「東雲ってさぁ、白石のこと好きだったのか?」
飲もうとしていた水を吹き出してしまった。机と前の席が吹き出した水で濡れてしまい、慌ててハンカチで吹いた。
「…急になんだよ。」
「いやぁ、あのとき結構白石といいムードだったじゃん?だから。え、もしかして付き合ってる?」
「んな訳ねぇだろ。」と思わず突っ込む。自分で言うのも変だが、いいムードだったと思っている。
今でも、彼女の面影が残っている。
それは、多くの困難を乗り越え、仲間と共に夢に向かって突き進み、相棒とチームを引っ張った人。
「⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯!!!」
⎯⎯⎯あのとき言った彼女の言葉が、脳に焼き付いて離れない。
これは、1ヶ月と言う長くて短い中で起こった、人生を変えるような出来事だ。
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