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次の日・・・飯盛「行ってきます!」
子供達「行ってらっしゃーい!」
ガチャ。
飯盛「ふぅ・・・」
この土日、あの子達相手に色々教えてあげた。
そして、自身もついた。
飯盛「さて、今日も頑張りますか・・・!」
柴田「熊本の端まで、あとどのぐらいだ?」
車に乗った柴田は、助手席にいる岡田に話しかけた。
岡田「あと46分ぐらいですね。」
柴田「そうか・・・おい、曲変えていいか?」
熊本県小国町に向かって、かれこれ1時間半ほど走っている。
柴田「ふぅ・・・やっぱ Novelrightノーベルライトが1番だ。」
岡田「それ知ってますよ。確か、【ミカヅキ】でしたよね。」
柴田「そう。アルバム出してまだ3日しか経ってないのに、こんなにも人気だ。」
岡田「アーティストってすごいっすね。」
そして、途中のコンビニに車を止め、必要なものを買った。
柴田「飲むヨーグルト買いすぎたか・・・?」
岡田「10本は買いすぎでしょ。」
柴田「お前だって、メロンパン8個はやってるだろ。」
岡田「そうですね・・ちょっと買いすぎましたね。」
そして、再度車を走らせた。
岡田「にしても、すごい決断をしましたね。小国町まで行くなんて。」
柴田「ここまでしないと、奴は熊本をまた脱出するからな。」
岡田「しかし、目を醒めたあの3人曰く、本当に整形をしていたとわね。」
柴田「一体どうやって・・・?」
とにかく、次は逃亡などさせない。
熊本から出れると思うなよ・・・・!
飯盛「はい、これで授業を終わります。じゃあ号令!」
教師の前でやる教師の練習。
今までは甘噛みだったし、無駄に緊張してて、
色々テンパっていた。でも・・・
今日は違う。
スラスラ喋れたし、普通の先生感が出ていた。気がした。
飯盛「どうでしょう・・・・か?」
教授「・・・・」
やっぱり、まだダメなのか・・・?
教授「・・・一体、どうやって練習したんだい?」
飯盛「へ?」
教授「今までとは、まるで別人と思うほど上達している。」
「無駄に緊張していないし、一度も噛んでいなかった。」
飯盛「あ・・・ありがとうございます!」
教授「正直言って、今まで見た中で1番上手だったよ。」
飯盛「ええ!本当ですか!?」
すごいすごいすごい!
やっぱり、授業をして良かった。
こんなにも成長しているなんて・・・!
あの子たちはいじめっ子だ。
でも、役に立つ時はあるんだ。
クズにはクズなりの、役割があるってことか・・・