コメント
1件
前垢の作品を使ってみました〜 。
私がどれだけ 貴方を愛していたと思ってるの ?
「 おはよ ! 」
透き通った元気な声で 、話しかけてくれて嬉しかった 。
その一言が1日を生きるエネルギーとなった 。
「 おやすみ 」
寂しそうに言ってくれて笑ってしまった 。
貴方の瞳は潤んでいた 。
「 大好き 」
貴方からの愛の言葉は 、私の心を全て満たした 。
でも 、彼から出てきた言葉は全て嘘だった 。
「 大好き 」 なんて 、1mmも思っていなかったんだね 。
五条悟くん 。
愛してる 。 大好きだよ 。
これからも 、ずっと 。
こんなこと考えてたのは私だけなんだ 。
貴方にはもう 、別の女がいたんだね 。
もう 、私の存在価値はないんだね 。
私は貴方に尽くすために生まれたの 。
でも 、貴方は私には尽くしてくれない 。
別の女に尽くしてるよね 。
私なんかより 、その女の方がいいんでしょ 。
「 大好きだよ 悟くん 」
私からはなった最初の言葉 。
「 なぁ 、やめろよ___。」
彼が初めて私の名前を呼んだ 。
綺麗な葵瞳は私の瞳を捕える 。
もう 、名前を呼んでもらえただけで 、満足だ 。
「 大好きだよ 悟くん 。永遠に私を忘れないでね 。」
「さようなら 。」
そう言って私は 、持っていたものを振り下ろした 。
葵瞳に刺さったそれは悟くんの顔を反射させた 。
飛び散った赤い液体は貴方の瞳と重なり 、美しい紫色へと変化する 。
胸は私の愛の大きさだけくり抜いた 。
冷たくなった彼をベッドに寝かした 。
「 おやすみ 悟くん 」
私はそのまま 、同じベッドへと入っていった 。
白髪の布団を私は掛けて 、ゆっくりと眠りについた 。
彼を感じて
今日もふたりベッドに入る 。
𝑒𝑛𝑑