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視線

第1話 - 第1話🏢✖️⚔️

2025年11月23日

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オブラートネキ

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･地雷さんさようなら

本人様に直接ご迷惑のかかる行為はおやめください。

⚔️「」🏢『』🥂✨〈〉🌞【】

収録中、楽屋から、廊下から、隣から、画面の向こうから、一日中視線を感じる。

『剣持さん？どうかされました？今収録中ですよ』

「…ああ、ごめん」

ほら、今もずっと視線を感じる。

僕の勘違いだろうか、もしくは本当に誰かに見られているのか…

収録が終わり、メンバー全員でお弁当を食べようとした時。

「……ぃただきまーす………」

【今日なんか、めっちゃ豪華じゃない⁈】

〈なんや、うるせぇな甲斐田〉

【えぇ°！ひどい、アニキィ…】

『…………』

そう、今もずっと。

「社長なんか、今日すごい僕のこと見てない？」

今までずっと言おうとしていたことをド直球に聞いてみたが、帰ってきた反応は思っていたものとは少し違った。

『いや、なんかいっぱい食べるなぁ………って』

「食べ盛りだぞ。あまり僕を舐めるな？」

「……もしかして、33になって胃袋が…⁈」

『『剣持ィ？』』

『…まあ、でも見ていたのは本当かも知れません。すみません、気をつけます。』

「いや、別にいいんだけどさ……」

『今日の収録中、食べる企画たくさんあったので…』

（【イチャイチャするなよぉ……】）

なぜか、甲斐田くんが険しい顔をしている。

どうでもいいけど。

〈もちさん運動部っすもんね〉

【まぁいいや、じゃあ僕からは唐揚げ2つあげっすよぉ、もちさぁん】

「そんなにいらねぇよ。ニヤニヤすんな」

【あたり強いっすよぉ、もちさん。】

【……反抗期ですか？www】

「黙れ、甲斐田。ブチ○すぞ。」

【ごめんってぇ……】

〈甲斐田しょぼしょぼしてんなぁ？トマトあげたるわ〉

【ア°ニキィ⁈】

僕は加賀美さんに近寄り、耳元で話しかけた。

「今日家行ってもいいですか？」

『いいですよ。親御さんに夕食もこちらで食べると連絡を入れてください』

「いいの？」

『はい、夕食の準備をして待ってますね』

なんとなく、加賀美さんの家に行きたい気分だったから思いもよらない言葉を言ってもらえて少し胸が高鳴った。

やっぱ、思ったことは言ってみるべきだな。

【なんですか、もちさぁん。内緒話ですかぁ⁇ww】

「甲斐田あぁぁぁああ‼︎」

【ちょっt、まっ、冗談だってば‼︎】

〈………学ばんなぁ…甲斐田〉

いつも家へお邪魔すると豪華な食卓が広がっている。

加賀美さんはいつも僕の為だと腕を振るっているのだと聞き、嬉しくなる。

「美味しいです、ハヤトさん」

『………』

『ああ、ありがとうございます』

『喜んでもらえて嬉しいです』

「…………」

いつもと違う加賀美さんに違和感を覚えた。少し雰囲気が違う気がする。

「ご馳走様でした」

『お粗末様でした』

「いや、凄い美味しかったですよ⁈」

いつもと同じ様に2人で食器を洗い、お風呂に入り、ソファに腰掛けた。

「ハヤトさん、何かあったでしょ」

『特に理由はないのですが、強いて言うなら……』

「はぁ」

『………』

『……こう、疲れたなぁって』

「ねぇ、あんた死なないよね？」

『死なない死なないwww』

『でも、刀也さんを見ていると癒されると言うか』

「…？」

『愛しいと言うか……』

『すみません、変なこと言いましたね』

「変なの」

『はははッwww‼︎』

僕は立ち上がり、加賀美さんの頭を撫でた。

『そんなにわしゃわしゃしなくても……』

「癒されたいんでしょ？ベット行く？」

『行きます』

「…即答じゃん。………溜まってた？」

『…………実は？』

「素直じゃないなぁ」

「僕が慰めてあげるよ」

そう言って手を引き、ベットへ向かった。

『………』

『……………』

まただ。視線を感じたと思うと、加賀美さんの足が止まり、振り返ると僕の目をじっと見つめられた。

「…行かなぃの？……」

「ぁ……ダメだ、これ」

あまり見ていると、呑み込まれてしまいそうになる。だが、目が離せない。

そんな、甘くてドロドロした目で見ないでよ。

僕は両膝をついて座ってしまった。

「…ねぇ………」

『……もう少しこのまま、…』

「ここ廊下だってば…」

覆い被さるようにバグをされ、そちらも同じように腕を回せと、脇の下に腕をまわされた。

『………ぃ…好き…好きです、刀也さん』

『大好き…絶対離しません………』

「んふふｯ♡」

頭をぐりぐりと押し付けるにつれて、背中に回した手がだんだんと強くなっていく。

『……抵抗、しないんですか？』

「………いや、だって」

『なら、このまま食べちゃいますよ』

「「…は？」」

『ここ最近何を食べても戻してしまって、お腹が空いているんですよ』

『貴方が隣に居ないから味がしなくって』

僕が居ないから味がしないってなんだ、いつも誰とでも笑顔で食べていただろ。

そんなことを考えていると首筋を噛まれた。

「…いｯ………」

噛む力がだんだん強くなってきている。

『…これでも抵抗しないんですね』

僕はその言葉に顔をあげた。

このままじゃ底知れないこの男に呑み込まれてしまう。でも遅かった。

「…僕、ハヤトさんに食べられたくなっちゃった♡」

『……もっと食べてもいいですか？』

「…うん、もっと食べて？♡」

今、何時だろう。身動きが取れない。

『……ぉはよぅござぃます…』

「え？……」

「ぁ…おはよう、ございます？」

『どうされましたか？』

「え、僕、どういう………」

今何故、この状況に置かれているのかが全く思い出せない。

『…もしかして、忘れたんですか？昨日のこと』

「…？……昨日って…………」

『……はぁ…』

『悲しいなぁ………』

ちゅ、ちゅ、とリップ音を鳴らされ息が出来ない。が、なんとなく、さっきまでされていたような気がした。

加賀美さんは体勢を変え、僕に覆い被さるようにした。

『まだ思い出しませんか？』

すると、加賀美さんは僕のズボンをめくった。

「…はｯ///………そうだわ//」

『思い出したんですね♡』

「にしても、太ももに正の字一個半も書くなよ」

見なければよかった。体が痛くなってきた気がする。

『上も綺麗ですよ』

「な”ｯ……！」

「これ全部、ハヤトさんが付けたの⁈」

『私しかいないでしょう？』

「…………」

「…まじで、今日の収録終わったら覚えとけよ………」

『あははっwww！』

『楽しみにしてますね？』

『…それより、収録入りまで2時間あるんですけど………』

『……1回いいですか？』

線ってそういう意味だろ。

にしても加賀美さんが知っているのが意外というか、興奮するというか……

「…いいけど線増やすなよ？」

『………』

『……………』

「おい、増やす気だっただろ」

『………さぁ？』

「嘘下手すぎだろコイツ……」

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オブラートネキ

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