんなんだけど。

なんて教師とは思えない思考になってしまう。


青「…ハッピーバレンタイン。」


そう言って出てきたのはとても丁寧に梱包されたチョコレートと、可愛らしい水色の紙切れだった。



end


この作品はいかがでしたか?

147

コメント

4

ユーザー

はわ、、かわいい!!真面目系先生(?)の2番さんと、ちょっと生意気そうな5番さんもかわいい(*´˘`*)♥もしかしたら、5番さん2番さんの仕事が終わるまでドキドキしながら待ってたのかなとか妄想したらかわいすぎて…!!

ユーザー

全てが尊いです.....😇💕 水ちゃんが、ちゃんと仕事してるの偉い👏 そのまま、キスして良かったんですけどね.....🫰💕

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚